あたたかい北風の吹く街より Page‐2 さあ、どれにする―? [校長室]
私は、シドニーのとある現地事務所にフリースペースで机を借りている。
オフィスに顔を出すのはたいがい午前十時をまわった時間だ。お昼を過ぎることも少なくはない。まるで重役出勤のような気分で、私は毎日部屋を出る。
ネクタイを締めるのは最初の一週間でやめた。
なまじネクタイなんかしてデスクに座っていると、私を駐在員と間違えた来客が提出書類の不備を教えてくれと訊ねてきたり、ランチタイムで同席したビジネスマンが高値記録を更新中の為替レートの天井予測を迫ってきたりするからだ。
彼らには、私がバンカーか証券ディーラーのように見えるのだろうか。肩までかかるような長髪だってのに。
以来、膝の擦り切れたジーンズとおろしたてのスニーカーが私の定番になった。
この格好なら、私はバイトくんですという顔をして平然としていられる。
お昼近い午前、シティーの中央を走るエリザベス・ストリートで私はバスを降りる。屋外イベント会場によく利用されるマーティン・プレイスの石段を駆け下り、ちょっとした広場と言ってもいい広いバラックス・ストリートを横切る。
私はもう、すっかり〝シドニーっ子〟のような顔をして街を闊歩している。
広場の両側は、バンを改造した花屋と果物屋が毎日店を出している。
赤や紫をちりばめた色鮮やかなブーケが一束二ドル。エプロン姿のおじさんの笑顔はチャーミングで、いつも陽気にラッピングをしている。
荷台に山積みされた果物屋の前にも列ができている。
アタッシュケースをさげたビジネスマンが、一個だけ買った林檎をその場で噛じる。
女性の胸に抱えられた紙袋からは洋梨がのぞいている。
バラックス・ストリートを横切るときの変わらない光景だ。
トニーの店は、広場の行き止まりの角にある。
オフィスに顔を出す前、彼の店に寄って英会話の軽いウォーミングアップをこなすのが私の日課だ。
トニーはちょっとだけジョージ・マイケルに似ていて、左の耳にピアスを空けている。
今朝もまた、カウンターについた肘に頬をのせ、顔を左右に振りながら、鼻歌まじりに私を迎え入れる。こじんまりとしたスーパーの若い経営者のレパートリーはアメリカンロックが多い。今朝の曲はボン・ジョビだ。
おはよ――、と言いかけて、私は時刻を確認する。
前に一度、昼過ぎにおはようと挨拶して、もう午後だぜ、とトニーに言われたことがあるからだ。首でリズムをとりながらトニーが応える。
「やぁ、おはよう。今日は何にする?」
私はトニーの後ろの棚に目をやって、指を指しながら数え始めた。
「いちばん上の段の、右から一、二……、九番目のやつを」
「だろうね」
にやにやしながら彼がつまみあげたのは、煙草だ。まるでその〝銘柄〟を選ぶことを知っているかのような顔つきで。
そして私は、彼がカウンターに置いた煙草を見ながら、英会話のウォーミングアップに入る。初めて見るな、これは何ていう煙草――?
