THノベルズ「終章(proposal)」 [図書室]
奴が指定してきたのは、花見でにぎわう公園だった。
こちらに気づくと、奴はポケットに手を入れたまま歩きだした。
ついて来いということか…
*****
時間通りに彼女はそのビルに到着した。
雑居ビルは人の出入りが多く、誰も彼女のことなど気にしない。
眼鏡と帽子だけでこんなに印象が変わるものなのか…
軽くドアを叩く…。返事はない。
合い鍵は問題なくその役目を果たした。
「一度だけ」というあの男の条件など、はなから信用していない。
だが、合い鍵を作る方法は、ほかに思いつかなかった。
指先に塗ったマニキュアと、結いあげた髪は指示通り。
何にも触れないように、注意深く足を運ぶ。
机の上のコンピュータ…、警官の言ったとおりスイッチは入ったままだ。
かばんから、カセットコンロの部品を取り出し、電極を排気口に差し込む。
二度、三度とスイッチを入れると、コンピュータはその動きを止めた。
本当にこんなことで?
彼女は作業を終えると、すぐに部屋を出て鍵をかける。
トイレで髪を下ろし、眼鏡をはずす。
これでいい、雑居ビルに入った「眼鏡の女」はいなくなった…
*****
「内緒の話は、にぎやかな場所に限りますよ。」
「で、原稿は読んでいただきましたよね?結論をお伺いしましょう。」
男は勝ち誇ったように言った。
「おや、顔が変わりましたね。私が帰らなければ、原稿は自動送信される。そのくらいの用心はしてますよ。」
「それに声をあげれば困るのはあなたの方ですよ。 変な考えは起こさない方がいい。」
左のポケットから封筒を取り出す。
男は右手で受け取ると、中身も見ずに内ポケットにしまう。
今だ!
肩に左手を回し、がら空きになった「のど」にこぶしを叩きこんだ。
大きく開いた口に丸めたハンカチを押し込むと、腕をねじあげる。
男の顔が、苦痛にゆがむ。
「おい、こんなところで吐くなよ。」
周りから見たら、酔っぱらいを介抱しているようにしか見えないだろう。
公園の出口はすぐそこだ。
白い車が寄ってきた。後部座席に男を放り込むと、自分も乗り込みドアを閉める。
*****
彼女からの連絡を受けると、医師は公園へと車を走らせる。
指示通り公園の出口付近に車を止めると、エンジンを切った。
地元では桜の名所として名高い公園だ。周りにも結構な台数の車が止まっている。
目立つ心配はない。
来た…
気分の悪くなった男を介抱するように、よろよろと姿を見せた。
医師は車をスタートさせると、ドアのロックを外した。
二人が車に乗り込むと、安全を確認し車をスタートさせる。
ドアは自動的にロックされた。
あとは目的地まで、安全運転を心がけるだけだ。
*****
扉のロックを確認すると、男の手足をガムテープで縛り上げる。
男は抗議するように、手足をばたつかせる。
警官は男に顔を寄せると、言い聞かせるように話しかけた。
「原稿はPCと一緒に死んでるよ、もうおしまいだ。」
男が唸り声をあげる。
「バックアップはこれからゆっくり探させてもらう。何か残ってると面倒なんでね。」
「ああ、何か言いたいことはあるか?」
「貴様ら、こんなことして只で済むと…」
警官は男の鼻をひねりあげる。
「立場が分かっていないようだな。まあ、いい。二度と会うこともない…」
「殺人となれば、貴様らもおしまいだぞ!」
ハンカチが乱暴に押し込まれた。
「殺人?これからお前は消えるんだ。あとかたもなく。」
*****
ホテルのレストランでは、彼女が硬い表情で座っている。
「待った?」
医師は彼女の前に腰を下ろすと、言った。
「全部終わったよ、もう心配することは何もない。」
「一生君を守ってみせる。だから結婚してほしい。」
*****
再開発が進む港湾地区、ショッピングセンターやホテルの華やかなネオンがきらめく。
しかしブロックが一つ違うだけで、人通りは全くない。
ドボン。
運河にかかる橋から、何かが落とされた。
プロの仕事だ、浮かんでくる心配は微塵もない。
全ての秘密を抱えたまま、それは暗い水の底に沈んで行った。
*****
新しくできたショッピングセンターのフレンチとはいえ、有名シェフのセカンド店。
へー、おしゃれなとこ、知ってるじゃない。
… 一所懸命お店を探す姿を想像する、うふふ、似合わないね。ぐるナビかしら?
