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《校内放送》告知だょ [校長室]

♪ぴん・ぽん・ぱん・ぽ~ん♪

グゥーーーーッドモォーニング、ベトナーム!!じゃない、校内放送です。

校長から伝言がありましたので、お伝えいたします。

イベントで使用した、参加者紹介のコーナーの台本について、
「台本は、会場でもお話したとおり、大幅な加筆修正ののち、学園かミクシィに寄稿します」とのことです。

この台本はイベントの“参加者紹介のコーナー”のために用意されたものですが、当日は時間が足りなくて、最後までできなかったものです。

楽しみにお待ちしましょう!

以上、校内放送でした。

♪ぴん・ぽん・ぱん・ぽん♪

【寄贈本】車のある風景 シトロエン2CV6 チャールストン -ヌコ文庫- [校長室]



「トゥルルルルー」
携帯電話が鳴った。
シャンプーしたままの髪をタオルで巻いて、絵美は携帯を取った。
高原絵美、21才。今春私立短大を出て商社に勤めている。
就職と同時に親元を離れ、現在ワンルームマンションに一人住まいである。
朝シャンを終えて、野菜ジュースの紙パックを片手に一息ついたところだった。
今日は日曜日で、本当ならば、これから女友達のかおりとショッピングに出かける予定だったのだが、30分ほど前に電話があり、急に行けなくなったというのだ。
それがどうもボーイフレンドからお誘いがかかったので、絵美との約束をキャンセルしたいらしかった。それで絵美の方も『それなら私だって、ほかに予定もあったのに』という思いで、ついつっけんどんに電話を切ってしまったので、そのかおりがもう一度侘びの電話を掛けてきたのだと思ったのだ。
なので、相手の電話番号も確かめず通話ボタンを押した。
「はい」
「もしもし・・・」
ところが受話器から聞こえてきたのは、頼りない男の声だった。
ただ、聞き覚えのある声ではある。
「おはよう・・・、オレたかしだけど・・・」
絵美のボーイフレンドの一人、山崎たかしだった。
ボーイフレンドといっても、学生時代ちょっとつき合いのあった仲間達の一人で、当時たかしが一方的に好意を寄せていただけで、絵美はたいして気にも止めていなかった。どこといってぱっとしたところのない、普通の男である。
そんなわけでたかしとは、卒業した後会う事もなく今に至っている。
強い口調で受けた絵美は、相手がかおりでなかったので、ちょっと気が抜けてしまった。
「ああ、おはよう。卒業以来ね。どうしたの?」
「うん、その・・・」
なんとなく切り出しにくそうな雰囲気で、たかしは言葉を切った。こういうはっきりしないところがどうも絵美には気に入らなかった。
「何よ、早く言いなさいよ」
「ああ・・・えっと、あのー、今日忙しいかい?」
「え? いえ、別に・・・」
つい言ってしまってから、いわなきゃよかったかしらと思ったが、もうしかたがない。
「そう。実はちょっとドライブにでも行かないかなと思って」
「ドライブ? だって、あなた車持ってなかったんじゃないの? レンタカー?」
「いや。車買ったんだよ」
「ほんと!?」
「うん。中古なんだけど」
「へー。凄いじゃない。で、なに買ったの?」
絵美は別に車にそう興味がある方でもないく、特に車に詳しいわけでもないが、たかしの事なので軽自動車でも買ったのかと思い、何気なく尋ねた。
「シトロエン」
「シトロエン? もしかしてそれ外車?」
「うん。一応ね・・・」
「そう、いいわ、ドライブ行きましょうよ。迎えに来てくれるの?」
一応ね、というのが多少気にかからない訳でもなかったが、外車という言葉につられてついこう言ってしまった。
「ああ、もちろん。じゃあ30分ほどしたら迎えに行くから」
「ええ、待ってるわ。じゃあね」
『フフ、どんな車かしら?』
さすがに絵美のボーイフレンドにも、外車に乗っているボンボンはそういない。
もうかおりとのことなどすっかり忘れて、そそくさと出仕度を始める
絵美だった。


「ピンポーン!」
ドアチャイムが鳴った。
「はーい」
すっかり仕度の整っていた絵美は、弾んだ声でドアを開けた。
「やあ・・・」
いつものように少し照れたような笑いを浮かべて、たかしが立っていた。
「さあ、行きましょう」
「うん」
マンションのエレベーターを降りた絵美の目に飛び込んできたのは、妙な形に妙なカラーリングの車だった。
「シトロエンって、これ?」
「うん。シトロエン2CV6 チャールストンっていうんだ」
昔どこかで見たような、そう、かぶと虫と呼ばれていたフォルクスワーゲンに何となく似た形だが、かぶと虫ほどグラマーじゃなく、ブリキ板を張り合わせたような、頼りなさそうなボディーの車だった。
おまけに、塗装は赤と黒のツートンで、張り出したホイルハウス、その上にちょこんと乗ったヘッドライト、布製の幌のような屋根と、まるでクラシックカーそのものだ。
『何かに似てるわね・・・そうだ、たかしにそっくりなんだわ。なんだかこの頼りなさそうなところ』
期待していた外車のイメージとずいぶん違ったため、多少面食らったが、まぁ一応外車なんだからと気を取り直して、絵美はたかしに言った。
「こんな所で話していても暑いばかりだから、とにかく行きましょうか。」
「うん」
晩夏の日差しはもうかなり高く、じりじりと肌をこがした。今年も残暑が厳しい。
「ブルルルルル」
シトロエンは元気に目覚めた。
オモチャのようなドアを開けて、絵美は助手席に乗り込んだ。
と、ふんわりと柔らかなシートが絵美を受け止めた。
「あら、座り心地がいいわね、これ」
「そうなんだよ、古い車だけど、このシートはよくできてるんだよ」
たかしが嬉しそうに言った。
「そう、わかったわ。じゃぁ、早くエアコンつけてちょうだい」
「それが・・・」
「どうしたの?」
「ごめんよ。実は、この車エアコンがないんだ。でも、走れば少しはましになるから」
『少しましに・・・』
涼しい顔で答えたたかしの顔を見て、絵美は次の言葉が出なかった。
「ブルルルル]
絵美の気持ちにはおかまいなしに、シトロエンは快調に走りだした。
「どうかな、この車。やっぱり気に入ってもらえないよね、エアコンもないんじゃ・・・」
鉄板むき出しの床、味もそっけもないダッシュボード、やかましいエンジン音、どれをとっても今の日本の車とは比べものにならない。絵美にとっては理解の域を越えた車だった。だが、せっかく誘ってくれたのだし、受けてしまった手前、頭からけなすのも気が引けた。
「ええ・・・いえ、そうでもないけど。乗り心地は案外いいのね」
「うん、そうなんだよ。乗り心地はなかなかなんだ」
なんとなく気詰まりな雰囲気になりそうだったので、額の汗を拭いながら、
「これって、いつの車なの?」
となんとはなしに聞いた。
「いつって、何年製造かってこと?」
「ええ」
「1988年製だよ」
「あら・・・私と同い年ね」
「え? ああそうか、21才だね」
たかしは嬉しそうに笑った。
「でも、20年前の日本の車はこんなんじゃなかったわよね」
「そうだね。何しろ、40年ほどほとんど変わらずに作られてたからね、2CVは」
「40年!? 凄いわね」
毎年沢山の新型車が発表され、ほぼ4~5年毎にモデルチェンジを繰り返す日本では、考えられないような年月である。
「うん。なにしろこの車、エンジンパワーにしても30馬力足らずで、せいぜい100キロも出るかどうかって程度なんだ。今時軽自動車でも50馬力ぐらいはあるからね」
しかし、そう言いながらもたかしは嬉しそうである。
「実はこの車、三ヶ月ほど前に買ったんだけど、古い車なんで、あちこち手直ししててようやくちゃんと乗れるようになったんだ」
「ふーん・・・どうしてこの車にしたの?」
これはごく自然な疑問であった。
軽自動車にも劣る動力性能、やかましいエンジン音、ブリキのおもちゃのようなボディー、安っぽいインテリア、どれをとっても魅力的なものは、一つもないように思えた。しかも、買った当初はまともに動かなかったら
しい。
「うん。最初は確かにちょっと面白い車だなっていう程度の気持ちで、買う気はなかったんだ。ところが、これを譲ってもらった人に借りて乗っているうちに、その人がこの車を薦める気持ちが、なんとなくわかってきたんだよ」
「何がわかったの?」
「なんていうか、うまく言えないけど、車に乗ってるって気がするんだ、なんとなく。こいつに乗ってると、ゆったりとした気分になるんだ。
確かに軽自動車より遅いし、内装も自慢できるものじゃないけど、それでいいやっていう気になるんだよ」
「そう・・・」
なにか絵美には別の世界のことのように思えた。もっとも、暑さであまり深く考える気にもなれなかったが・・・。


