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《白旗新聞》よみがえれ、美しく豊かな海よ…スーパーの鮮魚コーナーから考える「生物多様性」 [校内新聞]

 皆さんは、魚料理と言えば、何が一番のお気に入りだろうか。魚料理というか、海や川など水の世界からいただけるもの。切り口はたくさんあって、貝やエビ・タコやカニや魚、魚でも卵と身、身でもヒレと身のように様々だし、身でも揚げるのか、焼くのか、煮るのか、刺身なのか、全く人によって違う答えになるのだろう。私の場合は、イワシの刺身。ただし、ウロコがキラキラするような飛び切り新鮮なやつに限る。サバでも刺身が美味い。ただし、身が死後硬直でカチコチで内臓もゴロっと堅いまま出るようなやつに限る。そんなイワシもサバも、私の生活圏、愛知尾張西部ではまず手に入らない。皆さんのお住まいのところでは、どうであろうか。新鮮で活きの良い、そんなキラキラした魚介類は、簡単に手に入るだろうか。

先日の連休、家族と共に自転車で淡路島をぐるりと旅した。旅は毎年恒例で、場所に特別なこだわりはないのだが、自転車で走るならやはり水辺が良い。勾配が少ないこともあるが、海沿いや川沿いの道を吹き抜ける穏やかな風を頬に受けつつペダルを踏む心地良さは何事にも代え難い。淡路島の東浦というところをスタートにして右回りで走る。つまり、海をほとんどいつも覗き込みながら島を一周する。淡路島の海辺は美しい。水が透き通り、水の中の砂模様や岩のまだらになった表面まではっきりと見える。私の家系(大屋という苗字)は島根の浜田という、もとは漁港として栄えた街から出ている。そのことも関係するかもしれないが、私は昔から海が好きで、美しい海辺を見ているとそれだけで心が和む。心も軽やかに、夕方近くに通りがかった洲本という街のスーパーに食材を買うために入った。自転車で旅するなら、やはり野宿である。調理道具も一式揃え、地元の食材で夕食を作らなければ旅の楽しみも半減である。

その洲本のスーパーの、鮮魚コーナーは、私にとって衝撃であった。愛知尾張西部とは魚が違う。場所が違うから魚が違う、そんな単純なものではない。シャケはチリ産だし、タラは北海道産。アジは長崎、カツオは高知…流通が発達した昨今、鮮魚コーナーでたいていの魚が日本中、世界中から来ているのはどこでも同じである。違うのは、魚の活きの良さである。切り身なら、腹身に至るまでの切り口のみずみずしさ。例えばタラは透明な桜色をしていたが、これは新鮮な証拠で、少し古くなると粉っぽいような白色となる。そのほかにも、まさに新鮮で活きの良いキラキラした魚たちが並ぶ。魚好きの長女と二人で目を丸くして、顔を見合わせた。愛知尾張西部のスーパーとは比べ物にならない。この違いは、何によるのだろうか。

私は、今は愛知尾張西部で暮しているが、そこに至るまでは、三重伊賀地方、北海道札幌、栃木宇都宮近郊、愛知東三河で暮らしてきた(奈良でも暮したが残念ながら1年に満たなかった)。そのなかで、最も魚が美味しかったのは、なんと言っても札幌である。シャケ、マホッケ、マダラ、クロガレイ…どちらかといえば色の地味な北方系の魚の美味しさはもちろん、生活圏には、身の硬いサバやウロコのついたイワシが、例えば長崎から頻繁に入荷しており、それらの青魚の刺身の本当の美味しさは、そこで覚えた。そうそう青魚といえば、北海道のサンマは、もちろん、刺身が驚異的に美味かった。次に暮らした宇都宮近郊でも、魚は結構良かった。住まいの近所のスーパーでの魚は「まあまあ」だったが、ちょっと宇都宮中心部まで足を伸ばせば、札幌と同等のイワシが楽に手に入った。

それから愛知東三河に来たときは、実は期待していた。栃木には海はないが、愛知には、なんと言っても「三河湾」という海がある。ましてや東三河にある蒲郡水産試験所は、全国で最も歴史ある水産試験所である。漁業で鳴らした町…のはずだが、実際に住んでみると、魚は、はっきり言って全くの期待外れだった。愛知尾張西部でも、それは同じだった。イワシもサバも、まるで、輝きと緊張感を失った、くたびれた大根役者のように落ちぶれて並んでいた。故郷である三重伊賀地方、これも山に囲まれた盆地であるのだが、そちらの方がよほど良い魚が手に入る。流通機構の問題かもしれないと思ったが、どうやらそうでもない。もしかすると「美味い魚」へのこだわりが、地域によって違うのではなかろうかと、うすうす思っていたのだが、そのことが、淡路島で、急に理解できたように思えたのである。

海の濁り…それが私の中での結論である。「淡褐色;2.0m」「淡緑褐色;3.4m」「淡緑褐色;2.9m」…2006年の秋、私は担当した仕事のために三河湾の水質を調査する船の上にいた。バケツで汲み上げた水の色や、透明度について調査した当時の自分の記録が残っている。もちろん、街中の川の水よりはずっときれいだが、バケツでも水の着色が観察できている。透明度とは、直径30cm程度の白い円盤を水の中に沈めていったときに、何メートルで見えなくなるかという調査項目で、「透明度2.9m」ということは、円盤を2m90cm沈めると見えなくなる、ということである。極めて単純で原始的な調査であるぶん、調査結果は直感的に理解でき、はるか昔の調査結果とも安心して比較できる。三河湾がかつて水産王国と呼ばれた1960年ごろの透明度は6m程度であったが、その後10年程度の間に急激に低下し、現在の2~3m程度となってしまい、その状況は現在でも改善されてはいない。一方、淡路島の透明度については、徳島県で作成した資料によれば、洲本周辺の沿岸部でも8m程度はあるようである。この数字は、陸から覗き込んだ海の感覚(三河湾では底はほとんど見えず、淡路島では底の岩の模様まではっきり見える)とよく符合している。

なぜ、海が濁ると魚が美味しくなくなるのか…正確には、地場の美味しい魚が採れなくなる、というべきであろう。水が濁る、ということは、水の中に光が届かなくなるということを意味する。つまり、岩場があって本来は海藻が茂ることができたとしても、光がなくてはそうもいかない。海藻の森で卵を産み、あるいは生活するエビやカニがいなくなれば、それらを餌にする魚もいなくなる。近年、陸上では「人工林」の問題が取り上げられているが、昼でも暗い人工林内では何が悪いかといえば、生き物がいないことである。光がなくては、草も生えず、草を食べる虫も来なければ、虫を食べる鳥も来ない。水が濁るということは、まさにそこの水の中で暮らす様々な生き物がいなくなるということである。今風の言葉では「生態系が単純化する」とも言える。現に、三河湾でも、高度経済成長と共に、クルマエビやカニ類が激減し、湾内に定生するカレイやコチなどの魚が減って、泥に対応したアナゴや、外洋からやってくるイワシなど限られた種類に漁獲の中心を切り替えざるを得なかったという歴史がある。