まあ、努力は買いましょう。
周りを見渡すと、やっぱりカップルが多いみたい。窓際の特等席、外には夜景が広がっている。 話ってなんだろう、ドキドキする。
あ、息を弾ませ彼の登場、時間ぴったり。 ジャケットはこの間のプレゼントだ。うん、よく似合ってる。
「待った?」
「ええ、たっぷりと」
きっと100点の笑顔だ。彼の顔が赤くなる。
「普通、こういうときは女性があとから来るものよ。」
「ごめん。でも、時間ぴったりだよ…。」
ちょっといじめてちゃおう。5分前に来たのは内緒だ。
キールとビールが届いた。彼はのどが渇いていたのか、一気に飲み干す。
あーあ、アペリティフを一気飲みしちゃった…。
「えっと、食事の前に話をしたいんだけど…。」
「結婚してほしい。今すぐは無理だけど、警官もやめてお父さんの会社に入るよ。」
え?いきなり? ムードも何もあったもんじゃない。
グラスを持つ手が震える。うん、大丈夫、ばれてない。
返事の代わりに、優雅に微笑んだ(つもり)。きっと今の笑顔は120点だ。
うれしそうに笑う彼も120点の笑顔。
*****
届けられただけでも年間10万人が、それぞれの理由でその姿を消していく。
そして行方不明者は、その事件性が証明されない限り、
ほとんど捜査もされることもない。
*****
あー、おいしかった。幸せな気分だと、何を食べてもおいしいね。
「じゃあ、行こうか。」
あ、頭に何かついてる。
「ちょっと待って。」
桜の花びらだ。
一生の記念に、大切にとっておこうっと。
(了)
-----------------------------------------------------------------
こんにちは、THです。
連載もやっと終了です。皆さんお付き合いいただいて、ありがとうございました。
試行錯誤が続きましたが、無事終えることができました。
ここで発表の機会をいただいた、校長代理のけぇちゃん。サンクスです。
ずっと1,800字をキープしてきたのですが、最終回は長くなってしまいました。残念!
今回はあとがきも長めです。許してね。
一話完結、連作形式でスタートしたわけですが、後半は「続き」を意識した形にしてみました。
私としても、仲間内での読み合いではなく、作品を発表するのは初めてだったので、
必要以上に肩に力が入ってしまいました。そのせいで設定が分かりにくくなって
しまった部分もあるかと思います。その辺は後半でおさめたつもりなのですが、
いかがでしたでしょうか?
内容について作者がいろいろ書くのは、枠なので(粋じゃない)、ここでは置いておきます。
さて、前回のコメントにも書かれていましたが、この1,800字という「自分ルール」は
NBOの三連SSを意識したものです。どうですか?このくらいの分量なら、書けそ
うな気がしませんか?あちらは500字制限がありましたが、皆さんこのくらいの
文章は書いていたんですよ。SSはアイデア勝負のところもありますが、ぜひ挑戦
してみてください。
最後に、これまでコメントを寄せていただいた皆さん、ありがとうございました。
中にはほめすぎ(褒め殺し?)なものもあり、ちょっと恥ずかしいのですが…。
ただ、こうして作品を発表してみて気がついたことがあります。
「コメント」は、読者にとってはただの「コメント」です、私もそうでした。で
も、書き手にとっては、「応援」なんですね。たとえそれが厳しいコメントだっ
たとしても。XXさんが何度も書いていたことの意味が、ほんの少し、わかったよ
うな気がしています。
せっかく久しぶりに書いた原稿なので、時間ができたら加筆訂正して、
別の形にしてもいいかなと、また無謀なことを考えています。
ということで、あとがきも含め、長々とお付き合いありがとうございました。
こちらに気づくと、奴はポケットに手を入れたまま歩きだした。
ついて来いということか…
*****
時間通りに彼女はそのビルに到着した。
雑居ビルは人の出入りが多く、誰も彼女のことなど気にしない。
眼鏡と帽子だけでこんなに印象が変わるものなのか…
軽くドアを叩く…。返事はない。
合い鍵は問題なくその役目を果たした。
「一度だけ」というあの男の条件など、はなから信用していない。
だが、合い鍵を作る方法は、ほかに思いつかなかった。
指先に塗ったマニキュアと、結いあげた髪は指示通り。
何にも触れないように、注意深く足を運ぶ。
机の上のコンピュータ…、警官の言ったとおりスイッチは入ったままだ。
かばんから、カセットコンロの部品を取り出し、電極を排気口に差し込む。
二度、三度とスイッチを入れると、コンピュータはその動きを止めた。
本当にこんなことで?