「ガラガラ、プスプス・・・」
二人が黙り込んでしまったのを見すかしたように、エンジンルームで、奇妙な音がした。
「うーん・・・」
「どうしたの?」
「この車を買ってから、色々勉強しながらエンジンの調整なんかもやってるんだけど、どうもまだうまくいかなくて・・」
そういってたかしは、慌てて車を道路脇に止めた。
「ちょっと待ってくれるかな?」
「え? ええ・・・」
たかしはボンネットを開けてごそごそとなにか始めた。
止まってしまうと、車内の温度はどんどんと上がっていく。
絵美はそれでもぼんやりとした頭で、たかしのさっきの言葉を思い出していた。
『なんていうか、うまく言えないけど、車に乗ってるって気がするんだ』
軽自動車にも劣るエンジンパワー、ブリキのおもちゃのようなボディー、安っぽい内装、どれをとってもこの車に乗ってみたいと思わせる要素はないように思えた。
しかもこんな目にあってまで・・・。
どうにもたかしの考えが理解できなかった。
たかしが首を左右に振りながら戻ってきた。
「ごめんよ、やっぱりだめみたいなんだ・・・」
「私もうダメ。暑すぎて・・・悪いけど帰るわ」
そういって暑さでぼんやりとしたまま絵美は車を降りた。
「ごめん・・・」
絵美は動かないシトロエンと泣きそうな顔をして立ち尽くすたかしを残して、ふらふらと立ち去った。


「パッパッパー」
表でクラクションが鳴った。
たかしと別れて2週間後の日曜日のことである。絵美は他のボーイフレンドに誘われていた。
「パッパッパー」
「はいはい。ちょっと待ってよ! もー、たかしなら部屋まで迎えに来るのに!」
慌ててエレベーターを降り、エントランスを走りながら2週間前の事が頭をよぎった。
マンションの前には、ピカピカにに磨き上げられた高級ミニバンが、エアロパーツを身にまとい、ロープロファイルタイヤを巻いたアルミホイルのメッキが、眩しいほどに朝日を反射して周りを威圧するように止まっていた。
背の高いドアを開け、ピラーの持ち手につかまって、高い位置にあるシートによじ登る。
車に乗り込むと、甘い香りと、心地よくきいたエアコンの冷気が、絵美の体を包む。
『フフ、あのときは驚いたわね、クーラーがないなんて』
心地よい冷気を浴びながら、なぜかまたシトロエンに乗った時の事が思い出された。
分厚いシートに身をゆだねて、改めて車内を見回す。緩やかなカーブを描いて、包み込むようなダッシュボード。にぎやかなイルミネーションと共に、沢山並んだスイッチ。ジェット機のコックピットのようなメーターパネル。応接室のソファを思わせる、豪勢なシート。毛足の長いフロアマット。まるで高級な応接室だ。
『確かに快適だわ。でも、座り心地はシトロエンの方が良かったかもね』
呟きながら、また味も素っ気もないシトロエンのオモチャのようなダッシュボードとふわりとしたシートを思い出す絵美であった。
そんなことを考えているうちに、車は静かに走りだす。
ほとんど聞こえないエンジン音。静かに流れるBGM。
なんの不満もないように思われるのだが。
「どうしたの? ぼんやりして?」
黙り込んでいる絵美に、男が声を掛けた。
「え? いいえ、別に・・・ねえ?」
「なに?」
「どうしてこの車買ったの?」
「どうしてって、車ぐらいないとデートもできないじゃない」
「いえ、そういう意味じゃなくて、ほかの車にしようとは思わなかったの?」
「この車気に入らない?」
「そうじゃないけど・・・」
「まあ、内装も豪華だし、見栄えもいいし、女の子にもうけがいいんだけどなー。それに、みんな乗ってるから安心できるし」
「そう。別にこの車じゃなくてもよかったのね、じゃぁ」
「まあね。そんなこと、まあいいじゃない。それより、このあいだたかしの車でひどい目にあったんだって?」
「え? まあ、そうでもないけど」
「あいつも妙な車買って、いったいなに考えてんだか。あんなもんで女の子が喜ぶ訳ないよな。馬鹿だよなー」
「そんな言い方しなくてもいいじゃない」
「でもさー、おっと、なんだこいつは?」
そのとき、脇道から古い軽自動車が現れた。
「ボロい軽のくせに、偉そうにとろとろ道の真ん中走りやがって」
男はぐいとアクセルを踏むと、一気に軽自動車を追い越した。
いつもの絵美ならなにも思わす聞き流していたかもしれない言葉だったが、なにか吹っ切れないものが心に残った。
車はどんどん加速して、峠道にさしかかっていた。
「軽自動車は道の真ん中走っちゃいけないの?」
突然絵美が言った。
「え!?」
「道路を制限速度で走っちゃいけないの!? 高い車に乗ってる人は、軽自動車に乗ってる人より偉いの!? ねえ!? そうなの!?」
「え? いや、そういう訳じゃ・・・どうしたのさ急に?」
その間にも車はどんどん峠道を登って、峠の中腹にさしかかっていた。
ふと気がつくと、カーブの脇の木陰に見覚えのある車が止まっていた。
「止めて! 早く!」
「え?」
男は訳もわからず道路脇に車を止める。
車が止まると絵美はドアを開けながら言った。
「悪いけど、私ここで降りるわ」
「何だよそれ!? せっかく誘ってやったのによ!」
「悪かったわね! わざわざ誘ってもらって!」
「ちぇ! こんなとこで降りてどうなっても知らねぇぞ!」