「これかい、これは〝ステアリング・スペシャルマイルド〟ってんだ。そんなにキツくないな。昨日の〝ベンソン&ヘッジ〟じゃダメなのか」
「悪くはないけど……、一応は全部試してみないとね」
「日本人ってのは、煙草にもうるさいんだな。一週間も通い詰めて、まだ気に入った煙草が見つからないなんてさ」
トニーは軽口をたたく。
私は〝浮気〟はしないんだ――、と言い返そうとしたけれど、浮気という英単語を知らなかったから黙っていた。私の発音が悪かったのか、つい昨日も〝発明 devise 〟という言葉がトニーには〝離婚 divorce〟と聞こえたらしく、たいへんややこしい話になったばかりだ。
私はめったなことで〝浮気〟はしない。煙草に関してだが。
そう簡単に〝お口の恋人〟を取っかえ引っかえするするようなことはしないのだ。だから〝もらい煙草〟もほとんどしない。一途なのだ。吸い馴れていない煙草は嫌いなのである。が、オーストラリアで日本製の煙草を入手するのはまず不可能と言っていい。
しかし、煙草のない生活もまた私には不可能と言っていい。
だから、吸い馴れた煙草に近い味の煙草を毎日探しては、試みていた。
オーストラリアという国は、なかなか禁煙運動の盛んな国だ。わずか一週間のうちに、私は行く先々で両手の指では足りないくらいのひとたちから禁煙を勧められた。そのたびに、私はこんなふうに言って相手を呆れさせていた。
「ジャーナリストというのは実はサイドビジネスで、本職はこれ……、煙草を吸うことなんですよ。だから、たいへん申しわけないのだけど、仕事の邪魔をしないでくれませんか」
幸いなのは、オーストラリアにはユーモアと個人の権利を解してくれるひとがまだいるということだ。私だってレストランに入れば、たとえ喫煙席に通されても両側のテーブルにお伺いをたててから吸うように気を配っているのだから、個人の権利が許されているかぎり、豪に入っても豪に従う気はない。
ときおり、煙草を吸ってもいいか、と訊くと、きっぱり〝ノー〟と応えるひとがいて、そういうときは我慢しているのだし。個人の権利には、互いに尊重しあう気持ちが大切だということだ。
しかし、禁煙を強いられるのも苦痛だが、お気に入りの煙草のない生活は私にはもっと苦痛のように感じられる。
煙草とシャワーとコーヒーとアイ・ラブ・ユーは、私の生活に不可欠なアイテムだ。
生きる上で必要な四元素のうち、いま、ふたつが欠けている私に、トニーはひどく同情してくれている。
だから、アイ・ラブ・ユーを見つけるのはもうちょっと先のこととしても、気に入った煙草くらいは早く見つけたいと思っている。
オーストラリアに来てからの一週間ちょっとで、私は、ストラッド、マルボロ、ダンヒル、ウィンフィールド、ロングビーチ、JPS、ケント、ベンソン&ヘッジ――、と八種類の煙草を試してみた。トニーの店の棚に並べられた、右から順にだ。
その法則に則っていくと、今日は右から九番目に陳列された〝ステアリング〟を選ぶことになるのだ。トニーがにやにやしながら、わかっていたぜ、と言いたげだったのはそういう理由だ。
それにしても――、と私は手に取ったステアリング・スペシャルマイルドに目をやる。
なかなか気に入った煙草に巡り会えない。
とにかく種類が多すぎるのだ。銘柄ではない。〝軽さ〟の種類が多すぎるのだ。
オーストラリアの煙草には、どんな銘柄にも、まずはベースとなる〝レギュラー〟があり、次に〝マイルド〟があって、さらに〝スペシャルマイルド〟と続く。どういう規準で〝軽さ〟のランクが決められるのかはわからないけど、同じ銘柄なのに〝スーパーマイルド〟や〝エクストラマイルド〟なんてネーミングもある。
かと思うと〝ライト〟の表示をしている煙草もある。
ライトがあれば、当然のように〝スーパーライト〟が登場し〝ウルトラライト〟が後ろにひかえている。
どちらかというと、私は〝重い〟煙草を好んで吸っている。
軽い煙草は吸った気がしないからだ。しかし、愛煙家の嗜好はどんどん軽くなっているらしい。この調子でいくと、そのうち〝ミラクルライト〟とか〝ダイナマイトライト〟〝エンドレスライト〟なんてのが出てくるのかもしれない。
* * *
吸い馴れた煙草がなくなったのは、シドニーに着いた日の午後だった。
搭乗時間に遅れて、離陸を三十分も引き延ばした張本人には、残念ながら免税店で煙草の買い置きをする時間が与えられなかったからだ。
それは、いとおしく吸い馴れた煙草との永いお別れを意味していた。