彼女は作業を終えると、すぐに部屋を出て鍵をかける。
トイレで髪を下ろし、眼鏡をはずす。
これでいい、雑居ビルに入った「眼鏡の女」はいなくなった…
*****
「内緒の話は、にぎやかな場所に限りますよ。」
「で、原稿は読んでいただきましたよね?結論をお伺いしましょう。」
男は勝ち誇ったように言った。
「おや、顔が変わりましたね。私が帰らなければ、原稿は自動送信される。そのくらいの用心はしてますよ。」
「それに声をあげれば困るのはあなたの方ですよ。 変な考えは起こさない方がいい。」
左のポケットから封筒を取り出す。
男は右手で受け取ると、中身も見ずに内ポケットにしまう。
今だ!
肩に左手を回し、がら空きになった「のど」にこぶしを叩きこんだ。
大きく開いた口に丸めたハンカチを押し込むと、腕をねじあげる。
男の顔が、苦痛にゆがむ。
「おい、こんなところで吐くなよ。」
周りから見たら、酔っぱらいを介抱しているようにしか見えないだろう。
公園の出口はすぐそこだ。
白い車が寄ってきた。後部座席に男を放り込むと、自分も乗り込みドアを閉める。
*****
彼女からの連絡を受けると、医師は公園へと車を走らせる。
指示通り公園の出口付近に車を止めると、エンジンを切った。
地元では桜の名所として名高い公園だ。周りにも結構な台数の車が止まっている。
目立つ心配はない。
来た…
気分の悪くなった男を介抱するように、よろよろと姿を見せた。
医師は車をスタートさせると、ドアのロックを外した。
二人が車に乗り込むと、安全を確認し車をスタートさせる。
ドアは自動的にロックされた。
あとは目的地まで、安全運転を心がけるだけだ。
*****
扉のロックを確認すると、男の手足をガムテープで縛り上げる。
男は抗議するように、手足をばたつかせる。
警官は男に顔を寄せると、言い聞かせるように話しかけた。
「原稿はPCと一緒に死んでるよ、もうおしまいだ。」
男が唸り声をあげる。
「バックアップはこれからゆっくり探させてもらう。何か残ってると面倒なんでね。」
「ああ、何か言いたいことはあるか?」
「貴様ら、こんなことして只で済むと…」
警官は男の鼻をひねりあげる。
「立場が分かっていないようだな。まあ、いい。二度と会うこともない…」
「殺人となれば、貴様らもおしまいだぞ!」
ハンカチが乱暴に押し込まれた。
「殺人?これからお前は消えるんだ。あとかたもなく。」
*****
ホテルのレストランでは、彼女が硬い表情で座っている。
「待った?」
医師は彼女の前に腰を下ろすと、言った。
「全部終わったよ、もう心配することは何もない。」
「一生君を守ってみせる。だから結婚してほしい。」
*****
再開発が進む港湾地区、ショッピングセンターやホテルの華やかなネオンがきらめく。
しかしブロックが一つ違うだけで、人通りは全くない。
ドボン。
運河にかかる橋から、何かが落とされた。
プロの仕事だ、浮かんでくる心配は微塵もない。
全ての秘密を抱えたまま、それは暗い水の底に沈んで行った。
*****
新しくできたショッピングセンターのフレンチとはいえ、有名シェフのセカンド店。
へー、おしゃれなとこ、知ってるじゃない。
… 一所懸命お店を探す姿を想像する、うふふ、似合わないね。ぐるナビかしら?