おそらく、愛知の人々は、海にあまりに親しく暮らしてきたために、「我らが海」の位置付けが変わってしまったのではないだろうか。2006年の三河湾の調査で私が気になったのは、海の濁りだけではない。漁港の活気のなさというか、例えばタバコの吸殻を平気で海に捨てる漁師さんがいて、周囲がそれを気にも止めないことに、とても違和感を覚えた。大切なものを失ってしまったような諦めにも似た空気があるように感じられたのである。そういうことと、スーパーの魚の鮮度を結びつけるのは乱暴ではあろうが、無関係であるとも思えないのである。魚の美味しかった北海道各地の海辺の青く透き通った美しさは私の心を捉えるほどであったし、岩場の海藻の森だけでなく、牡蠣の産地として有名な厚岸湾で調査のために船に乗ったときの、砂の海底に広がるアマモの「草原」の美しさを私は忘れることはできない。それに対して褐色に濁った海が、三河湾で否応なしに日々突き付けられる現実である。いっそ、海のない栃木宇都宮や三重伊賀地方の方が、よほど、美しい海の物語を信じることができるということではないだろうか。

それにしても、海が激しく汚れた「公害の時代」は、すでに終わりを告げたはずである。それなのに、なぜ、海は濁ったままなのか。環境問題に詳しい方なら、生活排水の問題と言えば「一杯の味噌汁を流すと、魚が住めるようになるには風呂何々杯分の水が必要」というようなフレーズに思いが至るかもしれない。しかし、少し勘の良い方なら、このフレーズにウソがあることを知っている。今や、排水がそのまま川や海に流れることは少ない。たいてい汚水処理場などで浄化されてから放流される。どこまで浄化するかを示す「排水基準」も、三河湾をはじめ、東京湾や大阪湾など都市を抱える地域では、より厳しいものが適用されている。その結果、例えば河川の汚れを示す「BOD」という指標は、魚の生息環境としては不十分なレベルではあるが、昔に比べれば大きく改善されている。「川の水は酷かった頃よりはずときれいになった」と多くの人が感じるのは間違っていない。それなのに、海は濁ったまま。これは、どういうことであろうか。

その答えは、例えば、こういうところにある。私が現在住んでいるのは、某新興住宅団地である。2000年ごろ丘陵地を切り開いて作られたこの団地には、下水道が届いていない。そのため、団地として自前の汚水浄化施設を持っている。その浄化施設は、最新の厳しい規制をクリアーする排水処理能力を備えている。しかし、実際に、排水が放流される小さな川に行ってみると、川の川底はヌルヌルした厚い藻に覆われて、水は白濁し、魚や貝などは見当たらない。簡便な水質調査キットでその水質を調べてみると、例えばリンの濃度として、きれいな河川の数十倍の数字を示す。少し知識のある方ならご存知だろう。リンは肥料の主要成分であることを。また琵琶湖などでの水質浄化の初期の運動はリン系合成洗剤の追放であったことを。要は、濁りや悪臭の素となる有機物そのものは汚水浄化施設で比較的簡単に取れるのだが、藻やプランクトンが有機物を作るための「栄養分」は、浄化施設の排水中にスープのごとく「ふんだんに」残ったままなのである。その多くが最終的には海まで流れ込んでしまう。

この、海に流れ込んだ「栄養分」により、特に閉鎖性水域、つまり水の入れ替わりが悪い湾内などでは「富栄養化」が容易に引き起こされる。この栄養分によってプランクトンが異常増殖するのが、いわゆる「赤潮」である。実際には問題は単に赤潮だけでなく、植物プランクトンが光合成で自分の身体を作るということは、有機物を生産するということであるので、せっかく人間が排水中の汚れ=有機物を除去しても、海の中で自然が再び「汚れ」を日常的にせっせと作ってしまっているとも言える。そして、そうして作られた有機物は底に沈み、そこで分解されて再び栄養分に戻って有機物の生産に利用される。結局、減るのは海の中の、特に海の底の方の酸素である。「黒色シルト、硫化水素臭、貝片ごくわずかに混入、生物認めず」…私が2006年に記録した三河湾の底泥の記載である。海の底が、ドブ川のように酸素がない状態になっている。この底にある酸素のない水塊が、風に運ばれるなどして浅瀬までやってきて、水産物に被害をもたらすことがある。無酸素状態で析出した粒子状硫黄のためにまるで青く輝くように見える。赤潮に並ぶ「青潮」といわれる現象で、これももとを正せば陸からやってきた「栄養分」の仕業である。

すなわち、海をきれいにするためには、こうした「栄養分」をとにかく削減する必要がある。この点について、行政も決して無策というわけでもない。具体的には、東京湾等の閉鎖性水域を対象に、主要な栄養分である窒素とリンについて「総量規制」と言われる規制が2004年頃から実施されており、三河湾も規制対象となっている。しかし、汚水浄化施設での窒素とリンの除去は、有機物と異なり、特にリンについて技術的に難しいという限界があり、一方、窒素については、実は施設からの排水の他に、畑やゴルフ場に散布された肥料のように、工場等の施設とは無関係の土地に広く存在している窒素成分が雨などによって河川に多量に流出してくることが報告されている。例えば愛知県環境調査センターの2000年の調査報告によれば、工場排水などの流入状況等を監視するために通常行われる晴天時の河川調査だけでは、河川から海に1年間で実際に流出している窒素のうち半分程度しか把握できていないとのことであった。このことは、海への「栄養分」の流出を実際に防ごうと思えば、汚水浄化施設だけを厳しく取り締まるだけでは、もはや限界であることを示している。

ところで皆さんは、潮干狩りはお好きだろうか。愛知に住んで良かったと思えることの一つは、三河湾のあさりはとても美味しいことである。このあさりは養殖でなく天然のものが絶品である。東三河にいた頃は、砂浜に人工的に撒いた養殖あさりではなく、河口部などで天然のあさりを採ることができた。この天然あさりの美味しさは、それまでの私のあさりのイメージを覆すに充分であった。その美味しさゆえに、天然の大きなあさりを見つけると、まるで黒いダイヤモンドでも手に入れたような感覚に陥る。しかし、その潮干狩りは、単純な砂の中というよりも、あさりの貝殻の山の中から探し出すといった方が適切である。この貝殻の山は、毎年のように「青潮」が浅瀬までやってきて、多くのあさりが大量死した結果である。その「現場」に立つと、これだけ美味しい恵みをくれる海への深い感謝の心と、海に対する人間社会の「仕打ち」についてのやるせなさが同時に湧き上がり、川の上流をじっと見つめることになる。

私は、特に環境行政に携わる皆さんに言いたい。我々を取り巻く環境は、公害の時代に比べれば確かに良くなった。例えば「BOD」で表現される河川の環境基準達成率なども、全国平均で91%であるとか問題なさそうな数字が並ぶ。しかし、現場に立ってみると、数字ばかり見て満足していることの無意味さに気が付くはずである。その数字は、何のための数字であるか。数字自体には実は意義はない。海がよみがえって、美味い魚が戻ってきて、はじめて意義があるのである。そのためにどうすれば良いか、解決すべき現状を現場で共有したうえで、海をよみがえらせる計画を練るための一つの材料として見るとき、はじめて数字が生きてくる。そもそも、海と川はつながっている。さらに、川につながっているのは汚水浄化設備だけではない。海は海、川は川、排水は排水…今までの数字は、このように各部をバラバラに切り分けて改善させるために使われていたが、このやり方ではもはや限界に来ている。現場に立って、五感を使って感じれば、そのことはすぐに分かる。本当の成果を挙げるためには、様々な「つながり」を大切にして、創造的な仕事として再構築する必要がある。そのことが、今ほど求められている時代はない。