「ブオーーー」
絵美が見覚えのある2CVに駆けよるのを見届けた男は、捨て台詞を残して荒々しく車を発進させた。
オープントップを全開にした2CVの中では、たかしが気持ちよさそうに昼寝をしていた。
絵美はドアを開けて、助手席に乗り込む。
ふわりとサスペンションが沈んだ。
「え? 高原!?」
たかしが驚いて顔をあげた。
「ごめんなさい。起こしちゃったわね」
「いや、いいけど?」
「ねえ、峠の上まで行ってみましょうよ」
「うん・・・」
どうして急に絵美が現れたのかもわからないたかしであったが、特に気にとめた風もなく答える。
「さあ、早くエンジンかけて」
「ああ、うん。そうだ、エアコン付けたんだ。実は、この車を買って今日で丁度100日目なんだよ。それで、100日記念にドライブしようと思って。一人でだけどさ。でもエアコンつけて峠道を登ってたら、オーバーヒートしそうになったんで、ここでひと休みしてたんだ」
「そう。いいわよ。エアコンなんかなくても大丈夫よ」
「そうかい」
なぜだかわからないが、嬉しそうな絵美の横顔を不思議そうに見ながら、たかしはふと思いついたように言った。
「そうだ、この峠の向こうに学校があるの知ってるかい?」
「ええ、知ってるわよ。詳しくは知らないけど、なんだか派手な色の建物の学校でしょ?」
「そうそう。実はあの学校普通の学校じゃなくて、学生から社会人まで、色んな人が居てさ。生徒がそれぞれ、自分の得意なもので、色々な催しをやってるんだよ」
「そうなの」
それがどうかしたのかという顔で、絵美はたかしを見る。
「実はさ、オレもそこの生徒なんだよ。それでね、今日そこで記念行事があるんだ。ちょっと行ってみないか?」
「知らなかったわ、あなたがそんな学校行ってるなんて。でもいいわよ、行きましょう、その学校」
絵美の笑顔を横目に、たかしは2CVのエンジンをかける。
「ブルルルー」
2CVはゆっくりと走りだした。
峠を登る2CVの助手席で、絵美は目を閉じる。
そうすると、車が絵美と話したがっていることに気づいた。
『聞こえるわ。エンジンの回る音、タイヤが伝える路面のでこぼこ、サスペンションがぎしぎしときしむ音、2CVのお喋りが聞こえる』
「あなたのいってた”車に乗ってる”って感じ、なんとなく解るような気がしてきたわ」
目を閉じたまま絵美が微笑む。
「うん」
嬉しそうにたかしは頷く。
「ほら、あれだよ」
たかしに言われて開いた絵美の目に、黄色い建物をバックに、正門に掛かった大きな横断幕の文字が飛び込んできた。
『降旗学園 投稿百回記念作品』
『シトロエン2CV6チャールストン ただいま公開中』
「え? シトロエンって・・・」
2CVのサイドウィンドウから吹き込む風が、驚いて振り向いた絵美の横顔にかかる髪を揺らせて学園の校庭を抜けていく。
はにかんだたかしの顔を見ながら絵美は、その風がなぜかとても心地よい事にふっと気づいた。
ただそれは単に秋が近いせいかもしれなかったが。

おわり

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2週連続の戯れ言ですが、実は、今回偶然にもこの作品が、学園が始まって丁度百回目の投稿となるそうです。
というのを、25日の夜、茨木のロイホで校長代理と夕食中に聞かされました。
その向こうの席では、校長センセがあうとぱたやんに挟まれて、嬉しそうにしてましたが。

で、校長代理がこう言うわけです。
「ねぇねぇ、計算で行くとねぇ、月曜日がぢるたんでしょ。で、火曜日の猫シショの作品が丁度百回目だからぁ、記念作品書いてぇ~」
「そ、そんなん急に言われても、あと二日やん!? 無理無理無理無理・・・」
って言ったんやけど、他ならぬ校長代理のお願い、丁度猫話がその百回目にあたるってのも何かの縁、なんとかならないかと無い知恵を絞った猫堕酢。

で、今週分に用意してた原稿を元に、なんとか記念作品に仕立て上げたわけなんで、校長センセみたくなんかもっとかっちょエエのを書ければ良かったんやけど、そういうわけにもいかず、これくらいで勘弁してちょ。
(^^;;)

緊急寄稿の二回目:またですかぁ!? [校長室]


 こんにちは。××です。
 ちょっと思うところ……、正しくは白犬なことがあったので、寄稿します。

 またですかぁ。と思ったあなた。
 安心なさい。今回は長くならないから。たぶん。数えたって1万4000字ちょっとです。

 で、どんな白犬なことがあったかというと――。

続きはぽちっとな♪


緊急寄稿:ミーティングという名の長~いショートストーリー [校長室]

 こんにちは。××です。
 緊急寄稿なんて言っちゃってますが、時間が空いたから書いただけです。
 内容はというと、過日行われたミーティングの様子。

 双方向の先にあるもの――、そして、ミクシィと学園のこれから。
 について語っているはずなのですが、もしかしたら違っているかもしれません。

 毎度毎度と言われてしまえばそれまでですが、今回もやっぱり長いです。
 なので、お時間があるときにゆっくりお目を通してください。

↑この辺りをクリック連打してみて!!!!!!(ぇ


学園限定新連載の予告編 [校長室]

 こんにちは。××です。
 突然ですが、次週より、学園〝限定〟ということで連載を始めます。たぶん。
 だめかな? でも、スーダン国境近くのエチオピアの町でやっちゃうよ。
 とは言っても、新たに書き起こす原稿じゃないんだな。

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翼あるもの ~ 明日はどこへ行こう [校長室]

ほとんどの方はご存じだろうとは思いますが、ちょっと考えるところがあって……、ちょっとと言いながら本当はずいぶん考えたのですが、日経ビジネスオンラインにて連載中の『シネマ de 青春』を休載することにしました。
 嘘つきはいつも嘘をつきますが、これは嘘じゃありません。本当です。
 嘘だと思ったらあちらのコラムの最後をご覧になってください。
 それでも嘘だと思ったら、ミクシィをご覧になってください。
 本当だったでしょ。本当だったんですね。本当なんですよ。
 週が明けてしまうと、いまさら、って気もしますが、簡単にご説明を。簡単にと言いながら複雑にしてしまうのが私なんですが。では、何故に私は休載することにしたか――?

            

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続 重い槍とまごころの文章(後半) [校長室]

(今回は二部構成です。前半はコチラ 

 というわけで、今回は〝続〟とタイトルに打ってあるので、前回の補足を少々。少々と言いながらたくさん書くのが私です。

 五感で書くということ――。

 いただいたコメントを読むと、五感で書くということと自分を出すということをうまく伝えきれてなかったように思いました。というか、みんなのほうが深く難しく考えすぎているのか。

 たとえばですが、新聞記事にはそれを書いた記者さんの人柄は出ません。いっさいの感情抜きに、事実をありのまま書いているだけだからです。それが彼らの〝宿命〟でもあるわけですが、事実しか書かないから彼らの文章はヘタッピーと言われるのです。ひどいときはプレスリリースをそのまま書き写しているだけなんだもの。

 社会面や生活文化面、夕刊では個性のある記事もありますが、ほとんどの記者さんはやっぱり上手くありません。取材力においては天下一品だけど、文章力にかぎって言えば若いライターさんのほうがよっぽど上手です。私はまたこーいうことを書いてしまいました。

 理由は簡単です。ひとつは、彼らは文章修行をしないこと。二つめ、マニュアルに沿った文章しか書いていない。このパターンをちょっと前の段落で読んだとツッコまないよーに。

 三つめ。これが大事。彼らは〝××新聞社〟という大看板で文章を書いているから。俺は××新聞の○○だ、という目で取材相手を見ているからです。ひとりの人間として、一個人として取材対象者と接していないからです。ということに、彼らは気づいていません。伏せ字にはお好きな新聞社の名前を入れてください。

 これから書くことは私が生きていく上での信条なのだけど、たとえば、私は猫弾きというナイスガイに会った。彼は私に3時間以上もつきあってくれて、ということは、私は猫弾きの人生の3時間を分けてもらったことになる。だから、それはとても貴重な時間だったと私は思いたいのだ。