最後の一本を吸い終え、空箱をひねりつぶしたときのあの悲しみ。私は切なさを胸に抱きながらオフィスを抜け出し、新しい恋人を探すことにした。おそらく、私は別れ話をした直後に、すれ違った女の子に声をかけるようなお調子者なのだ。
そのとき飛び込んだのがトニーの店だった。
トニーはやっぱりカウンターに肘をついて鼻歌を口づさんでいた。やあ。えっと、煙草を探しているんだけど、よくわからないんだ。どんな銘柄があるのか――、私はしどろもどろだったと思う。でも、初日の英会話なんてこんなもんだ。英語で生活するのなんて何年ぶりかだし。
こいつはどうやら煙草が欲しいらしい、と相手がわかってくれれば、まずは合格だ。
「シガレット? ライト? オーカイ」
オーストラリア人の英語は、発音記号で〝ei〟と示すところを〝ai〟と発音する。
だから〝OK〟は〝オーカイ〟になり、数字の8は〝アイト〟になる。
今日は〝トゥダイ〟だ。
today が to die と聞こえるから、私は今日病院に行きます、という文章が、オーストラリアの発音だと、私は病院に死にに行きます、になるのだ。だから、彼らには〝発明〟が〝離婚〟に聞こえたりもする。なんともややこしいが、これは決して彼らの英語が未熟だからじゃない。
トニーは後ろの棚を一瞥すると、陳列した煙草を全部カウンターの上に並べた。
そして、その一つひとつを手に取ると、彼はゆっくりと講義を開始した。私のような外国人にレクチャーを施す時間があるほど、トニーの店は暇だった。
「これはタールが八ミリグラム、ほら、ここに書いてあるだろう。こっちはもっと軽くて四ミリグラム。これはと、あぁ、これも四ミリグラムだ。これは……、これはちょっとキツいな、十二グラムだから」
彼は手当たり次第、含有タール分の重さを読んで聞かせてくれた。
そんなものはパッケージの横を見ればわかるのだが、私の英語があまりにひどかったのか、彼はかなり親身になってくれようとした。
私はただひたすらに、ふむふむとうなづいている。プロフェッサー・トニーとデキの悪い生徒が一名、カウンターを隔てて顔を突きあわせてる昼下がりだった。
しかし、トニーの講義もまんざら無駄ではないのだ。
日本製の煙草にもタールとニコチンの含有量は印刷されているが、オーストラリア製の煙草には〝コバルト含有量〟も明記されていることがわかったからだ。
銘柄によって、レギュラーやマイルド、ライトとややこしいくらい細かく分けられているのは、どうやらこのコバルト含有量による分類らしい。まだ勘をつかめないオーストラリア英語で、トニーがそんなように説明していたように思う。
そしてもう一つ、私はとても重要なことに気づいた。
いわゆるメジャーな煙草には、ほとんどが〝二十五本入り〟のボックスタイプがあるということだ。日本では専売公社の民営化と円高の恩恵で、かつては〝洋モク〟と呼んでいたボックスタイプの煙草もそれほど贅沢品ではなくなったが、オーストラリアでは一箱の本数が違う。この二十五本入りボックスタイプは〝キングサイズ〟と言うらしい。
これを買い求めるときには、実はコツがある。
「ケント、トゥエニーファイブ」
通は素気なく言って買うのだ。
日本語に訳すと――、ケントだ、二十五本入りのやつをくれ。
別の煙草屋の店先で列んでいたおじさんが、そんなふうにいってキングサイズの煙草を買い求めていた。そのとき、おじさんは右肩を迫り出すように、身体を斜めに構えてもいた。それがさまになっていて、実に粋に見えた。
その姿に感激した私は、以来、キングサイズを買うときはおじさんの真似をすることにしている。真の愛煙家は、愛すべき煙草を買い求めるときでさえポーズに気を配るものなのだ。私が忘れていたダンディズムを、あのおじさんは教えてくれてもいた。
* * *
シドニーに着いた日の昼下がり、カウンターには数十個の煙草が並べられた。
私が唸っているうちにトニーの姿は裏口へ消え、数分後に戻ってきたとき、彼の腕には三箱の段ボールが抱えられていた。
売り切れたまま補充するのを忘れていたのか、棚には陳列されていなかった煙草だ。
トニーは段ボールの封を切ると、ドミノのように並べた煙草右端に〝新顔〟のそれらを一つひとつつなげた。
カウンターの端から端まで〝煙草〟がずらり連なっている。その数はおよそ五十種類。
これが全部、私の新しい恋人候補。どれも、あたしを選んでと言っているかのようだ。
しかし、残念ながら私には彼女たちの味がわからない。このなかにはきっと私好みの子がいるはずなのだが、どの子が優しくて、どの子が刺激的なのか。困ったね、これは。
う~むと唸る私を前に、トニーは笑顔をたたえながら、両手を広げて言った。
さぁ、どれにする――?