まあ、努力は買いましょう。
周りを見渡すと、やっぱりカップルが多いみたい。窓際の特等席、外には夜景が広がっている。 話ってなんだろう、ドキドキする。
あ、息を弾ませ彼の登場、時間ぴったり。 ジャケットはこの間のプレゼントだ。うん、よく似合ってる。
「待った?」
「ええ、たっぷりと」
きっと100点の笑顔だ。彼の顔が赤くなる。
「普通、こういうときは女性があとから来るものよ。」
「ごめん。でも、時間ぴったりだよ…。」
ちょっといじめてちゃおう。5分前に来たのは内緒だ。
キールとビールが届いた。彼はのどが渇いていたのか、一気に飲み干す。
あーあ、アペリティフを一気飲みしちゃった…。
「えっと、食事の前に話をしたいんだけど…。」
「結婚してほしい。今すぐは無理だけど、警官もやめてお父さんの会社に入るよ。」
え?いきなり? ムードも何もあったもんじゃない。
グラスを持つ手が震える。うん、大丈夫、ばれてない。
返事の代わりに、優雅に微笑んだ(つもり)。きっと今の笑顔は120点だ。
うれしそうに笑う彼も120点の笑顔。
*****
届けられただけでも年間10万人が、それぞれの理由でその姿を消していく。
そして行方不明者は、その事件性が証明されない限り、
ほとんど捜査もされることもない。
*****
あー、おいしかった。幸せな気分だと、何を食べてもおいしいね。
「じゃあ、行こうか。」
あ、頭に何かついてる。
「ちょっと待って。」
桜の花びらだ。
一生の記念に、大切にとっておこうっと。
(了)
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こんにちは、THです。
連載もやっと終了です。皆さんお付き合いいただいて、ありがとうございました。
試行錯誤が続きましたが、無事終えることができました。
ここで発表の機会をいただいた、校長代理のけぇちゃん。サンクスです。
ずっと1,800字をキープしてきたのですが、最終回は長くなってしまいました。残念!
今回はあとがきも長めです。許してね。
一話完結、連作形式でスタートしたわけですが、後半は「続き」を意識した形にしてみました。
私としても、仲間内での読み合いではなく、作品を発表するのは初めてだったので、
必要以上に肩に力が入ってしまいました。そのせいで設定が分かりにくくなって
しまった部分もあるかと思います。その辺は後半でおさめたつもりなのですが、
いかがでしたでしょうか?
内容について作者がいろいろ書くのは、枠なので(粋じゃない)、ここでは置いておきます。
さて、前回のコメントにも書かれていましたが、この1,800字という「自分ルール」は
NBOの三連SSを意識したものです。どうですか?このくらいの分量なら、書けそ
うな気がしませんか?あちらは500字制限がありましたが、皆さんこのくらいの
文章は書いていたんですよ。SSはアイデア勝負のところもありますが、ぜひ挑戦
してみてください。
最後に、これまでコメントを寄せていただいた皆さん、ありがとうございました。
中にはほめすぎ(褒め殺し?)なものもあり、ちょっと恥ずかしいのですが…。
ただ、こうして作品を発表してみて気がついたことがあります。
「コメント」は、読者にとってはただの「コメント」です、私もそうでした。で
も、書き手にとっては、「応援」なんですね。たとえそれが厳しいコメントだっ
たとしても。XXさんが何度も書いていたことの意味が、ほんの少し、わかったよ
うな気がしています。
せっかく久しぶりに書いた原稿なので、時間ができたら加筆訂正して、
別の形にしてもいいかなと、また無謀なことを考えています。
ということで、あとがきも含め、長々とお付き合いありがとうございました。
THさん
[祝]連載終了[祝]です
3ヶ月こつこつとしかも丁寧な連絡もいただきつつ貴重な時間をさいて
連載をすすめていただきつつ本当にありがとぉございます[☆]
もう一度初めから通して読み返したい作品なんだなぁ
はぅ
大幅加筆!重版をおまちしておりまつ
by ke_co_ltd (2009-08-20 08:05)
あ~あぁ終わっちゃた!