 オフ会で会った人たちもそうだね。何時間かをみんなで一緒に過ごし、するとそれはオフ会に参加した人たちが、それぞれの人生の何時間を共有したということにもなる。新成人はやまだ。の人生の何時間を分けてもらったことになり、やまだ。は新成人の人生の何時間を分けてもらったことでもある。

 平均で80年近くも生きる中の〝たった数時間〟だけど、その数時間はとても尊いのだ。

 取材相手に対して、私はいつもそういう気持ちで臨んでいるんですね。

 取材で会った2時間は一期一会の2時間かもしれないけれど、私はこの人の人生の大切な2時間をぶんどっているのだ。と思えば、自ずと相手に対する気持ちも変わってきます。政治家や官僚と会うときは別として。

 一個人としてその人を見つめ、一個人としてその人のことを書こうと思えば、書く内容だって変わってきます。ヨイショするケースは別にして。

 私は猫弾きにまた会いたいと思っていて、できるならばこの先何度も会いたいし、猫弾きに会えなければとっととお嬢さんを紹介してもらうだけでもいいのだけど、まいちゃん元気? という願望は置いといて、私は、猫弾きがまた私に会いたいと思えるような人間になればいいわけだね。

 この人に会いたい、という気持ちは、五感に通じるものがあると私は思っています。

 美しい景色、耳に心地よく響く音楽や声、うっとりするような匂い、美味しい料理、触れて気持ちいいもの――、それらをまた感じたいと思ったならば、その感覚を感じたままに文章にすればいいのですが、しかし、世の中には美しいものばかりじゃない。

 ここで私の経験をひとつ。投身自殺をした人が飛び込んだ断崖に立ったときのこと。

 もともと高いところは苦手なのだけど、手すりも何もないその断崖の先まで私は行くことができなかった。せいぜい1メートルくらい前までかな。そこから恐るおそる身を乗り出して断崖の下を覗き込んだら、本当に目がくらみそうだった。

 あの人はこんなところから飛び込んだのかと思うと、私には怖くて行けない1メートル先の、文字どおり崖っぷちに立つ勇気があったのなら、どうしてその人には生きる勇気がなかったのだろうと思ったことがあります。

 このとき、私には怖くて、その人が飛び込んだ地点まで行けなかった。

 と書くのが自分を出すということです。本当は怖くて、膝ががくがく震えて立っていられなくて、周りに人がいなかったから四つん這いになって下を覗き込んだ。と書くと、素の自分をさらけ出すことになります。素というよりは無様な自分ですが。

 しかし、そーいう心理を書くことで、それほどあの断崖は高くて怖いところだった。というニュアンスが伝わるはずなんですね。たぶん。その〝感覚〟は断崖に立ってみた私にしかわからないのだから、私は私が感じたものを書いて伝えるしかない。

 もし新聞記者さんが社会面の特集で同じ題材を取り上げても、彼らは決して膝が震えたとか、立っていられなくて四つん這いになったとか、あるいは取材先でもらい泣きをしてしまってメモを取るノートを見ることができなかった。というようなことは絶対に書きません。だから伝わるものがない。

 個人の感情を出したり、五感で感じる文章を書き馴れていないからです。あるいは、ジャーナリストってのは感情に流されちゃいけないと思っているのかもしれません。でも、人間味はないよ。心で書いてこその文章だと私は思うのだけど。

 というわけで、今週も文章の書き方のコツを――。

 文章というのは、改行によって段落が形成されるわけですね。改行を〝br〟と書くことをほんのちょっと前に知った私です。

 まず、最初のセンテンスがある。そして br ……、いかんいかん、つい豊富な知識が。改行によって次の行と段落に移る。それが前の行なり段落に書かれた内容を受けているのであれば、図式としてはこうなります。A→A′。言い方がわからないので、仮に〝Aダッシュ〟としといてください。

 そして、さらに改行して次の段落に移ったとき、新しい段落が前の内容を受けていれば、やはりその段落はA″になり、流れは A→ A′→A″となる。

 そしてそして、さらにさらに改行して次の段落に移ったとき、しかし、ここで場面が変わるとか展開が変わる場合、その段落はBになります。A→ A′→ A″→B ですね。

 こんな感じで書いていくと、全体のバランスは次のようになります。

 A→A′→A″→B→B′→B″→C→C′。

 書く分量によってはDだろうがEだろうがFだろうが好きなところまで行っていいのですが、私たちの基本は〝C〟までです。理由。これにオチという〝結び〟がついて〝起承転結〟となるからです。ただし、ダッシュはいくつ付いても構いません。それが全体のボリュームになる。

 最近はあまり起承転結を意識せずに書かれたものが多いのですが、一本の記事については三回の濡れ場……、じゃなくて〝三本の柱〟を立てることが基本なんですね。

 たとえば、ある事件を書く。あるいは人物評伝を書く。事件ならば事件のポイントを三つに絞って書くように心がけ、人を描くのならその人の人物像を描き出すに足る三つのポイントをピックアップするのが〝書く〟という行為です。必ずしも三つに限定されているわけではありません、念のため。

 だから、あれも書こうこれも書こうとすると失敗します。テーマを絞り込んで、いかに書きたいことを落とすか――、私たちの仕事はこの一言に尽きます。何故かと言うと、10を取材しても7は捨てなければならないからです。場合によっては〝10分の9〟を捨てます。

 とても白犬なエピソードや証言を得ても、それがテーマに沿っていなければ涙を呑んで捨てる。全部を書こうとすると、テーマが分散しすぎて〝冗漫〟になるからです。お前に言われたかねーや、とツッコまないよーに。

 書きたいことだけを書くのは楽で楽しいし、筆も進むのだけど、すると結果的に〝ひとりよがり〟の文章になってしまいがちなんですね。だから、書きたいことをあえて書かない。それが行間を読ませるという手法につながるのですが、書きたいことよりも書くべきことを優先する。こっちのほうが大事。

 それが、誰に読んでもらうのか、を意識するということ。

 ということを、琵琶湖に行く準備をしなければならないから時間がない、と言いながら、オーヤがずばり一言でコメントしています。

「文章の目的をどうするか」
「その向こうには人がいる」

 すごいぞオーヤ。いいか、数字の向こうには人がいるんだ、という台詞にはサッカーのブラジル代表並みに感動した。眼鏡違いじゃなかったんだな、私。というようなことを書くと、こいつは絶対に調子に乗って超文を書いてきます。

 でも、今回オーヤは仕事に対するひたむきな一面を見せてくれたから超文を許す。

 ほんの一行でもその人の素顔が覗けるようなセンテンスがあれば、それは途轍もない〝重力〟という名の〝魅力〟を発揮して、読む人を惹きつけるのです。

 前回はそういうコメントも多かった。と思う私です。男性はとりあえず置いといて、特に女性陣のコメント。ここにいたら絶対に抱きしめていた――、というようなことを妻帯者は言ってはならないのだけど、感じ入るコメントが多かったのは本当。じゃあ他は嘘で男はどーでもいいのか、とツッコまないよーに。いいに決まっとろ
ーが。

 で、素顔が覗けると言えば oyasan 。彼の記事には一箇所だけ〝僕〟という表現が出てきます。記事中の彼は自分を〝おやさん〟〝私〟と称しているのだけど、学生時代に世話になって恩にも感じているオリターさんの話に触れたとき、彼は自分を〝僕〟と書いているんですよ。

 それはうっかり書いたのかもしれないし、意図的かもしれない。本来、主語の表記は統一するという原則があるのだけど、そんなルールも吹き飛ぶほどの〝素〟がそこに表現されているように私には感じられました。