* * *
今週は〝煙草〟のお話でした。
これはシドニーに着いて、第二週めに書いたコラムです。
いきなり煙草のことを書くなんて、いかにも私らしいです。
煙草は私にはそれほど必要なアイテム。私が煙草を吸うのも映画のせい(c) by 黒犬。
日本を発つとき、私は夕方の便を予約していたので、成田空港には昼過ぎに着いて、早めにチェックインだけは済ませていました。見送りに来てくれた友人が何人かいて、彼らと別れを惜しんでいる間に出国手続きが始まる時刻になっていたことも忘れ、気づくと港内放送で私の名前が呼ばれていました。とっとと来ねえと出発しちまうぞ、という内容のアナウンスでした。
思いッきり慌てた私。
友人たちとの別れもそこそこに手続きに向かうと、そこには別の便で出発する人たちの長い行列ができていて、私はその列をかき分けてブースの前まで進み――、早い話が思いッきり割り込んで出国手続きを済ませると、ブースの後ろに空港職員が待機していました。というか、私の名前を書いたプラカードを持って立ってた。
「××です。すみません、遅れて」
その職員はトランシーバーだか何かの通信機器を持っていて、いまお見えになりました、これからそちらに向かってもらいます、とか何とか。どーやら機長さんとやり取りしていたらしく、五分以内に何番ゲートまで走ってくれ。と言われました。確か、いちばん端っこのゲートでした。
走りましたね、私。小学生のころ、新潟県の陸上大会で100メートルの地区タイ記録を出したこともあるくらい逃げ足……、じゃなくて、駈けっこは早かったのだけど、あのときは本気で走った。だって、五分以内に着かなかったら乗れません。と言われたんだもの。だから走った。
で、何とか間に合って飛行機に乗り込むと、他の乗客はとっくに着席していて、ものすごく冷たい視線が私に向けられていた。理由。私のせいで離陸が30分近く遅れたから。
免税店で煙草の買い置きを買うこともできなかったのはそーいう理由だったのですが、今回の原稿は個人的にちょっと気に入ってます。
全体の構成に、いまの私に通じるものを感じたからですね。シャベルが必要なくらい稚拙なんだけど、私なりに頑張って書いていたのだなぁ。と思うとやっぱり懐かしい。私のせいで離陸が遅れたこともすっかり忘れていたし。問題児はどこに行っても問題児。
いまにして思うことだけど、当時は日本でも煙草の種類はそんなに多くなかった。いまでこそ1ミリグラムの信じられないくらい軽い煙草もありますが、そんな煙草が登場するなんて私には考えられなかった。インターネットと同じです。禁煙運動もそうだね。
たった15年かそこらで、世の中は大きく変わる。
15年前には当たり前の感覚で書いていた原稿だけど、いま読み返せばサッカーのブラジル代表並みに〝強気〟な内容です。煙草や喫煙がテーマなだけにね。これと同じくらい強気なことをウェブマガジンで書いたら、コメント欄がものすごいことになるんだろうな。ということが想像できます。ねぇ、Old Y。
余談ながら、『長目飛耳』全38回中、もっともPVを稼いだのはJTの〝ブレンダー〟の回です。あの頃は私もおとなしく正当なルポを書いていて、アンチくんにも目をつけられることがなかったせいか、幸いにも批判的なコメントはなかったように記憶していますが、煙草を取り上げると、それだけで食いつく読者がいる。というのがウェブの実態。
愛煙家は肩身が狭い。という言葉はすっかり常套句のようになってしまいましたが、私からすると、愛煙家は卑屈になった。というような感じです。気づけば、私の周りにも禁煙に成功したひとが何人もいて、さらに気づけば、まだ吸い続けてはいるものの、ものすごく軽い煙草を吸うようになった人もいます。時代なんだね。
私は、オーストラリアに行く前から吸っている同じ銘柄の煙草をいまも愛飲しています。20年来の友人にも、お前はむかしっからその煙草だな、と言われますが、浮気はしないんだな、煙草に関しては。もちろん私生活でもしません。妻帯者なんだし。
さらに言えば、私が愛用しているライターは、私が生まれた頃に父親が使っていたジッポで、だからサッカーのブラジル代表並みに古いものなのですが、私はそのジッポかマッチでしか煙草の火をつけません。それはこだわりです。浮気はしないんだな、煙草に関しては。
