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【リレー企画】テンカウントリミットあとがき [図書室]

こんばんは、THです。

今回はあとがき3&4(ちさとんとTHの分)をお届けします。
ここまで書いても、語りつくせない感はありますが…

ということで、こちらにもコメントをお待ちしています!
コメントブレイクは改めてお届けしますね。

ではでは。


●リレー企画あとがき その3

 mixiにメッセージが届いた。THさんからだ。

「リレー企画に参加しませんか? 積極的に断る理由がなければ、ぜひ。」

 積極的に断る理由がなければ?…これって、ひょっとして脅迫?…と思ったかどうかは、今としては思い出せなくなってしまっているのだが、探しても、探しても、積極的に断る理由がどうしても見つからなかったので、こんなふうに返信した。

「はい! よろこんで! よろしくお願いします!」

 しばらく(というのは「何日か」という意味)たって、THさんからメールが届いた。

「リレー企画のメンバーは、猫目師匠、けんづるちん、ちさとさん、私(THさん)の四人。この順番で書きましょう。打ち合わせは特にしません。それぞれ好きなように書いてください。どんなモノができ上がるか、楽しみです。」とのこと。

つまり、こんな配置。

 起: 猫目師匠
 承: けんづるちん
 転: ちさと
 結: THさん

猫目師匠の第1話を、けんづるちんが第2話で受けてつなぎ、この私が第3話で(台無しにならない程度に)ひっくり返して、THさんが最後をまとめる。
 ↑
こういう流れだな、と。

 さっそく、猫目師匠の第1話がきた。お、こいつ、カッコいいじゃん、私(の名前)に似てて。ふむふむ、プチ予知能力ね。で、依頼人の自宅に何者かが先回りして侵入し、危機を回避したかと思ったら実はピンチ、と。アクションものなのね。どういうふうに展開するのかな~なんて思ってたら、翌日すぐにけんづるちんの第2話がきた。早えーよ。

 なにーっ? 依頼人の家にいた3人(男2+女1)は、家族(夫婦+息子)だったのかよ!

 しかも、この妻ってのが、主人公の片桐みたいに(ってゆーか、ちょっと上?)プチ超能力を持ってるっぽい。しかも、なんだか謎ありげ。で、「片桐さん……。」のセリフで終わり? そこから続けるの? うーーーーーん……。って、3秒くらい悩んだ。

 緊迫した場面だ。ここは、ひとつのヤマ場だ。ここで、この妻が何を喋るか、読者の皆さんは、固唾をのんで注目しているにちがいない。盛り上がっているところなんだから、絶対に外したり、スベッたりしてはならない。ここは、なんとしてでも笑いをとらねば!

 で、かましたのが、あれ。

 ジェットコースターのように、静かに静かにカタカタカタカタ…と、ゆっくり上昇させておいて、最高地点から一気に下降!……レールに沿って一直線に駆け下りると見せかけて、脱線、横転、ロケンロール♪……だって、起承転結の「転」だもの。

 その一瞬の落差とスピード感に賭けてみました。あとは、ゴールまでそのまま駆け抜けてしまおう、読者を混乱させたまま強引に掴んだその手を放さずに引きずりまわして何が何だか解らないまま最後まで読みきらせてしまおう、たとえ、ストーリーが全然進んでいなくたって構わない、読み進めていくドライブ感を楽しんでもらえるならば、ね。

 そこらへんのところをオトナっぽく喩えていうなら、いきなりキス。えっ?って、びっくりしてる間に×を××て、××の××を××××××して、やだ、うそ、なに、どーして?って戸惑っているうちに何だか××××にされちゃって、気づいたら全裸でベッドに寝かされてた。みたいな。しかも、「さあ、これから」ってときに、不意に相方がいなくなって「あれっ?」って不安になる感じ。

 ねらいはそれです(笑)。

 そこに満を持してTHさんがベルトを解きながら入ってくる。そして興奮の結末へ。

 さっきあげてた「起・承・転・結」を言い換えると、こんな感じでしょうか?
(ナンパ口説き編)

 声かける: 猫目師匠
 連れ込む: けんづるちん
 脱がせる: ちさと
 ××××: THさん

 お楽しみいただけましたでしょうか?


----------------------
by ちさと



●リレー企画あとがき その4

ネタ切れが近いのは、こちらも一緒。
師匠の「リレーでもやりまっか?」にダボハゼのように食いついたのが、すべての始まり。

「ここらの詳しい話」を師匠からも託されているので、少し紹介しますね。

メールを通じて師匠と企画を練る :11/5~9
づるたんとちさとんを一本釣り :11/9
企画説明&詳細決定 :11/9~12

とこんなところでしょうか?(って、どこが詳しい!)