 すると、なぁ~んだ、堅いだけの公務員じゃないじゃん。というイメージが膨らみます。

 というか oyasan に一言。私が嫌いなのは〝官僚〟だからね。きみは知らないだろうから教えてやるが、地方公務員はたいへんなんだ。頑張っている人が多いんだぞ。いま、密着ではないけど地方公務員絡みの取材をしているから私にはわかる。5時15分に電話すると、××なら帰りましたと言われたことが何度かあったけど。

 しかし、oyasan の人柄や奮闘は伝わってきました。私が考える〝公務〟と、公務員の言う〝公務〟にはまだまだ大きな隔たりがあるのだけど、これからの oyasan とのつきあいで、それが少しでも埋まっていけばすごいこと。彼が書いてくれればくれるほど、その溝は埋まるかもしれません。そんな予感のする記事でした。

 というわけで、AP2 もゴルフ観戦記を寄稿してくれました。短編小説集といい観戦記といい、いまや学園のエースです。コメントの登板回数も多いです。エースともなるとそれだけ求められるものも多いので、二点だけ。

 16番ホールで2打差をつけてトップに立っていたケニー・ペリーが、逆転優勝したアンヘル・カブレラとプレーオフをしなければならなかったのは何故だったのでしょう。ケニーが残りのホールでミスショットをしたように見受けられるけど、それでアンヘルに追いつかれたのかな。試合を見ていない読者が読んでわかるような試合の再現場面があるともっとよかった。

 その場面をAP2がどんな表情で見ていたのかが描かれているともっともっとよかった。その場面でAP2が何を思ったのか、どんな行動に出たのかが描かれているともっともっともっと――、くどい。しかし、エースに求められるものは多いのだ。

 もうひとつ。ゴルフで〝その人がわかる〟のであれば、次はそれを読ませてほしい。私は〝野球〟と〝麻雀〟でその人の性格を解析することができるけど、ゴルフだとどーなのかが知りたい。あくまで私の願望で、記事へのダメ出しなどではありません念のため。

 Old Y もコメントしていたけど、故城山三郎に面と向かってゴルフはやらないと宣言したぼんくらでも、AP2のゴルフに対する愛を感じる記事でした。

 というわけで、麻雀でその人がわかるという記事は猫弾きかやまだ。かA.U.がそのうち書いてくれることでしょう。でも猫弾きは校歌の作曲で忙しいのか。やまだ。は恋をしているみたいだし、A.U.は黄金週間明けのイベント準備で忙しそうだし……、私が書きますという方がおられたら名乗り出てください。お待ちしております。

 というか、彼らにいっせいに書いてもらうってのはどうでしょう校長代理? 麻雀にかぎらず、それぞれの視点でひとつのテーマを取り上げるというのも白犬な企画になるような気がするのですが。

 という勝手な提案は置いといて、しかし、安奈……、じゃなくて、あんなに早く、しかも立て続けに校内新聞が掲載されるとは思っていなくて、だから私も驚いた。新聞部員募集の告知があったので、だったら文章について書こうかと思って書き始めたところ、先に新成人の記事が載ってしまった。というのが真相なのですが、まさか連弾でAP2とoyasanの記事が続くとは思ってもみなかった。早いね、展開が。

 新成人とAP2とoyasanはお疲れさまでした。それからQTも。ありがとう。またよろしく。もっとわかりやすく言うと、また書きなさい。

 しかし、私が感想なりダメ出しめいたことをすると、次に書く予定の新聞部員が萎縮するかもしれないので、今後は記事には触れません。それでも、感想を聞きたいと言われる方は、

 1.容赦なく切ってほしい
 2.手厳しく切ってほしい
 3.けちょんけちょんに切ってほしい
 4.立ち直れなくなるくらいに切ってほしい
 5.いいことだけ言ってほしい

 記事の末尾にいずれかを書いてくださればコメントいたします。嘘です。みんなの新聞なので、みんなで論じてください。

 みんなの新聞と言えば、とっくにお気づきでしょうが〝NO NAME〟でのコメント投稿があります。コメントをしたい方は、ご面倒ですが〝入学届け〟を提出の上、コメントをするようにしてください。校内見学は自由ですが、ここは××学園なので。学生たちが集う学屋です。学屋と書いて〝がくや〟と読んでもらっても構わないし
〝まなびや〟と読んでいただいても結構です。伏せ字には私の名前が入ります。

 入学届けはカテゴリーにある〝ちくわ部データ〟をクリックし、コメントで自己紹介文を送信するだけです。この学園はちくわ部への入部がイコール入学という、とても〝銭湯通い〟な学園です。銭湯通いの意味は先週書きました。

 しかし、過去ログ見て来い。と言うわけにはいかないので説明すると〝湯に行く〟という意味です。わからない方はカタカナで読んでみてください。こういうジョークをハイブロウと言います。

 私の書いたものを読んできた人であれば、名乗らないコメントを書くのはどーいうやつなのかは充分わかっているはずなので多くは言いませんが、元祖 NO NAME くんに一言だけ。一言と言いながらたくさん書くのが私です。

 可哀想な人だね、きみは。
 心を開くことをテーマにした回で、自ら心を閉ざしたコメントをしたきみ。

 私はとても可哀想な人だと思いながらきみのコメントを読んだ。もし、元祖 NO NAME くんがコミュのメンバーだったり、学園の生徒だったりしたら、周りが不幸になる。周りを不幸にするやつについて書かれたコラムを知っているから、教えてあげなければならないかもしれない。

 そこには、撒き餌というトラップにすぐ引っかかって、ものごとの本質を読み解けない人のことも書いてある。それは、ゴールにたどり着くことのできない人だ。きみは饒舌に語りながら、語るに落ちているんだよ。だから私はお勧めするよ、あのコラム。

 細かい数字を出すとスーダン国境近くのエチオピアの町でやばいことになるらしいから出せないけど、30回の連載で累計PVが485万件を超えたコラムだ。連載期間は7ヵ月だったけど、日経ビジネスオンラインの著者別累計PVでは昨年の年間トップ3に入ったコラムだよ。

 すごいだろ、私って。PCのことなんてほとんど知らないのに、オンラインでそれだけのことをしちゃうんだから。これを難しい言葉で自画自賛と言います。ということだから、今度コメントするときは、まずは入学届けを出して、ハンドルネームでコメントしようね。

 ここは、心の通いあった人たちの集う学園だからです。

 MKくんが立ち上げてくれたミクシィのコミュもそうだし、猫弾きが主催している〝うらふり〟や、のちが管理人を勤める〝牛舎〟にも愛にあふれた人たちが集っています。参加しているみんなが、みんなをサポートしあっている。

 ここに来ると、人生観や世界観が変わるよ。私が変えるんじゃなくて、ここにいるみんながそれを教えてくれる。すっごいエロいことを教えてくれる牛や執事もいる。だからおいで。きみが私のイメージしているとおりの人間だったら、いますぐにでも、きみはその閉ざされた世界から外に出るべきだ。ここならば、誰もきみを拒まない。

 一言と言いながらやっぱりたくさん書いた私です。

 ミクシィでコミュが設立されたのが1月25日のことで、振り返るも何もたった3ヵ月前のことなんだね。たった3ヵ月しか経っていないのに、みんながものすごい信頼関係を築いて、信じられないような出来事がいくつもあって、インターネットというのは本当に展開が早い。と思う私です。巧く冒頭の話に戻すこともできました。

『長目飛耳』という連載が始まる前日までURLという言葉も私は知らず、だから最初はYにさんざん笑われて、思いッきりばかにされていました。人を見下すようなやつじゃないけど、そんなことも知らないんですかぁ、とか、こんなの常識ですよぉ、とか、困るんだなぁそれじゃというような偉ッそうなことをあいつは何度も言いやが……、もとい、言ってたんですよ。私怨はブログでお願いします。