そして、私は全ての皆さんに言いたい。今、環境といえば、2010年には「生物多様性条約第10回締約国会議」(COP10)という国際会議が名古屋で開かれることになっており、そのため「生物多様性」という言葉がもてはやされている。しかし、そんな立派そうで、格好の良い言葉を出して、どこか遠い国のことを議論するのは、いかにも片手落ちである。そんな難しい話をするよりは、皆さんの住んでいるところで、旅行に言った先で、地元のスーパーの鮮魚コーナーをよく見て欲しい。そして、身近な海辺に立って、五感と想像力をフル活用して、海の底を覗いてみて欲しい。その水の中には海藻は生えているだろうか。そこに、どんな命があるだろうか。海藻の陰には小さなエビがいて、小魚が横切り、水草をつけた巻貝が岩の上を這っているかもしれない。スーパーに活きの良いキラキラした魚たちが並び、海の中を想像したあなたが嬉しくなるような海辺なら、それが「生物多様性」であり、きっと実際に魚も美味い。もし、そうでないなら、そんな嬉しい海を目指して、少しでもできることを…皆さんの好きな魚料理はなんですか?その材料は、いつでも、どこででも手に入りますか?…本当に意味のあることは、そこから、始まる。

あとがき:インターネットで様々な情報が簡単に得られるようになりましたが、海域の透明度についてのデータは、測定に手間がかかるためか、あまり多く公表されていません。その代わり、海域の水質調査項目として「クロロフィルa」という調査項目が比較的多く公表されています。これは植物プランクトンの葉緑素の量に相当するもので、富栄養化に伴う海域の濁りの正体は増殖した植物プランクトンであるため、水の濁りと比較的よく対応します。調査結果は通常水1リットルあたり何マイクログラム含まれるかとして表現され、増殖と減少の激しいプランクトンの量であるため数値の変動も激しいのですが、平均的な数値として見ると、例えば淡路島周辺海域では5前後、三河湾や東京湾では10~20程度となります。赤潮が発生すると、この数値が40~50または通常より1桁大きな数字(数百など)にもなります。「東京湾 クロロフィル」などのキーワードで検索すると簡単に実際の測定データを見ることができますので、ぜひ、皆さんの身近な海についても調べてみて下さい…などと、最後の最後まで、仕事がらみのかた~い話を書いてみました。あはは。鯉も飼えないですね。でも、私、水が、生き物が、好きなんです。森も大好きですが、書き始めるとさらに理屈っぽくなって校長先生に名指しで否定されそうな気がするのでやめておきます。校長先生の教えと言えば、今回も「書きたいこと」をだいたい書いちゃいましたし…目指せ、行間を読ませる文章!!…よほど機会があれば、また。今回も長文にお付き合い下さいまして、誠にありがとうございました。

033 オーヤ拝


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ke_co_ltd

もうまてないのぉぉぉ☆ミ

ってことで
はしやすめどころが夜中にがっつり
カロリーの高い記事をおとどけします!!

けどお魚だからへるしーだよね(笑)

環境について
いつも相反する思いがある。

いますぐ一人一人が始めなきゃ大変なことになる
みんなの努力しだいで世の中変わるんだよ!
っていう思いのすぐ横で
あんた一人ががんばってどうすんのょ
そんなことは働かなくても食っていけるようになってから
取り組みなさいとか
もう商品になってお店に並んでるんだったら
欲しいと思うものを買うことに問題はないんじゃないの?
それより自分のお気に入りを手に入れたり
使ってかわいくなったりしたい、ってやっぱ思うよとか
ゆれる

自分と自分の周りと

両方成り立ってはじめて
自分の「ガワ」つまり、ある側面を見つめることが出来るのにね
なんだかあせります
早く答えを出さないともう間に合わないんじゃないのって
気持ちになって無力感を味わうことがあるもの

そんな揺れている自分のなかの不安定さ
これは答えのないことだからっていうことや
難しい問題だねなんていってみたりすることには
あたしには意味がなくて
それならきっともっと別のことを言いたい
とおもうけどそれが出来ているかはわからない

言葉を伝えること、言葉で伝えること。言葉が伝える力を信じる
こと

信じよう
怖いけどでも信じたい
この心で自分だけじゃなくて、すぐ隣にいる地球のこと空気のこと、水のことヒカリのことについて学んでいければいいなと思います。
by ke_co_ltd (2009-06-06 03:54) 

Z

深夜の掲載ありがとうございます。

オーヤさんだぁ!

蛍から帰ったら読ませていただきますねぇー

Z002
by Z (2009-06-06 05:36) 

045 ch-k  てゆーかちさとです


オーヤさんだー♪

きれいな海の美味しい魚。食いてーーーーーーっ!

以前(といっても10年くらい前)、外房総の海中展望塔を訪れたときのこと。エレベーターを出たそこは水深20メートルくらいの水の底。窓から見上げると水面から差し込む光を受けてキラキラ光るサバ(イワシだったかも?いや、アジだったかな?)の群れが見えました。何百匹といるだろう魚の群れが、みんな同じ方向を向いて泳いでいます。かと思えば一斉に方向転換。キラキラキラっと見をひるがえして…。

「美味そうだなー。」←そこかい!!!

やっぱり魚は鮮度です。美味しい魚はきれいな海の水の中からやってくる。そういうことなんですね。きれいな海の水を保つには河川ごとだとかの狭い範囲での水質管理だけでなく、もっと広いエリアの水の循環系を丸ごと押さえて水質保全に取り組めるようなあり方が今後必要であるということですね。

そこに私達が参加するには、まずは一人一人ができることから、たとえば生活排水ひとつから気を配っていく、そこに五感をはじめとして想像力を働かせる余地は充分にありそうですね。身近なことでありながら、ついつい見落としがちなご指摘、ありがとうございました。

ところで、厚岸湾の砂の海底に広がるアマモの「草原」の美しさがどんなだったか、とっても気になります。


by 045 ch-k てゆーかちさとです (2009-06-06 08:29) 

つな

私が生きていく中で、知っていること、知らないこと、知ろうとしないこと、たくさんあって五感で感じる自分の感覚は大切だと思いました。

オーヤさんの記事をよんで、感じたこと考えたこと…そこから自分の行動や気持ちも変わったりするのかもしれません。そのちょっとした変化が未来を変えるきっかけになると信じたい。
by つな (2009-06-06 11:30) 

わい

栄養が増えると生物多様性が減る。

単純に読むと、とても矛盾に満ちた表現に思えますが、その裏には複雑な生態系があって、人がすぐに解決出来るほど単純ではないとも思えます。

でも、きれいな海、美味しいお魚、
やっぱり失いたくないですよね。

私たち普通の生活者に何が出来るんでしょう・・・?
ここまで知っているオーヤさんなら、きっと提案も出来ますよね?