師匠とは、「他の人も入れましょう!」という話をしていましたが、その人選(づるたん&ちさとん)に関しては、もう、私の独断と偏見に基づき一本釣りさせていただきました。
連載とこれまでの※を見ていて「ぜひこの人たちにストーリーを書かせてみたい。」という一方的な希望によるものでした。
快く?引き受けていただいた両名には、本当にありがとうございます。
また、読者の方も「誰が書いてるの?」、「あ!この人が書いてるのか!」という驚きを持っていただけたのではないかと思っています。
コメントを見ると、この件に関してはうまくいったと思います。

ただし、この時点で内容に関しては、一切触れていません(師匠も書いているように)。お願いしたのは「プロットも構成もうっちゃって、好きに書いてください!」ということだけした。
メールの中身も順番や掲載日に関するものだけです。
そういう意味で、自分の番が来るまでは完全に「読者」でした。


そうこうする間に、師匠からの第一話(11/13)。

「そうですね、これを見た瞬間に私は成功を確信しました。」

なんて言うとプロジェクト○風ですが、実際は不安でいっぱい。
いえ、第一話が悪かったというわけではなく、逆に良すぎて。しかも伏線テンコ盛り。「本当にこれ1周(4話)で終わらせられるんかいな?」というのが正直なところでした。

続いて、づるたんの第二話(11/15)。
「おー、家族になっちゃったよ!」、「すげー、格好良い終わり方!」というのも、みなさんの感想と一緒。しかし、伏線は回収されず新たな謎の提示!
…うーん、あれをこうして、これをああして…。いや、勝手な思い込みはすまい!ちさとん頼むよ!と、下駄を預け待つことしばし。

そして、衝撃の第三話(11/17)!
読者としては「何だこりゃ!」、企画者としては「おおー、俺の人選ってすげー!」。しかし執筆者としては「………。」
テキストファイルをひらいたときの衝撃は、今でも忘れません。(後から本人も「ムチャぶり」と白状してました)
「絶対に外したり、スベったりしてはならない(あとがき by ちさとん)」の後は「笑いを取らねば」って、そこかい!

おそらく、私を含めた全員が「もう一周」の覚悟を決めた瞬間でしょう(笑)。
それまで考えていたまとめ方が、吹っ飛んでしまいました(爆)

前三話を受け、さてどうしようかと考えることしばし…
まずは伏線の整理と、対応案を考えました。一部紹介しますね。

・まだ事件が何か語られていない(社員の失踪のみ) ⇒ 作っちゃえ、というか呼ばれたことそのものを事件にしちゃえ。探偵役を犯人にしたらどうなる?(ミステリなら禁じ手?)
・奥さんの能力は?玄関で発動したのに、給湯機で発動しないのはなぜ? ⇒ 「テンカウント…」が発動しないから安全ってみんな書いてるな…。逆手にとって、奥さんの能力使っちゃえ
・焼き芋とリンゴをどうするか? ⇒ あ、取りに行ったのは息子だな…奥さんが立たない理由をつければ…

ご想像の通り、「焼き芋とリンゴ」が一番苦しかったですね(笑)。ちょっと無理やりだったでしょうか?

第四話を何とかまとめ、全員に連絡(11/18)。おほめの言葉を頂戴しました。
まあ、「完結」というよりは「中締め」といった感じの終わり方ですが楽しんでいただけましたか?


何度も言いますが、「内容に関して、一切の打ち合わせをせず」書きあがったものです。(しかもたった一週間で!)
自分一人では、絶対書けなかったと断言できます。みなさんよりも、執筆陣が楽しんだような企画でした。
この間のメールも公開したいところですが、それは我々だけのお楽しみってことで。

さて、最後に連絡です。
この中にも書きましたが、リレー企画は今後も続けたいと考えています。
「俺も楽しんでみたい」、「書きたいけど、連載枠はハードルが高い」、「とりあえずかき回してみたい」などなど、【リレー企画第二回】に参加してみたい方は、どんどん手を上げてください。

次回はぜひ一緒に楽しんでみましょう。

では!

----------------------
by TH
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コメント 2

あう

いやぁ~ 凄い企画でした。
転がほんまに転で「なんでウサギやねん!」ですよね。
ちさにいさん、遊びすぎ。

THさん
面白い企画、ありがとうございました。
楽しませて貰いました。ここにくるのは毎朝始業前の
ひとときで、ゆっくり読めるんですよね。新聞を読むように。
次回も楽しみにしてますね~
えっ?ボク?絶対ダメ。文才もストーリーを紡ぐ才能も全く
ありませんから。

けんぢゅる
凄いよ、あんたも!!!
ダンプで米蒔いてニックネームを付けるほかにこんな能力が
あるなんて、うまやらしい。そう。いやらしい。ぢゃないか・・・
正直、そこでTHさんが書いてまた猫兄さんにバトンがわたる
のかと思った。って見たら「ぢゅるぢゃん!」ってな具合で。
そこで既にストーリーの”転”が始まってました。for me

猫兄さん
伏線をいっぱい詰め込んでのスタート。流石でございますな。
ストーリーを紡ぐ人達への配慮!兄さんの人柄が良く出て
いるようにおもっちゃいましたよ。(^^)
しかし、猫兄さんは多才な人ですよねぇ・・・
こういう感性物からメカまで幅広い才能で。
次も楽しみにしてて良いんですよね?

あう


by あう (2009-12-10 08:43) 

たさ

あいやぁ、楽しかったです
ぬこ師匠の設定のしっかりさをベースに、中の二人が役割を良く理解して、発展させ、THさんがまた良く伏線を拾ってまとめて。
原稿の横流しでもなければ絶対無理!なスピードですよね
でも、第2話でbyぢゅるって見ても意味気づいてなかった盆暮でちた
たさ
by たさ (2009-12-10 09:00) 

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