最も続きが読みたかったなぁ~
楽しかったです。
今回は一話完結のスタイルでしたが、次回はディテールを書き込んだ物も読みたいです。
楽しみにしています。
お疲れ様でした。
by 002Z (2009-08-20 08:13)
まずは、連載お疲れ様でした。
見事に完結しましたね~
しかも最後に、何かを予感させる桜の花びら…
加筆された新装版もお待ちしております。
素敵な作品ありがとうございました。
by 022 koge (2009-08-20 08:37)
THさん
ついに完結しましたね。お疲れ様でした。
次回(今後)もあるのかな?楽しみにしてますね~!
こういう結末の物語って少ないので凄く面白いです。
(あー、そう言えばトウモロコシ絡みで・・・ジョーにデップが
主演の多重人格者の映画がありましたねぇ・・・)
心配なのはPCが復活することですね。
猫目師匠!出番ですよ~!
あう
by A.U. (2009-08-20 09:24)
すごく楽しませていただきました、ありがとうございます。
最後の一文が、かわい恐い感じでいいですね。
なんだか終わっちゃうのが残念です。
もう今から次が待ちきれません。
by 023-QT (2009-08-20 10:03)
☆THさん。
連載お疲れ様でした。
毎回展開を想像しながら楽しませていただきました。
この終り方だと、その後の新展開が待ってたりしそうですね!
次は紅葉の頃でしょうか。。。(笑
枠枠。
by 026 Old Y (2009-08-20 14:22)
THさん、連載終了おめでとうございます&お疲れ様。(^_^)
まさかこの展開でハッピーエンドとは・・・。
エライどんでん返し。(^^;;)
楽しませてもらいました。
by 015 猫目 (2009-08-20 15:04)
THさん、ありがとうございました!!
毎回とても楽しみにしてました~。
カセットコンロ…うわ~気になる気になる。
眼鏡と帽子で変身してみたい。(そこ?)
終わっちゃうのがもったいないなぁ。
通しで読み返しつつ、次の作品に会えるのを楽しみに。
重版賛成!>けぇたん
by 030 ダルコ (2009-08-20 20:37)
TH さま
連載のひとまずの完結、おめでとうございます。
お疲れさまでございました。
何か「太陽が〇っぱい」とか、「シネマde青春
プレイバック」でいうと「地下室のメロディ」などの
往年のフランス映画を想起させるラストだと感じました。
職場で読むのに夢中になり過ぎて、電話もとらなくなる
なんてことがしばらく無くなると思うとちょっと残念です。
次回作も期待しております。
by 057 郷午言 (2009-08-21 01:21)
THさん
連載終了おめでとうございます。
また、お疲れ様でした。
道明寺の話面白かったです(違
毎回、文字数を決めての投稿…、
お主も悪よのう(意味不明
加筆の文章も期待しております。
by 061 CSの語り (2009-08-22 07:18)
THたん、おつかれさんですた。
、、、改めて通して読んでみると、
週刊では気がつかないことが結構あって驚きましたの。
白犬ですた。
加筆等々お待ちしておりますぉ!
by 031 11 @ 最初から読み返してみた (2009-08-22 18:16)
THさん
連載お疲れ様でした。
時々彼がどの彼で、彼女がどの彼女か見失いかけてしまったり、セリフの主が誰だったか判らなくなりかけたりしたので、勝手に彼(医師)や彼(警官)に名前を付けて話を追いかけなおしたりしましたが、そのへんに多少の混乱を生じさせることをも意図しておられたのでしょうか?