 で、あんまり悔しかったものだから、私はこう言い返してやったわけです。

「ではきみにひとつ訊こう。ここに二人のライターがいるとする。一人はパソコンに精通していて、最新機種も取りそろえて何でも自在に使いこなせる。しかし、文章は下手だ。もう一人はパソコン音痴もいいところで、いまだに一太郎Ver.5を使っていて、ウィンドウの開き方も知らん。しかし、文章を書かせりゃとびきり上手い。
どちらか一人に原稿を依頼するとしたら、編集者として、きみはパソコンを使いこなせるライターとパソコン音痴のライターのどちらを選ぶかね」

 完全な実話です。私はほんとにこういうことを言いました。懐かしいね。
 で、Yは黙り込んでしまった。というか、黙らせてやった。性格悪いね。

「よく聞きたまえ。パソコンを使いこなせるモノ書きがいいモノ書きの必須条件じゃない。面白いものを書き、読者に読まれるモノ書きが、いいモノ書きなのだ」

 当時はやっぱり〝白犬〟という表現が生まれる前だったので、私はダイレクトに〝面白い〟という言葉を使っていました。ただし、ここで言う〝いいモノ書き〟が私自身のことを言っているわけではありません念のため。

 私は、こーいうことを言いたいわけです。どーいうこと、と訊かないよーに。これから言うのだから。つまり、PCというのはツールなんですね。使いこなせないよりは使いこなせたほうがいいに決まっているのだけど、大切なのはPCを使って何ができるか。

 そして、何を創り出せるか。

 だと私は思っていて、だから私はいまでもスーダン国境近くのエチオピアの町でウィンドウとかクリップとかペーストってのが何なのかわからないのだけど、でも、そんな私でも気持ちだけはみんなに伝えられる。みんなの気持ちも受け止められる。

 文章だって記号と言えば記号に過ぎない。ならば、PCというツールと、文章という記号を使って、みんなで何かを創り出そう。と思っている私ですが、それには――、

 やっぱりハートだよね。
 それも、とびっきりのアタタカイハート。

 ご存じでない人は知らないままでいいのだけど、今回、ちょっとした小火騒ぎのようなことがあって、いろんな人がメールをくれたり書き込みをしてくれたんだね。編集部を経由して届いたメッセージもあります。私信だから書けないけど、全部が全部私を泣かせる内容ばかりだった。関西オフのDVDを見たときの涙とは違う涙です。

 中には、自分のことは許してくれなくていいけれど、イベントの幹事をやっているダルコだけには一声声をかけてやってほしいというメッセージもあって、私信だからこれ以上は書けませんが、ナバホっていい女だな。と思ってしまった私です。妻帯者がそーいうことを言ってもいいのか、とツッコまないよーに。

 ハンドルネームは書き間違えてないけど、私信の一部を公表しちゃったからナバホにはまた怒られるかもしれません。絶対に怒られるよーな気がするのは気のせいでしょうか。許せナバホ。でも、それだけきみの文章は心に沁みたのだ。他のみんながくれたメッセージもそうなんだよ。

 みんなからのメッセージや書き込みを読み返すたびに私は心が痛くなって、私のような器の小さな人間では本当にあふれてしまうほどにみんなの気持ちが伝わってきて、だから私は、あのすぐ後に立ったトピを削除してくれるようにお願いしたのです。それが私のほんとの気持ち。

 削除してもらったのはいいけれど、そーしたらすぐに別のトピが立って、それがまた私を泣かせたり笑わせたりで、ほんとにしょーがないやつらばっかりなんだけど。ほんとにじゃぁくなやつらです。正真正銘、天下一品の悪戯っ子もいます。

 でも、とびっきりのアタタカイハートを持っているやつらばかりです。

 重い槍とまごころを込めて伝えた気持ちは必ず相手に届き、自分から心を開いていけば、相手だってきっと心を開いてくれる。と私は思っています。そうであることを願ってもいます。

 私たちはまた一歩ずつ前に出て、互いの距離をまた一歩ぶん近づけることができたのだな。と思っています。

 ということが言いたかった私です。では。


* * *


 連絡事項:ただいまGW進行といって、GW期間中は編集部もお休みをとるために〆切の前倒しが続いています。へろへろのぐっちょんぐっちょんです。二週続けてランチタイムの掲載となりましたが、次週はもっと遅れるかもしれません。というか、間違いなく遅れるだろうと自信を持って言えます。
 ということを、あらかじめお伝えしておきます。ご了承ください。ごめんよ。××


続 重い槍とまごころの文章(前半) [校長室]


 インターネットというのは、本当に展開が早い。

 いまさら改めて言うことではないが、私がPCやインターネットに関しては〝ド素人〟に近いことは完全と言っていいほどにみんなにはバレているらしく、だから改めて言うが、私はおそらく素人以下だ。きっと、素人のほうが私以上にPCに詳しい。

 素人以下っていうのは、どんなやつでしょう? 答え。こんなやつ。

 ある人に言われた。××の書いているものを読んでいると、××はPCが苦手なのだろうな、と思うとか何とか。大当たり。

 すごいね。私がPC関係は大の苦手だということを文章から見抜くとは。

 しかし私はもっとすごいね。私がPC関係は大の苦手だということを文章に潜めていたのだから。これを難しい言葉で自画自賛、もしくは開き直りと言うが、別の言い方をすると、これが文章に性格が表れる。ということ。

 さりげない話をほんの数行書いただけで前回のキーワードに触れるあたり、実に巧い導入です。これで、今回が前回の〝続編〟ということがわかります。これを正真正銘の自画自賛と言います。

 参考までに、私がどのくらいPC関係に疎いかというと――。

 たとえば〝URL〟という単語は『長目飛耳』の連載が始まる前日に知ったくらいです。2年前のことです。

「ごきぶりの研究者と広報部に記事の掲載を知らせたいんだけど、アレを教えてくれよ」
「アレって何ですか?」
「アレと言ったらアレだ。あるだろう、アレ。変な記号がいっぱい並んでるアドレスみたいなやつで、そこを押すと記事が出てくるやつ。ドメインとか何とか言うんだろう、アレ」

 Yとの会話です。もちろんおかわりでしょうけど。日本語が違ってます。正しくは〝おわかり〟です。もちろんという言葉を書き違えると牛舎に入れられます。

「もしかして、URLのことですか?」
「知らん。そんな難しい言葉を使うな。もっとわかりやすく言え」
「URLはURL以外に説明しようがないんですが……、先方にはURLをお伝えしますと書けば、わかっていただけますよ」
「そーなの?」
「そーです」
「しかしだぞ、もし、先方がその New World Tel とかってのを知らなかったら?」
「研究所で飼育している100万匹のごきぶりが全部逃げ出すようなことがあっても、先方がURLを知らないってことはありません。絶対にご存じのはずです。それに、思いッきり聞き間違えているでしょう? URLです、URL」
「きみ、ちょっとパソコンに詳しいからって、その言い方はとても生意気だぞ。気に入らんな。もういっぺん言いたまえ、ちゃんとメモしとくから。で、このURLってのは何なんだ。ウルグアイかどこかで発明された機能なのか?」