いや、まてよ、ひょっとして自分で考えろと言う問いかけなのかもしれない。。。。むむむむ。。。


好きな魚料理は父が釣って来た鮎の塩焼きです。
最近は、もうアユ釣りやめちゃったので、なかなか巡り会うことが出来ません。
川魚でごめんなさい。
アジのひらきも大好きです。比較的どこでも手に入ります。

さて、ここから何が始まるのか、もいっかいよく考えてみますね。

とても考えさせる、それでいてすらっと読める
いい記事だったと思います。
by わい (2009-06-06 11:54) 

047 みつりんご

三河産の海産物で育ちました。
小学生の頃は矢作川の河口へハゼ釣りに行きました。
潮干狩りにも行きました。
そのおかげか、今でも海産物は大好きです。
一番は。。。。カサゴの唐揚げ@初島.熱海です。
丸ごと一匹そのままの姿揚げです。
大体初島へダイビングに行く目的の70%はこれを食べる為です。ええ、ダイビングは30%です(笑)。ただしその30%でも他のダイビングポイントの70%位のレベルが期待できるのが初島です。

実家を離れ15,6年経ちますので最近の実情はわかりませんが、両親に聞くとやはり昔より魚の鮮度は落ちているようです。一色あたりにあった魚の朝市も閉鎖された所が多いと聞きます。ですので、あの辺りのさなか事情に関して言うと負のスパイラルに陥ってしまっているようです。

スキューバダイビングを始めて10年ちょっと経ちます。
その間で、海が綺麗になったか?と聞かれると、実感としてほとんど変わっていないですね。
裏を返せば汚くなっているという実感もありませんので、環境行政が全く役に立っていない訳でもないと思います。
変わったのを実感するのは、冬場の海水温が下がらなくなった事ですね。その為春濁り、つまり、プランクトンが活動を始める時期がだんだん早くなっています。
逆に夏場の海水温はそれほど変わっていません。
これは、プランクトンが活動できる期間が長くなったとも言えます。
海水温の上昇は温暖化の影響だろうと言われています。

川、海、排水、だけではなく温暖化もつながっています。

鮮度の良い魚を食べる為には、いっぱい考えないといけないですね。

#屋久島で食べた釣られたばかりのサバはおいしかったです(^^)
by 047 みつりんご (2009-06-06 15:45) 

032_おやさん

オーヤさん ありがとう。
まぎらわしいけど 僕oyasan(笑
いつもHNで ご迷惑 おかけしています。


環境問題は身近なことから・・・。
うん。そうおもいます。COP3のときは開催地の京都の大学生たちが イベントをやってました。ぼくも当日だけ手伝ったけど、そういう身近なことを みんなで取り組む方がはるかに意味があると思う。

環境問題は 国でも地方でも予算獲得の方便です。
けっか、意味のない無駄な施策が上積みされてしまうことばかり。

おさかなの鮮度、実際そういう基準の方がとってもわかりやすい。
だけど 僕自身はそういう魚の鮮度みたいなのとか 食べて違いが分かると言うことにならない。スーパーの切り身になれてしまった。港町に住んでいるのに・・・。
by 032_おやさん (2009-06-06 21:49) 

065 じん

オーヤさま

難しいことは分かりませんが
ごみを減らす、洗剤を減らす、生ゴミを始末する、米のとぎ汁は捨てず植物の肥料にする、などは自分もできると思います。

他にも、エレベータを使わない、
テレビや電気をだらだらつけない、
電車・バス・自転車で移動できるならする、とか。。

結局、そこなのかなと。
けえたまもかいてるけど始めなきゃ、ですね。
始めは小さなことでも、皆でやれば大きくなっていくのかなと。

by 065 じん (2009-06-07 00:24) 

031 11 @ サバの刺身!?

おぉぉぉぉぉ、オーヤさん!!
お久しぶりですの。

おぃらは、みつりんたんほど頻繁にではないけれど、たまに海に潜ります。

ポイントは大体伊豆周辺。

伊豆の周りの海面は、ポイントが有名であればあるほど汚いと感じてしまうことがあったりします。
沖縄ではあまり感じないけれど。

空き缶やタバコが漂流していたり、ビニール袋が浮いたり沈んだりしていたり。。。


おぃら達ダイバーは、それこそ「きれいな海」を求めています。
だからおぃらは、潜るたびに海の中で見つけたゴミを、少しでも拾って帰るようにしています。

それが、おぃらにできること。


え?マイ箸??
あれは気が向いたときに使う、ただの趣味w


> みつりんたん
カサゴ!!
食らう!食らう!
次初島行ったら絶対食らう!!
by 031 11 @ サバの刺身!? (2009-06-07 01:28) 

030 ダルコ

「クロロフィル 東京湾」で検索してみました。
色分けされたデータが見れました。想像通り、東京湾も内側は赤いところが多く、横須賀以南は青いところが増えていました。
もっと他の地域も知りたくなりました。

「富栄養化現象」「赤潮」なんて学校で習った気がしますが、どーせなら「お魚の鮮度」で説明して欲しいですねぇ。
玄界灘の海の幸を、「魚きら~い」と言ってなかなか食べようとしなかったのですが、出張で帰ったら、九州の魚の旨さに驚きました。なんともったいないことをしていたのか。

都会に住むほどエコな生活からはほど遠い…
すでに地球の温暖化を止めることはできない状態だと聞いたこともあります。なんていうのか忘れちゃったけど…
それでも、自分にできることはちょっとでも続けるようにしま~す!
by 030 ダルコ (2009-06-07 03:11) 

061 CSの語り

オーヤさま

自分で何ができるか考えさせる、それでいてさらっと読める
ナイス記事、ありがとです!

難しいことは色々事情があると思います。

環境問題は、まずはできることから。
まずははじめの一歩から。




by 061 CSの語り (2009-06-07 09:18) 

047 みつりんご

11さん
大西って食堂です。
民宿もやっていて、泊まりで行くと晩ご飯はスーダンブラジル代表です。どれくらいかというと(↓)な感じ。
http://blog.livedoor.jp/studio_orca/archives/50966602.html

ただ、初島はダイビングショップそれぞれにお世話になってる食堂があり、お昼ご飯はそこでと言う紳士協定?暗黙の了解?があるの、11さんがお世話になっているダイビングショップが違う食堂を利用していたら...
まずはその食堂でうんまい物を探してみてください。初島ですから、何かあると思います。
それでも大西のカサゴの唐揚げがどうしても食べたかったら...
相談しませう。
by 047 みつりんご (2009-06-07 13:02) 

023-QT

オーヤさん、
環境問題って考えれば考えるほどわからなくなってしまいます。
Qができることはホントに小さくて、すこーし自己満足っぽい気もするし。
お洗濯の回数を減らしたり、エコ・フレンドリーな物を使ったり、エコバッグ使ったり、マイカップでコーヒー買ったり、、、やらないよりやったほうが気持ちがいいから。
でも、なかなか徹底できない、、、やりすぎると快適な生活がなくなってしまうから。
矛盾していると思う。

でも、一人の参加がなければ大勢にはなっていけないし、ムリはし過ぎずに出来ることをまずやる!ですね。

みつりんごさんや11さん、私もちょっとだけダイビングしてました。
(子供が生まれてからさっぱりやってませんが、、、)
キレイな海に潜るのが好きです。
残念ながら日本の海は沖縄以外やったことがないのですが、、、
私の友達はよくイーストリバーやロングアイランドの海岸のお掃除ダイビングに言ってました。
うちのだんなも参加してましたね。えっ?私はドライスーツなくて、、、サボリ。

海のゴミで一つ思い出しました。
ドミニカという島でウォールダイビングをした時。
水中にふわふわ浮かぶ本の1ページを見つけたQは、フラフラ魅せられるように手を伸ばして掴もうとしていました。不思議なことに回りには浮遊物一つなく、太陽の光が差し込みそれはそれは幻想的でーーーグイッ だんなが腕を引っ張ります。
そう、私は「美しい海」の「美しいゴミ」に魅せられて深みに深みに引き込まれていっていたのでした。
自然のリベンジかしら?、とはおおげさですが。
みつりんごさんはブログがあるんですね、見させてもらいます。








by 023-QT (2009-06-07 21:04) 

031 11 @ 大西( ..)φ

> みつりんたん
なるほど。やっぱりお昼の場所って大体決まってるもんなんですね。
そういうことをショップの方とお話しすることはあまりないので、知りませんでした。。。

大西のカサゴ、めっさ興味がありますが、いつかみつりんたんと一緒に潜りたいと思いますぉ♪


> QTたん
無理したら続かないってのは、わかりますぉ。
後、おぃらは海外で潜ったことはなくて、経験があるのは沖縄と伊豆だけですが、伊豆で深みに誘われたことはあります。

なんとなく、沖縄は海の上を目指したくなるような、伊豆は海の底へ沈んでいきたくなるような、そんなイメージがありますの。

おぃら、親と一緒にライセンスをとりました。
おかげで、今でも家族旅行にくっついていったりしますの。
QTたんも、お子さんが大きくなったらぜひ一緒に潜ったりしてくださいな☆
by 031 11 @ 大西( ..)φ (2009-06-07 22:06) 

A.U.