ところで、文中に出てくる〝ボックスタイプ〟という言葉ですが、いまで言うところの〝ハードパッケージ〟のことです。いわゆる硬い箱。当時はそんな言葉もなかったはずなので、思いつくままボックスタイプという表現を使っていました。
シドニーではとにかくいろんな煙草を吸ってみて、というか、途中から面倒くさくなって〝軽い〟煙草はパスしたのですが、ようやく気に入った煙草に出会うことができました。ピーター・スタイヴァザントという銘柄で、帰国する頃にはすっかりこの煙草が好きになっていたのだけど、今度は日本に売ってないんですね。だから渡豪してすぐに別れた恋人と縒りを戻したわけですが。
オーストラリアはいまやアメリカに匹敵するくらいの〝禁煙大国〟になり、現在ではトニーの店のような個人商店で煙草を陳列することも法律で禁止されているのだとか。レストランやパブ、公共施設での喫煙はもうほとんどできないらしいです。
葉巻は紳士のたしなみ。と言っていたイギリスでさえ、パブでの喫煙は全面禁止だっていうし。英国紳士はもういないということでしょーか。
オーストラリアは治安もよく、とても住みやすい国だったので、老後は移住するのもアリかな。と思っていたのだけど、思うように煙草も吸えない国になってしまい、老後の移住プランは白紙撤回です。とても残念。
余談ですが、目黒と銀座に、男のダンディズムを語れるシガーバーがあります。煙草とお酒がお好きな方は今度ご一緒しましょう。
しかし、ワタクシ的にはたいへん懐かしいコラムでした。
というわけで、あたたかい北風の吹く街より、は次週に続きます。
こ、校長!
読み進んでいたら唐突の登場ってどういうこと?
>これと同じくらい強気なことをウェブマガジンで書いたら、コメント
>欄がものすごいことになるんだろうな。ということが想像できます。
>ねぇ、Old Y。
はて?死ぬまdeでもミクでも喫煙についてふれたことあったけ?
『長目飛耳』の時はロム潜だったし、初登校はシネマだし札幌・稚内には行ったことはないが、これには何が隠されているのだそんなことを考えると夜しか眠れないではないか(爆
まあ、校長得意の思い違いということにしよう、私は寛大なのだ。だって大年寄りだし、私。
いやこんな事を書こうとしたんじゃなくて、第一回目のコメを書こうと95年に最初で多分最後だとは思うが家族旅行で行った、オーストラリア(ゴールド・コースト&シドニー)の記録を見ててそのままにしてしまったのは大したことではない、なんて書くと恋も買えないとお叱りいや校長室へ呼び出し?
シドニーではキング・クロスにある1Fが硬い岩カフェのアパートメントスタイルのホテルでって何だか英語で書いているような気が、あっ錯覚ですね。そこから、徒歩で王立植物園を散策しながらオペラハウスを見てサーキュラー・キー沿いに進んでロックスまでなんってことを思い出しました。(記録見ながらだから間違ってないと)
訪れたのは8月なので向こうでは真冬なのですが、半袖ポロシャツで日中は大丈夫でした。
穏やかな気候と自然にすっかり魅せられたのは言うまでもないですね!!
また行きたいなあと思いますが、禁煙大国と聞くとどうも・・・。
子供が小学生だったので治安の良いところで選んだのがオーストラリアで、本当にオージー達は子供に優しくて親切でした。
あのお土産屋のお嬢さんどうしてるだろう(遠い目(C)やまだ。改めあきら。さん)ぜんぜん覚えてないけど(笑)
by 026 Old Y (2009-06-28 22:57)
詩人は自分の感性を標本にするものです。
「カッコいい俺」に陶酔してるところを、
上から
「何やってんだ、オレ」
とさめた目で見ていてほしい。
ま、20代やったらねえ。
ドラマーのあの方の曲からも同じことを思うのです。
商業ベースに乗っているから余計かっこよく
陶酔してはるんやろね。
なんか枠に嵌ってしまうような気がしますの。
感性磨くならあの方この方ばかりはどうやろ?
あの方やこの方は何を聴いて音楽を志したか?
では、その大元の憧れだった音楽家は何を聴いてたか?
クリエーターならそこまで辿ってみては?