 このとき、Yが細かく説明してくれたような気がしますが、偉ッそうに小難しい単語ばかり並べるので、途中で面倒くさくなった私です。

「前々からものすごく不安だったんですけど、こんなにPCのことを知らない人がオンラインで連載なんか始めていいんでしょーか?」
「きみ、ちょっとパソコンに詳しいからって、その言い方はものすごく生意気だぞ。気に入らんな。パソコンと言えパソコンと。きみは知らないだろうから教えてやるが、正しくはパーソナルコンピューターと言うのだ。PCだなんて言って恰好つけるんじゃない」
「いまどきパソコンと書く人のほうが少ないですよ。というか、たぶんいません」
「残念だが外れだな。ここにいるじゃないか、パソコンと書く人間が」
「だから心配なんですよ」
「おあいにくだな。その私に連載を依頼したのはきみだ。きみは編集者らしく私をフォローしていればいいのだ」
「そーいうことになるんですか?」
「そーいうことになるだろうね。安心しろ、私は何も心配していない」

 という会話があった翌日に、あの連載がスタートしました。

 参考の参考までに書くと、原稿は編集者がチェックした後、二方向に分かれます。そのひとつが校閲さんで、もう一方は制作部です。つまりは校閲さんが五時育毛をチェックしつつ、掲載のデザインとレイアウト作成が同時進行で行われるわけですが、それらの作業が済んだ後、著者にはこーいったデザインで掲載されます、という〝PDF〟が送られてきます。

 そこには――、どこに、とツッコまれたらPDFと応えるしかありませんが、そのPDFには原稿のどこに校閲さんの手が入ったかが一目でわかるように細工されていて、それを見ながら著者は加筆なり修正を施して編集者に送り返す。それで私のお仕事も終了。めでたしめでたし。

 という運びなのですが、そもそもPDFなどというものを知らず、そんなものを送りつけられても、赤線が引かれたり五時育毛を指摘された箇所をどーすれば修正できるのかもわからないので、Yにはゲラをファックスで送るよう命じた私です。

「マジですか?」

 本来ならば、スーダン国境近くのエチオピアの町ですか、と言わなければならないところなのですが、あのときはこのハイブロウなジョークが誕生する前だったので、棒ゲラでいいからファックスで送れと言ったら、Yはもろに〝マジ〟と言いました。エチオピアには、スーダンとの国境近くにマジという町があるのです。マジです


 ちなみに、棒ゲラというのは、レイアウトもデザインも何も決まっていない、行の文字数だけを調整して刷り出しただけの原稿に校閲さんのチェックが入ったものです。原稿が遅いモノ書きにはよく棒ゲラが送られてきます。そーいうモノ書きを一人知っています。

「そんなことやっていると、二度手間三度手間になりますよ。PDFを覚えてもらったほうがよっぽど早いし、楽だと思うんですが」
「違うね、きみ。それは大いに違うぞ。そのDDTだかKGBとかいうやり方で楽ができるのはきみだ。きみは自分が楽をしたいばっかりに、そのたいへんな作業を私に押しつけようとしているだけなのだ。手間をかけるから良質な記事ができるということをきみは見落としているな。いけないね、それじゃ」

 このときは、やはり〝鯉も飼えない〟というジョークは生まれてません。〝池がない〟から鯉も飼えないのです。最近ではメダカも飼えないとかミジンコも飼えないというアレンジ形も使われています。

「仰ることはわかりますけど……」
「わかればよろしい。とっととゲラをファックスしなさい」
「やっぱりやり方をお教えしますよ。簡単ですから」
「断る。迂闊な操作をして私のパソコンが爆発したらどーするんだ。あるいは起爆装置が作動するようにことになったら、きみはどう責任を取るつもりだ。私は解除方法なんて知らんぞ」
「そんなことは絶対にないと思います。どこの世界に起爆装置を搭載したPCがあるんですか」
「くどいな、きみって男は。何があってもパソコンという言い方をしたくないらしい」
「いい機会ですから覚えましょう。覚えたほうがいいですって」
「つくづくくどい男だな、きみってやつは」
「覚えたほうが絶対に××さんのためです」
「よろしい。そこまで言うのなら覚えてやろう。しかし言っとくが、私がそのP&GだかAGFを使いこなせなくて期限内に作業が終わらず、きみが毎週のように終電を逃そうがタクシー帰宅になろうが、最悪は私が口頭で言ったことをきみが残業中のパソコンで打ち込むような事態になっても文句は言うなよ」
「要するに、覚える気がないってことですね」
「ばかを言っちゃいかん。覚えると言ったではないか。ただ、覚えられるかどーかの自信がないだけだ。自慢じゃないが、私はいまだに集英社専用の経費精算ソフトの使い方がわからず、手書きでの精算を認められている唯一のライターなのだ」

 実話です。

 集英社という出版社は、著者全員にエクセルをベースにした経費精算ソフトを送信し、そこに取材費を打ち込んで返信。というやり方をしているのですが、これが従来のエクセルとちょっと違っていて、私は2時間も格闘した挙げ句に打ち間違いを見つけて、修正しようとしたけれどどうすればいいのかわからず、気がつくと精算額が一桁も多くなっていたことがあります。

 私はそれでもよかったのだけど、15万くらいかかった取材費を150万も請求したらたぶん経理の方々に突き返されそうな気がしたので、また一から慎重に打ち直したら今度は3時間もかかってしまい、毎回毎回こんなことをさせるのだったらもう書かない。と担当編集者にブチ切れたことがあります。

 そーしたら、その編集者が経理に頼み込んで、手書きの経費精算を認めてくれました。あまたいるモノ書きの中で、手書きで経費精算をしているのはいまだに私だけだそうです。異端児はどこに行っても異端児です。

 という本当の話をしたところ、ゲラをファックスで送信することに同意したYでした。深夜のタクシー帰宅をしてまで私の作業が終わるのを待ちたくなかったのか、私がブチ切れてもう書かないと言い出すのを懸念したのかは定かではありません。

 というわけで、私はいまだにゲラはファックスで送信してもらっています。こんなことをしているのはやっぱり私一人だけらしいです。異端児はどこへ行っても異端児です。というような本当のことを書くと、私がいつもYをいじめているように思われるから、著者を差し置いてあいつの人気が上がってしまうのかもしれません。

 参考の参考の参考までに言うと、女性誌やファッション誌はすでにほとんどがPDFで編集作業をしているみたいですが、総合週刊誌や月刊誌はいまでもファックスを使ってゲラチェックをしています。私が書くのはギョーカイで〝ザラ紙〟と呼ばれる二色刷のページが主で、グラビアやカラーページと違って色のチェックをする必要がないからです。決して遅れているからでも感覚が古いからでもありません、念のため。

 オンラインで連載するのだから、本来ならYの言うルールに従ってPDFでゲラチェックをするのが筋なのですが、どこで書いてもわがままを貫き通す私です。私はできることしかやらない。できないことはやらない。PC絡みではもっとすごい話がたくさんたくさんあるのですが、それはまたいずれ。自分もPCと書いてるじゃないかとツッコまないよーに。

 というわけで、前回、ちょっとと言いながら文章についてたくさん書いた私ですが、しかし、展開が早い。ここで冒頭の文章に戻ります。

 校長代理から新聞部員を募集するという企画を聞いたのが今月11日。翌12日には告知が出て、17日にはもう20世紀最後の新成人による最初の記事が掲載され、そうかと思うと20日にはAP2の記事。その間にニューヨークから届いたQTのオリジナル〝ちくわぶレシピ〟もアップされています。オンラインみたいな早さです。と思っていたらさらにoyasan署名の新しい記事が。しかけてるね、けえ校長代理。

 ところで、校内新聞の名称を何故〝白旗新聞〟と言うか、ご存じですか?