けえちゃん。連日ご苦労様です。

おーやちゃん、生きてて良かった。
いい話を聞かせて(読ませて)貰いました。
同じく自然を愛する者として嘆きの部分は同感です。

しかし、海を汚している張本人は人間です。
自分が綺麗になるために積極的に水を汚します。
私もそのうちの一人なので、誰も責めはしませんが
そう言う事実があると言うことを認識しています。

昔から、水を汚さないことに対しては、滋賀県民の皆さんは
よくやっています。大昔から無リン洗剤を使ったり。
工業も水を汚しにくい産業が発達していると思います。
だから※も旨いのでしょう。

おーやちも、私も公害マッサナカの生まれです。
その頃と比較するとかなり改善はされているようには
思いますが、やはり回復自体はしませんね。

これから自分が何を出来るのだろうか?
何を残していけるのだろうか?
色々考えて生きていきたいと改めて思わされる内容でした。
思い出させてくれてありがとう。

また会おう。ゆっくり飲みながら話そう。

それよりも、元気そうでよかった。
また裏にも顔出してね!!!

あう
by A.U. (2009-06-07 23:25) 

033 オーヤ

相変わらず遅めのレスですみません。オーヤです。

…実は、けえたんに「投稿しま~す」と送ってみたものの、やっぱり取り下げようかな、という迷いもずっとありました。一言で言えば、これって単なる独り善がりではないの?という自問自答なんですが…ただ、そもそもの動機は、私なりに皆さんに少しでも「恩返し」がしたかったのです。こんなんで「恩返し」ってのも変ですけど、現場に張り付く人間ならではの、ちょっと違った視点を皆さんに提供できるのではないかと。普段は私の文章を楽しみに待ってくれている方々のために自分のHPに書くのですが、この種のテーマで学園の皆さんにも楽しんでもらうことはできないだろうかと、そーいう自分なりの挑戦という部分もありました。でも本当は、例えば猫目ししょ作詞じんさん作曲の「学園校歌」、学園の皆さんを楽しませるGood Jobとは、まさにあーいう仕事だなあと、ここにはあーいう仕事を投稿するのが本筋では?と思ったりするのです。なにぶん、音楽だけはオーケストラプレイヤーを続けているのでTrbだったらセミプロ程度の真似事も少しできるわけで、さらに多重録音とかのPC技術があれば、金管4重奏ぐらい提供できるのになあ…とか。それで「あんな堅い話、やっぱり間違ったかなあ…」などと思っていたのですが…

思いもかけず、皆さんから、色々な深いコメントを頂きました。けえたん、Zさん、ちさとさん、つなさん、わいさん、みつりんごさん、おやさん、じんさん、11さん、ダルコさん、CSの語りさん、QTさん、誠にありがとうございます…えーと、このレスを書き始めた今、22時30分で、この時点の方々のご意見でレスを書きます。たぶん、というか、絶対に、長くなります。もしも、書いているうちに新たなコメント頂いた方があれば、また後ほどレスをいたします。私は、結果的には、投稿して良かったと、皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。レスは大変長~~(中略)~~くなりますが、調子に乗りまして、かなり「私の人生かけている」的な部分を申し上げますので、お付き合い頂けますと嬉しいです。

まず、現状報告に関して、みつりんごさん、すごいフォローありがとうございます。ご実家が三河湾に近しいとのことで、新参者の私が「そーじゃないかな?」と思ったことに「証言」を与えて頂けたように思いました。例えば一色の港の寂しさは、私は昔がさぞ賑やかだったろうな、と思わせる痕跡しか知り得ず、魚の鮮度についても「今」しか知りません。実はこの原稿を出すにあたっては、私が師と仰ぐ専門家(三河湾等の長年の研究業績に対して環境大臣表彰を受けた方です)にチェックを依頼し、「問題ない」という回答を得ていましたが、みつりんごさんのコメントを頂いて、語弊がありますが、正直ホッとしました。自分の感性を信じましたが、誤った問題提起はしてはいけないと思っていたので…。さらに、すごいというか、これは「うらやましい」のですが、スキューバダイビングをやってらっしゃるのですね。やはり、ごくまれの「海の上」よりも、ずっと「現場」に近しい方の言うことは違います。

>裏を返せば汚くなっているという実感もありませんので、環境行政が全く役に立っていない訳でもないと思います。

これは、まさにそのとおりです。相当頑張っているけど、壁に当たっている、というところでしょうか。
で、私も、ほとんど今回の文章を書くにあたって意識になかったのは、

>変わったのを実感するのは、冬場の海水温が下がらなくなった事ですね。その為春濁り、つまり、プランクトンが活動を始める時期がだんだん早くなっています。
>逆に夏場の海水温はそれほど変わっていません。
>これは、プランクトンが活動できる期間が長くなったとも言えます。
>海水温の上昇は温暖化の影響だろうと言われています。

…そうなんですね?私も温暖化の影響については、森林インストラクター仲間の話の中で、南の蝶をえらい北で見かけたとか、南限山頂付近にあるブナが実をつけなくなって逃げるところもないよとか聞くのですが、実感としてはまだそれほどないのです。地球の熱分布のバランスが崩れる(例えば高緯度がより暖かくなる)ことによる気候の不安定化、つまり異常気象が多いことの実感は今更言うまでもありませんが。日本付近、中緯度が直接「温暖化」しているという部分は、まだ…琵琶湖の表面水温が冬に充分冷やされずに酸素を含む水が深層に潜らずに底層の酸素不足が解消されないとか、そーいうことを話としては知っているのですが、みつりんごさんは、実感としてわかっていらっしゃるのですね?ですから、

>川、海、排水、だけではなく温暖化もつながっています。

こーいう発想が自然にできるのですね。言われてみれば、漁業資源との話でしたか、聞いたことがあるような気がします。ありがとうございます。もっと勉強して…というか、私もスキューバダイビングやってみたい~!!!!