トーシローが生意気口叩いてごめんやけど。
なにかの間違いでお目にかかっても
同じことを言いますよ。
会わんでもここに書いたし。
by 065 じん (2009-06-29 00:43)
煙草はマッチかジッポで・・分かる気がします。
燃料の香りが続くんです、煙草って。
ガスライターは生臭くなりがちだと私は思う。
嗜好品だから炎にも好みをね。
しかしオージーはゆったりしてますね、
他の人からも聞いたことあるけど。
一回住んでみたいものです。
トニーの余裕が日本にも欲しい。
デキル時はそうしたいものだ
そう想う回でした。
by 074 わからん (2009-06-29 02:31)
そうなんですよ。
8(アイト)が理解できなくて、ホンマに困ったものでしたwww
タバコをやめて10年ですが
当時は、僕もジッポもしくはマッチじゃないと吸わない
などという、どっかの大物ノンフィクションライターみたいなポリシーを持っていました♪
SteringもPeter Stuyvesantも懐かしすぎる(笑)
僕は、結局PALL MALLに落ち着きました。
留学は、18年前なので、××さんよりちょい前ですが
NZは、もうほとんどが25本入りだったような
記憶があります。
あー
もっそい行きたくなってきたwww
by Prince (2009-06-29 14:49)
Page-1に引き続き、’86に経験した、煙草についてのエピソードを。
なにせ、かなり前の記憶ですので、曖昧な部分はご容赦を。
その利用便は、名古屋発ブリスベン経由シドニー行きのカ○タス航空便でしたが、
当時では、まだ珍しかった機内全席禁煙で、
オーストラリアでは、航空機内と空港建物内での喫煙は、連邦航空法で禁じられていました。
もちろん、当社のお客様に対しては、事前の説明会でお知らせ済みだったのですが、
やっちゃいましたね、お客様。
夜もまだ明ける気配のない早朝、ブリスベンに到着する少し前、
機内後方で、何やら当社のお客様と客室乗務員(当時のすっちー)がもめてる様子。
どうされました?と、間に入ってみると
『煙草が吸いたい。吸える席を用意して欲しい』と。
いやいや△△様、このフライトは全席禁煙ですので、それはちょっと。
オーストラリアの法律で定められておりますので・・・。
『おかしいじゃないか!J○Lは吸えると聞いたぞ!!俺には喫煙権があるんだ!!!』
その時、カン○ス航空にお勤めの、日本人客室乗務員の女性が一言。
『当機はオーストラリアに所属しておりますので、公海上ではオーストラリアの法律が適用されます。
法律に従っていただけないお客様を、入国させるわけにはいきません。
ブリスベン空港で退き帰していただきます。
それでもよろしければ、ご自由にどうぞ』
こういうときに、海外の企業に勤めている日本人は強かったですね。
さすがに、お客様も黙ってしまいました。
(でも、その後、ブリスベン空港で、まだ、『帰らされてもいいから、吸ってやろうか!?』とおっしゃったので
ほんとに強制送還くらいますよ。その後、何年間か入国できなくなりますよ、とご注意申し上げましたが。)
その後の機内で、なぜか私が、その客室乗務員から説教くらいました。
後日談ですが、数年後に訪れたブリスベン空港には、
ベランダ部分に、ドアで隔てられた喫煙デッキができていました。
現地ガイドいわく、
『あれは建物の外にあるだろ。適法なんだよ』
by 069しょうた (2009-06-29 18:17)
すいません。
あ、タバコは吸いますよ(笑)
タバコは最近軽め、1mgですねー。
最近は、ご丁寧に箱に病気になり易いとか、
ああだこうだ書いてありますね~。
ま、人間いつかは死ぬんだからと諦めていますが(笑)
オージーコラムは、当時を感じるというか、
新婚旅行でオージーに行ってきたので、
懐かしくもあり、その地域に一回行っていると、
風景が見えると言うか、五感に響きますね。
ダンディズムを語れるシガーバーですか。いいですね。
酒は飲めないんですが、お付き合いならできる
騙り癖のある奴はいけませんかね?
行けると鯉も飼えないをかけたのですが、
如何でしょ?え?社交辞令?