 白旗と言えば源氏の幟。私を光源氏に引っかけているんですね。嘘です。ある党組織にそーいう名前の新聞があるので、私の名前の音読みに引っかけて白旗としただけです。たぶん。青だったらジャムになってしまいます。

 で、白旗新聞。私も記事は拝読しました。そこで、20世紀最後の新成人の記事を読んでの感想を少し――、少しと言いながらたくさん書くのが私です。

 コメントには〝難解〟というものもあったけど、私には難解じゃなかった。

 むしろ、とても白犬で興味深く読ませてもらいました。もっとはっきり言ってしまえば、視点が凄まじく〝土井スルー〟で、まるでミステリーを読んでいるような興奮さえ覚えたように思います。最初に引き込まれたのは、導入部のこのセンテンス。引用しますよ。

『(筆者は)「新聞部」を通して既存の「新聞」に挑戦しようとしているのである。筆者は「新聞読者」の立場であるが、自身の専門分野に関しては、日本語で「新聞報道」された時点よりもいち早く情報を入手しているように心がけている。むしろ「新聞報道」よりも以前に情報を入手していないと死活問題である』

 私は、新聞に挑戦しようというその心意気がまず気に入った。新聞メディアは情報をストックしているには違いないが、それを報じる時点でタイムラグが出ていたり、首を傾げざるを得ない視点での報道に対して、彼は挑戦したわけだね。とても白犬。

彼の文章が難解だと言われる理由はとても簡単だ。難解なのに簡単とはこれ如何に。

 ひとつは、単純に難しく堅い言葉と表現が多いこと。つまりは論文調だったということだね。二つめ、「」でくくった単語が多いこと。三つめ、全5章に分けた章立ての〝ジョイント〟がちょっと弱いこと。最後、全5章なのに何故か3章が2つあること(笑)。

 ここは文章教室じゃないから細かく言わないし、私だって他人様の文章を添削するほど自惚れてないから、あくまで〝感想〟として書かせてもらうけど、G20の主眼を〝テロ対策〟に置いた視点はお見事と言うしかない。まるでミステリーを読むような感覚で読めた、というのはそういう理由。これで本当に一本〝論文〟が書けるぞ、新成人。

 ただ、さきの金融サミットの真の目的がテロ対策、ひいてはマネーロンダリング対策とするならば、わかる範囲でその根拠をもっと書き込んだほうがいい。想像でもいいさ。冷戦構造が崩壊したいま、世界はどんな構造で対立しているかをだね。サミットに参加した国々が〝どこ〟と戦おうとしているのか――、あえて伏せたのかもしれないけど。

 サミット参加国が共通の〝敵〟を意識して、そのために資金洗浄を封じようとしているのか、それとも、各国がそれぞれ個別に〝テロ対策〟に取り組んでいて、それぞれの敵は違うけれど、共通の認識として資金洗浄を封じようという流れがあったのか。

 これをもっとわかりやすく言うと、キリスト教国にテロをしかけているのはイスラム国家だから、そのイスラム国家にテロ資金が流れないようにG20が開催されたのか、それとも、アメリカの敵と、ロシアの敵と、ヨーロッパ諸国の敵はそれぞれ違うけれど、それぞれが手を焼いているテロ対策のためにあのサミットが開かれたのか、ということだ。

 記事を読むと、私にはどうも後者のように思えるのだけど、そのあたりのことが勉強不足の私にはよくわからなかったのだ。

 それから2章め以降、ロッシーニ作曲の『ウィリアム・テル』や市街地におけるゲリラ戦、日本で起きたサリン事件、ロシア近隣諸国でのMD配置、国際連盟と軍縮会議、チャーチルの失脚について触れた〝段落〟を落として読んでみるといい。極端なことを言えば、というか私はふだんそーいうふうに資料を読むのだけど、この段落はなくてもいいんだ。

 すると、いきなり最終章の「結語」が出てきて戸惑ってしまうんだね。

 これが、章立ての〝ジョイント〟が弱いということ。つまりは〝繋ぎ〟の文章。

 ものすごい偶然としか言いようがないのだけど、新聞記者が書く文章というのは、きわめてそのジョイントに乏しいのです。新聞に挑戦した新成人が、新聞と同じ陥穽にはまっちゃってるんだね。私にはそれも白犬な発見だった。ジョイントをものすごく意識している文章を知っているけれど、それを参考にすると今度は脱線ばかりしてしまうから気をつけよう。

 もうひとつ願望を言えば、新成人は〝新聞報道より先に情報を入手するように心がけている〟と自分の近辺事情を明かしているわけだから、新成人が入手した情報の〝リアリティ〟がもう少し欲しかった。そうすると、これはもっと枠枠した〝読み物〟になったように思うよ。

 私からアドバイスすることがあるとすれば、データにのみ頼っていくと、結局は〝仮説〟に頼ることになる。ということだ。でも、それは論文なんだね。論文に〝感情〟は不要だから、たとえばテロルに対して新成人の感情は出てこない。

 テロをひどいと思うとか、許せないといった感情だ。資金洗浄を羨ましいと思うとか、私だってできるならやりたいといった感情だ。文中に一部不適切な表現があったことをお詫びします。

 しかし、リアリティとはそういうものです。

 オフ会の帰りに新成人は<ヤマダ>を名乗る男性にカツアゲされそうになって、彼はそのオフ会でやまだ。と知り合ったばかりで、集まりはとても楽しかったのに、たまたまとはいえ、カツアゲ男が<ヤマダ>と名乗ったことが許せなかった。と以前書いてくれたんですね。

 この〝許せなかった〟という気持ちが感情であり、リアリティです。

 カツアゲされそうになったことがリアリティなのではなく、その男が<ヤマダ>を名乗ったことで、やまだ。や楽しかったオフ会まで踏みにじられたような気がした。という彼の感情がリアリティを伝えるんですね。

 すると私などは、新成人っていいやつだな、と想像する。彼の心の中をちょっと見せてもらえたような気がするからです。彼が人気者なのは、おそらくそーいう理由。いじり甲斐のあるやつだってことは後から知ったけど。

 ついでにもうひとつ。みんなももう気づいているだろうけど、新成人が人気者なのは、彼は絶対に人を否定しないからです。いままでにくれたコメントもそうだったし、校内新聞を読み返してもらってもそれはすぐにわかります。違和感を抱いている、というような疑問を綴っても、彼は絶対に否定と批判をしない。誰かさんとは大違い。誰だ、私を指さしているのは。

 すると、硬い文章ではあっても、そこに新成人の人柄や個性が出ている。ということがわかる。それは彼の持っている〝優しさ〟を知る手がかりにもなります。文章には性格が出るんだな、やっぱり。うまく前回とのジョイントもできました。めでたしめでたし。

 記念すべき第一回の校内新聞は、テーマがテーマだけにあぁいった書き方になったのだろうと思うけれど、記事のコンセプトをもっと前面に押し出したほうが意図は伝わりやすかったかな。と偉ッそうなことを言ってますが、決してダメ出しをしているわけではありません。念のため。

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♪学ショクインフォメーション♪ [校長室]

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 学ショク 回転時間変更のお知らせ

本日4月24日(金)は
GW前のにつき新鮮なショク材の入手が困難を極めたため
一部メニューの差し替えを行うことになりました。
つきましては本日の学ショク回転時間が変わります。

予定 12:30-13:30の間

この時間にランチを食べれなかった場合は

15:15-15:30の間

いすれかの時間にスペシャルメニューを提供します。

※あれるぎーのある方には成分表をお渡ししていますので
スタッフまでお申し出ください。

我慢できない、もう出ちゃうという人はここにコメントをどーぞ!

配膳係 おけえ

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