で、同様のことは、11さん(というか、いれ○んさんというべきでしょうか?)の

>空き缶やタバコが漂流していたり、ビニール袋が浮いたり沈んだりしていたり。。。

なども、私が「焦る」には充分です。やはり、趣味だろうがなんだろうが、普段から「現場」に行っている人は、本やテレビだけ見て理屈を100こねる人よりもずっと「よくわかっている」わけです。私、スキューバダイビングと同じぐらい「うらやましい」と思うのは、確か、Zさん、カヤックやってますよね?水面すれすれから観る景色は、フツーの人が見る景色とは絶対違うと思うのです。ともあれ、そーいう「現場」を五感で感じる方々は、行動も、「やむにやまれず」具体的になると思うのです。

>だからおぃらは、潜るたびに海の中で見つけたゴミを、少しでも拾って帰るようにしています。(いれ○んさん)

これこそが、最も、大切な話ではないか??と、私は思っていたりします。ここをちょっと?解説させていただきます。環境問題、ということに関して、私たちが生活の中で、何か気をつけたり、頑張ることが、実際問題、どれほど意味があるのか?という問題は、常について回ります。

>難しい問題だねなんていってみたりすることには
>あたしには意味がなくて
>それならきっともっと別のことを言いたい
>とおもうけどそれが出来ているかはわからない

というけえたんや、

>私たち普通の生活者に何が出来るんでしょう・・・?

というわいさんや、

>Qができることはホントに小さくて、すこーし自己満足っぽい気もするし。
>お洗濯の回数を減らしたり、エコ・フレンドリーな物を使ったり、エコバッグ使ったり、マイカップでコーヒー買ったり、、、やらないよりやったほうが気持ちがいいから。
>でも、なかなか徹底できない、、、やりすぎると快適な生活がなくなってしまうから。
>矛盾していると思う。

というQTさんのご意見は、まさに、そのとおりだと思うのです。

で、それに対して、私としては…わいさん、相変わらず、もう、素敵すぎます。

>ここまで知っているオーヤさんなら、きっと提案も出来ますよね?
>いや、まてよ、ひょっとして自分で考えろと言う問いかけなのかもしれない。。。。むむむむ。。。

ピンポ~ン♪大当たり!!目指せ、行間を読ます文章…なんか違うか…えっと、それはちょっと出来過ぎですけど、答えにならない私なりの「答え」を言ってしまいます。結局は、おやさん(HNは、全然、むしろ似ていることを楽しませて頂いております♪)や、じんさんや、CSの語りさんのおっしゃるように

>環境問題は、まずはできることから。
>まずははじめの一歩から。

に至るのかな…?とは思うのですが、実は、私自身は「そこまで」を皆さんに言いたいわけではないのです。

というか、これは、学園の皆さんには完全に釈迦に説法ですが、話は全く簡単ではないのです。環境問題といわれるものに「正義」はない。例えば「リサイクル」は大量消費に「免罪符」を与えてしまう性質があることがすでに一般論として知られています。あるいは、エコキュートを支える深夜電力は需要時間帯を無視した常時稼動を前提とする原発の電力なのはどーなんだろうとか、繰り返し使える牛乳ビンよりも牛乳パックの方が輸送エネルギーは格段に抑えられるものの牛乳パックをリサイクルしようとすると再生資源である森林パルプを節約するために非再生エネルギーである化石燃料を大量に使うから原理的にまずいのではないかと思えば一方では品質がそろう材料が大量に得られるのであれば生産工学的に何とかなるかもしれないとか、それじゃあいっそ全員が自給自足的エコな生活をすればどーかと言えば地球上で自給自足的に暮らせる「定員」は5~10億人程度(日本では江戸時代の3000万人程度が相当)だとか…

そういう意味では、私は、二つのことを皆さんに考えてみて欲しかったりするのです……えっと、森が火事になって、ハチドリがそれを消そうと口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは落とすという「ハチドリのひとしずく~いま、私にできること~」という話がありますよね。すごく意地悪ですけど、一つは、この物語で「ハチドリが水を落とす」ということが、本当に「正しい」かどうかはわからない、ということ。つまり、ハチドリがホバリングをするために風が起こるわけですが、その風が火勢を強める効果の方が水を落とす消火作用よりも大きいかもしれない…そういう「そんな馬鹿な」という話が現実に起こりうるのが環境問題なのです。

もう一つは、ハチドリは、どういう心理で、水のしずくを落とすのだろうと。これも意地悪ですが、もし、ハチドリが頭で考えて、自分のやっていることは正しいことだからやる、というなら、まあ、自己満足であり、もしかしたらやめた方が良いかもしれない。しかし、もし、ハチドリが、燃える森を目の前にして、頭で考えるよりも何よりも、心情として「そうせざるを得ない」というなら、役に立つとか立たないとか、そういう問題でなく、ただ、やるのだろうと。

ですから、少し挑戦的な言い方をすれば、私は「Think Globally, Act Locally」には、あまり同意しないのです。そんな賢くてご立派なことよりも、身近な「現場」に立って五感で感じてみられてはいかがでしょうかと。あるいは、身近な「現場」に関心を持って頂けないでしょうかと。そこから、自ずと「見える」ことがあるのではないでしょうかと。

私の持っていたそのような「動機」からすれば、

>オーヤさんの記事をよんで、感じたこと考えたこと…そこから自分の行動や気持ちも変わったりするのかもしれません。そのちょっ>とした変化が未来を変えるきっかけになると信じたい。

とおっしゃったつなさんや、

>「クロロフィル 東京湾」で検索してみました。
>色分けされたデータが見れました。想像通り、東京湾も内側は赤いところが多く、横須賀以南は青いところが増えていました。
>もっと他の地域も知りたくなりました。

とおっしゃったダルコさんのようなご意見で、私は、もう、充分!!!と申しますか、正確には「ヤッター♪♪♪」と申しますか……

>言葉を伝えること、言葉で伝えること。言葉が伝える力を信じる
>こと

というけえたんのおっしゃるとおりでして、私はただ「現場」に立つことの意味を伝えたい一心でした。で、「そこから先」は、私は何も申し上げるつもりはないし、申し上げるべきでもないと思うのです(関連情報のご提供ぐらいは、いくらでもさせて頂きますが…)。

もう少し言えば「現場」に立つ動機だって、「不純」というか、美味しい、楽しい、嬉しいの方が良いというか、人として「まっとう」だと思うのです。

>きれいな海の美味しい魚。食いてーーーーーーっ!
>ところで、厚岸湾の砂の海底に広がるアマモの「草原」の美しさがどんなだったか、とっても気になります。(ちさとさん)

>カサゴ!!
>食らう!食らう!
>次初島行ったら絶対食らう!! (いれ○んさん)

>出張で帰ったら、九州の魚の旨さに驚きました。なんともったいないことをしていたのか。(ダルコさん)

そういう「思い」が、次に現場に行ったときに、「五感」を一番生き生きと発揮させるエネルギーになるのではないしょうかと。
そうそう、私も、昨年たまたま屋久島で食べる機会があったサバの刺身ですが、「こんなに美味いものがあったのか…」と絶句するぐらい美味しかったです。人生観が変わります。スーダン烏賊略で(あ、校長先生に怒られる!!)。あと、故郷の川の鮎の塩焼きもホント美味しかったですね~!!

で、さらには、

>そう、私は「美しい海」の「美しいゴミ」に魅せられて深みに深みに引き込まれていっていたのでした。(QTさん)

>伊豆で深みに誘われたことはあります。(いれ○んさん)

のように、もう、どっぷりと、自然に浸りたいなあ…と思わずにはおられません。私も、普段は

>スーパーの切り身になれてしまった。

とおっしゃるおやさんと、たぶん同じく、自然と縁がありそうで、実際にはあまり縁のない生活ですから。皆さんのコメントを読ませていただいて、私は、逆にたくさんの力を頂いたような気がします。

乞う!!美味しい魚!!!

乞う!!!美しい海!!!!