油断してると読み違えの罠にはまる。
そんな感じで緊張感を欠かすことのできない作品でした。通して読み返してみると二度オイシイです。また次の作品も楽しみにしております。ありがとうございました。
>みゃさん
エア新書の最新刊をこれで。いっちゃってください。ぜひ。
by 045 ch-kってゆーかC★ちさとでーっす (2009-08-24 08:56)
だめですねぇ。深読みしすぎちゃうのが私の悪い癖です。
「決意」での
「警官である彼にはその方法が分かっていた。
協力者の心当たりもある。」
「その方法」って何?
「協力者」ってだれ?
「医師は、震える手で彼女のそれを握りしめた。」
「それ」って何?
「部屋のドアが薄く開くと、キーホルダーが床に落とされた。
これから部屋で行われることを頭から振り払う。」
なぜキーホルダーが? 医師は部屋の外?ということは?「これから部屋で行われること」ってXX(18禁)?
終章での「グラスを持つ手が震える。うん、大丈夫、ばれてない。」
なにがばれてない?
intermissionでの「ただ知っていることを話しただけだ。あんな奴、死ぬまで刑務所にいればいい。」からはただのお嬢様とは思えない。深読みが必要なのか?そうなのか?
・・・いやいや深読みは必要なさそうだ。
終章で「その方法」「協力者」「それ」「キーホルダー」「XX」はほぼ特定できた。雑居ビルに入った「彼女」は彼女ではない。「ばれてない」のはたいしたことではなさそうだ。
「バックアップ」はあるのか。見つかるのか。
不明点を残したままですが。THさん、まずは完結、お疲れさまでした。
by kk (2009-08-25 18:52)
THさん まずは おつかれさまでしたぁ
むむむってところもーー。
そう、kkさん同様 いろんな伏線などを気にしてしまうのかも。
だから ぼくの中では とっても続編(次回作?)期待^^
毎号 とても楽しみにしてました。本当におつかれさまでしたぁ。
by 032_oyasan@まおたん (2009-08-25 22:35)
(エヴァ的解説・なんちゃって)
ファーストインパクトは零号機の覚醒によって偶然引き起こされた。その覚醒は、第一の使徒の零号機およびそのパイロットへの精神的・物理的攻撃により引き起こされたものだった。
ファーストインパクトの後、二号機の覚醒は第二の使徒による肉体への攻撃により引き起こされた。しかし、二号機は暴走し、その暴走を隠蔽するため、自身をも傷つける。
初号機の覚醒は、病院深部に隠されていたSS機関を失った第一の使徒に対する零号機の精神攻撃を止めるためのものだった。すなわち、零号機覚醒の原因であった第一の使徒への零号機の精神依存を認識した初号機は、第一の使徒の肉体を消滅させることで、零号機の完全覚醒を促した。しかし、同時に初号機パイロットは零号機パイロットに精神的に依存し始め、次第に精神深部を操られていく。
覚醒した二号機は、現実に適応すべく努力するが、暴走した精神を抑えきれず、その途中で第三の使徒も破壊する。
そして第四の使徒が三機に関する機密文書を作成し、三機に対して攻撃してきた。その攻撃によって零号機・初号機は第四の使徒に精神崩壊の寸前まで追いつめられる。
だが、現実に適応しはじめた二号機は反撃を開始。第四の使徒が作成した三機に関する機密文書の抹消のため、第四の使徒の基地を特定、零号機と初号機は使徒に操られているようにみせかけその合鍵を手に入れる。
反撃の用意は整った。零号機は基地に潜入し、機密文書を抹消。二号機は第四の使徒を消滅させる。第四の使徒の抜け殻は、二号機にその存在を明かされ初号機によって手配された特別処理機関によって迷宮へと処分された。これがセカンドインパクトである。
しかし、機密文書のコピーが未知の使徒によって保管されている可能性は捨て切れない。第五の使徒は現れるのか。サードインパクトは未然に防げるのか。その時まで覚醒した三機は暴走せずにパイロットの精神深部に眠り続けることができるのか。はたまた、未熟なまま三機によって傷つけられたパイロットの精神は補完されるのか・・・それはまた別の話である。
by kk (2009-08-28 14:09)