お後がよろしいヨーデル(*^^)v
by 061 CSの語り (2009-06-29 22:37)
タバコネタだとコメ少ないですねw
タバコの匂いのシャツにそっと寄り添うから~♪
あの頃はよかったですね、七星が大のお気に入りでした。
降旗さんは今でも七星ですか?それとも鳩ですかね?
zippoかマッチ漢やね~そんな時もありましたね。
私は軟弱だから今ではすっかり1mmです、できればやめたい
かなとか思ってたりしてます。
だってパパ臭いからあっち行ってって言われるんですよお
最愛の人に、くうっー
ま、やめても言われるんだろけどネ。
by 037_黒犬 (2009-07-03 01:19)
タバコを吸うダルコです。
オイルライターが大好きです。マッチの炎もいいですね。
マッチの棒部分は紙じゃなくて木じゃないと。
今回のお話はなんだか違和感がなくて、今とすごく近い印象だなぁと思ったら、しっかりあとがきに書かれていました。
なぜタバコのパッケージはソフトとボックスなんでしょうね。
ハードパッケージという人はいるのでしょうか?
商品台帳にもソフト・ボックスと書かれています。
あまりにも”ライト兄弟”が増えたせいで、その頃タバコを吸っていなかったわたしは何度発注を間違えたことか…
お客さんの銘柄を覚えておくと喜ばれるので、欲しくない時でもついで買いをしてもらっていました。(別名:笑顔で押し売り)
しかし、飛行機ってチェックインさえすれば30分も待ってくれるんですね。いいこと聞いちゃったな~。(走りたくないので遅刻には気をつけます。)
by 030 ダルコ (2009-07-03 21:33)
搭乗催促のアナウンス。あれは私も経験があります。
2年ほど前、出張で初めて北米に行ったときのこと。海外自体が初めてで、往きの便から緊張、入国審査も緊張、乗り継ぎも緊張、と緊張の連続でした。
出張自体は問題なく終了し、帰りの便。国内線でデトロイトに着き、あとは成田までの機に乗るだけと、安堵感たっぷり。搭乗時間まで少し時間があったので、免税店めぐり。両手いっぱいに袋をぶら提げてるのに、あっちをフラフラ、こっちをフラフラ。その時、丁寧な日本語で聞き覚えのある名前が・・・。「□○ △×様、まもなく離陸いたします。大至急・・・」ダッシュしましたね、私。
遅れていたのは私だけではなかったのですが、他の乗客の視線は痛いほど刺さりました。
オージーコラム、いいお話ですね(おぃっ!
by NO NAME (2009-07-05 01:17)
↑名前入れるの忘れました。
周回遅れのコメントの上、名前も忘れるとは・・・。
認証コードの"l"と"1"を読み違えて、ずっとコメントできなかったのは、どこのどいつだぃ?私です。
だれか穴掘り機、貸してください。
by とくべぇ (2009-07-05 01:26)
チェックイン済ましてたのに、先日国内便に見事に乗り遅れました。離陸時刻の5分前やったのに。。。
やっぱり、ネットでの事前搭乗ではダメって事?
ってなわけで、ダルコさん国内便では5分も待ってくれませんよ〜♪
タバコは吸いません。
好奇心で吸ったけど、美味しいと感じ
止めるなら今と、1ヶ月だけで止めちゃった。
父はチェーンスモーカーでした。
過去形なのは禁煙に成功したからやなく、現在吸える状態やないから。
ダンディズムが分かるにはほど遠いかもしれませぬ。。
by 052 はまちゃん@せみだん (2009-07-05 13:47)
集会に遅れてます。
たばこは苦手ですが、今回のお話もいいですね
こだわりが文章に滲み出ていて、自分の想い、書きたいこと
こうやって書くんだなって思いました。
感情を表にだせなくて、ちょっとへこみましたが、
ぼくも、浮気はしない
ゆっくり語っていくのです♪ (ひとりごと
トニーさん いまはどうしてるんでしょうか。
外国人であっても 最初から受け入れてくれる とってもすてきな人。というか ぼくが ついつい外国の方みると 話せないって萎縮するのが いけないのかな。
昨日も道でこまってて、ヘルプしにいきつつ、May I Help You!って話されたのが 最初わからなくて どぎまぎ。
by 032_oyasan @ まおたん。 (2009-07-07 12:34)
七星、鳩が好きでしたが、軟七しかない。私も初めの頃、探しました。結局自分に合うものが見つからず、煙草自体止めてしまいました。あと、パーケージに印刷されている病的な写真、あれをみるといい思いはしませんよね。友人はいつも同じ日本の鳩の空パーケージにいつも詰め替えて携帯しています。学生時代の趣味は「酒と煙草、そしてオ・・じゃなくて、Mac」と書いていた子鼠。
by 068 子鼠 (2009-07-07 19:05)