その「思い」が、「現場」に立つ動機となり、ヒトが生き物として持つ五感を最も鋭敏に働かせることにつながるでしょう。「そこから先」については…(烏賊略)。

あ~~~!!私も、行きた~~い、食べた~~い!!!!


by 033 オーヤ (2009-06-08 01:34) 

014けんづる

オーヤチ!!久々にオーヤチの本来の姿を拝見しました!!

けんづるも仕事柄、色んなところでお魚をいただきますが、
味音痴ゆえ、「美味い!!」って叫ぶほど美味しいのも、うぐってなるほど美味しくないのもわからないです。
しかし、目で見る海の色。
確かに違うんですよね。
けんづるのすむ三重県も、南のほうの熊野灘あたりは綺麗ですが、北のほうの伊勢湾。特に津から北あたりは本当に目を覆いたくなる。。。

もともとが山育ちの人間なので、海への憧れ、畏敬の念が強く、引き込まれそうな海に対する恐怖がとても強いのですが、
そんな気持ちにさせてくれるほど美しい海は、地元以外の海を訪ねて初めて感じたのです。

地元の海が、綺麗でない事実。
そのことをきちんと考えたい。
と思わせていただきました。

ありがとう!!
自分の周りからデキルこと。
もう一度しっかり見直したいと思います。

by 014けんづる (2009-06-08 07:59) 

047 みつりんご

QTさん、
ご夫婦でダイバーなのですね。お子様が外へ出歩けるくらいになれば、夫婦で交互に、どちらかが潜って、どちらかがお子さんの面倒を見て、と言う形で潜っていらっしゃる方々もいらっしゃいますね。ただ、お母さんが海に入って行くのは、慣れないお子さんにとってすごく怖い事のようですので、最初はちょっと苦労するかもしれませんが^^;
11さんも言われてますが、15歳くらいになればお子さんもダイビングできるようになりますから、ご家族で楽しめるようになるといいですね。

僕は北米大陸ではまだ潜った事が無いので、いつか潜ってみたいなとは思います。でも、何気に北米大陸って緯度高いので海が冷たいんですよね?^^;

ウォールダイビングはドロップオフを背にした時には深度を気をつけてないと確かに危険ですね^^;透明度の良い海だと深度間隔が狂っちゃいますものね。僕も以前シパタン(マレーシアとインドネシアの国境にある島)に行った時に、あぶねっ、って事はありました。写真やビデオ撮ってると特に危ないです^^;

ブログ、たいした事は書いていませんが、どうぞご覧ください。

11さん、
家族でダイビングしてるんですね。すごい。
初島はショップ引率でないと潜れないので、なじみのお店になっちゃうんだと思います。普通はそういう事はあんまり話をしないですからね。

こちらこそ、いつか、一緒に潜れる日を楽しみにしてます。

オーヤさんへのレスはまた後ほど。

by 047 みつりんご (2009-06-08 17:58) 

023-QT

オーヤさん、
美しいなと思える自然なのだから、そう感じたままでいてもらえる努力はしていきたいですね。
Qの故郷は日本海(北陸です)、夏に帰ったら、海や山をまた違った視点で見つめたいと思います。
もちろん、おいしいお魚も食べてきます。
山とか森とか林のお話も待ってます。

11さん
ご両親と一緒にライセンスを取ったんですね、うらやましい。うちの子も(今7歳)、いつかは海に潜りたいと思っているようです。
水泳教室でも、潜ってばかりでコーチに注意されてます。

>伊豆は海の底へ沈んでいきたくなるような、そんなイメージがありますの。

どんなんだろ? やっぱり引き込まれるぐらい魅惑的?

みつりんごさん、
もう7年も潜ってないのでダイバーと言っていいのかどうか。
確かに北米、特にNY近郊の海は夏でも水が冷たく、透明度も悪く、もちろんきちゃない!そうです(夫談)。
楽園ダイブ専門のQは、そんなちっとも楽しくないダイブはごめんです。
いつかは息子とも、海の生物と向き合えるスリルと喜びを分け合いたいです。

ブログ覗かせてもらいました〜
『カサゴの唐揚げ』もお刺身も あぁ 生唾っ。
いやぁ〜 今は、デジカメ付きマスクなんてのがあるんですね。うん、あのフル装備の人に海中で会ったらコワイかも。

by 023-QT (2009-06-09 13:52) 

033 オーヤ

あうたん、お久しぶりです。

>しかし、海を汚している張本人は人間です。
>自分が綺麗になるために積極的に水を汚します。
>私もそのうちの一人なので、誰も責めはしませんが
>そう言う事実があると言うことを認識しています。

思ったとーりですね♪
あうたんなら、なんとなく、そんなことを言うだろうと思ってました。
ええ、飲みましょうねえ。山菜はホントに行きたかった。蛍は知らんかった。
でも、そろそろ、裏にも顔を出しますよ♪

けんさん、コメント感謝です。
「本来の」って…ははは。うーん、そーなんですよね。
もーちょっと、馬鹿話でゆるゆるやりたいと思うのですけど。性格かしら。

>けんづるのすむ三重県も、南のほうの熊野灘あたりは綺麗ですが、北のほうの伊勢湾。特に津から北あたりは本当に目を覆いたくなる。。。

三重県民として、ホント、同感です。
私の通った大学は、津の海のそばにあります。
研究室から10分歩けば海でした。海は私の全てを癒してくれたような気がします。
父親の実家、島根、浜田の海もそうですが、津の海もとても思い出深い海です。
言わずもがなですが、そこに住む人も含めて、暖かい目を失わないでいきましょうねえ。

みつりんごさん、ドキドキ…なにを言われるんだろう?
ブログ、少しだけ読ませていただきました。さては、デキル人ですね?
またじっくり読ませていただきます。

QTさん、再レスありがとうございます。

>美しいなと思える自然なのだから、そう感じたままでいてもらえる努力はしていきたいですね。

ほんとですよね。
私も自転車で日本全国を旅して回った大学時代の終わり、そう思って趣旨変えしました。
卒研では工学部応用化学科で人工臓器の素材なんて研究していたのにね。
私のその後のリキんだ努力はすっころんでばかりですが、QTさんのような自然体がベストですよね~♪
楽園ダイブの話、いつか、記事に書いて下さいよ?QTさんが書くならきっと素敵な記事に違いありません。
勝手に楽しみにしています~~

P.S.そうそう、最初のレスの冒頭に書くべきでしたが、けえたん、ホント、ありがとね!!!
by 033 オーヤ (2009-06-10 02:15) 

A.U.

おーやち

気に掛けてくれてありがとう。
少し気持ちにも余裕が出てきましたか?
待ってるよ~

あう
by A.U. (2009-06-10 08:38) 

014けんづる

オーヤチ。レスおおきに!!

蛍のこと、連絡すればよかったね。ごめんね~。

あうたん同様待ってるからね~!!
by 014けんづる (2009-06-10 09:51) 

047 みつりんご

オーヤさん、

どきどきしてましたか?ごめんなさい、遅くなりました。

僕のコメントでほっとして頂いたようで恐縮です。

ダイビング、やりましょうよ。うらやましいなんておっしゃってないで「現場」に行きましょうよ。(^^)

一つ、書くのを忘れていましたが、普段僕がスキューバダイビングで潜っているのは11さんと同じく伊豆辺りの海で、愛知県では潜った事はありません。僕の記憶が確かならば三河湾にはスキューバダイビングできるポイントは無いと思います。スキューバダイビングって漁業者から見るとやっぱり海の生態系に少なからず影響を与えますし、密漁というリスクがあるので、歴史的に漁業者が港湾を守ってきた日本では、漁業者と仲良くできる場所でないとできないのです。

海水温に関しては定点観測をしている訳ではないのでデータとして客観的な物は持ち合わせていないのですが、感覚的にはそんな感じです。地球環境の点からはまずいのでしょうが、一人のダイバーとしては冬場潜る時の冷たさが厳しくなくなったという事なので、不謹慎ではありますが、潜るのが楽になっているという部分もあります。それなりの装備をしていても暖かいほうが絶対的に楽ですから^^;

エコに関していえば、先日i-MiEVやステラの電気自動車の市販開始がアナウンスされましたが、

電気自動車は本当に環境に優しいのか--ドイツの研究から明らかになった課題
http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20392758,00.htm

と言う記事がちょっと前にありました。
簡単に言うと、現時点で電気自動車を大量に使ったとします(上の記事では100万台の電気自動車またはプラグインハイブリッド車を想定しています)。帰宅時間にプラグイン車の充電が始まったとすると、果たしてその電力はどの方式で発電されるだろう?と言うレポートです。通常電気自動車に充電する為の電気を発電する為のCO2排出量に関しては原子力発電等で試算されます。しかし、電力需要がピークの時間帯に電気自動車が充電を必要としてたら?CO2排出量がへたをするとガソリンエンジンを上回る発電方法で発電されるかもしれない。と言う記事です。

ところで、僕はオーヤさん言われる「現場」にいるかもしれません。でも「そこから先」に関しては...どうなんでしょうね?
オーヤさんは
>現場」を五感で感じる方々は、行動も、「やむにやまれず」具体的になると思うのです。
とおっしゃっていますが、
QTさんが言われるように
>でも、なかなか徹底できない、、、やりすぎると快適な生活がなくなってしまうから。
が僕も本音です。
3.4Lのエンジンを積んで2tを越える車重のクルマに乗っています。理由はダイビング機材を載せて箱根の山を登る必要があるからです。
洗剤やシャンプーも一時期は海にやさしいというのを使ってましたが、今は普通の市販品です。理由は単純に手に入り難いからです。
年に1回ダイビングの指導団体が行っている熱海港にある海釣り広場の前の海底に潜って海の中のゴミ拾いをすると言うイベントにもここ2年くらい都合が付かず行っていません。参加する時も「たまにはいつもお世話になってる海に何かしておかないと罰が当たるかな?」という位の気持ちであって、サンゴの保全活動をしている人達のような何か信念を持ってやってる訳ではありません。

前のコメントで書いた様に、伊豆の海は綺麗にもなってませんが、汚くもなっていない、だから、そんななのかもしれません。

温暖化にしても、猫目さんがご自身のBlogで「太陽が弱ってるらしい」と言うのを書かれています。
http://annalog.cocolog-nifty.com/annalog/2009/06/post-9780.html

>このままやとミニ氷河期かなんて話もあるらしい。

結局は僕らが抗えない様な大きな力に飲み込まれてしまうんじゃないの?と言う気がしなくもない、と言うのが正直な所です。

ブログ、お読み頂いたようで、ありがとうございます。
デキル奴?
全然デキル奴なんかじゃない気がします^^;
by 047 みつりんご (2009-06-10 22:29) 

047 みつりんご

QTさん、
ダイバーだったけど、子育てとかいろいろな事で潜りたいけど潜れないって人も、やっぱりダイバーですよ。いつでも海(川や湖も)は待っててくれます(^^)

マクロ生物の写真撮るのが好きなダイバーだと、透明度なんで関係ない様なのですが、楽園ダイブ派な人はやっぱり透明度とお魚の多さ/地形ですね(^^)

>『カサゴの唐揚げ』もお刺身も あぁ 生唾っ。

日本へ来られた際には是非。

>いやぁ〜 今は、デジカメ付きマスクなんてのがあるんですね。うん、あのフル装備の人に海中で会ったらコワイかも。

考えたのはQTさんのいらっしゃる大陸の方ですけどね^^;
by 047 みつりんご (2009-06-11 22:09) 

033 オーヤ

みつりんごさん、再コメント誠にありがとうございます。いや~、もう、するどくて土井スルーで嬉しくなっちゃいますね~♪♪というか、「電気自動車は本当に環境に優しいのか」の記事も大変勉強になりました。ありがとうございます。

で、

>3.4Lのエンジンを積んで2tを越える車重のクルマに乗っています。理由はダイビング機材を載せて箱根の山を登る必要があるからです。

とか、

>洗剤やシャンプーも一時期は海にやさしいというのを使ってましたが、今は普通の市販品です。理由は単純に手に入り難いからです。

とか、

>海底に潜って海の中のゴミ拾いをすると言うイベントにもここ2年くらい都合が付かず行っていません。(中略)サンゴの保全活動をしている人達のような何か信念を持ってやってる訳ではありません。

とのことですが、みつりんごさんとは、とっても良いお友達になれそうな気がします。というか、もう、ほとんど核心を突いておられると思います。

というのは、「環境のために、できることからやる」と言っても、そうそうできないのがまさに人間の真実だと思うのです。ちなみに我が家も以前はセッケンを使って食器を洗っていましたが今は普通の洗剤です。理由はヌルヌルしてすべって落としやすいから…という感じで、人様に言えるような「エコ」はほとんどやっておりません。

暴論を言いますが、いわゆる環境にやさしい一つ一つのことは、それ自体は、実質的には自己満足の域を出ません。もちろん、実践するに越したことはありませんが、大勢には影響ないし、できなかったからと言って悩むほどでもない。例えば海の中のゴミ拾いだって、そのイベント自体で劇的に状況が改善するわけでは決してないですよね?

でも、一方で、「現場」に近いみつりんごさんは、決して海に自らゴミを捨てたりはしないだろうと思うのです。やたらと汚いものを洗うときはあらかじめ汚れを拭き取ってみるとか、普段の生活で「それなりに」気を使っているはずですよ?それは当然とおっしゃるでしょう?それで「エコ」だなんて、恥ずかしくて言えないのではないでしょうか。つまり「環境にやさしい」ことを少し頑張ったぐらいでは、決して「贖罪」されないことをよくご存知のはずです。

唯一大切なことは、自分の五感で感じ、ある意味「どうすることもできない罪深さ」を認識し、でもどうすれば良いか、自分の頭で考え続けることだと思うのです。そうすると、何か具体的に行動を選択しなければならないときは、妥当な行動が選択が出来ると思うのです…ねえ、あうたん?

例えば、みつりんごさんも、1台どうしても必要なクルマとしてプリウスという選択はあり得ないでしょうけど、2台目とか、機材を載せて箱根の山を越えることはないクルマを買う機会があって予算がそれほど不足しなければ、選ぶんじゃないでしょうか?プリウス…別にプリウスを礼賛するわけではないけど、一度発生させた運動エネルギーを無駄なくトコトン使い切るという物理法則的な合理性では、とても魅力的ですよね?…え?いや、走りとロマン重視ですか?実は私も…そもそも日常的にはクルマに乗らないし…ゴニョゴニョ…

ともあれ、「環境に良いから」とマスコミや他人に踊らされるエコなんかだったら、いっそ、やらない方が良いと思うのです。「信念」だって、それが「正しい自分」を証明することが目的になってしまうなら、持たない方が良いと思うのです。自分の頭で普段から考えて、これは少なくともより良い結果につながると確信できるならば、エコとか言うことなく、淡々と「そちら」を選択する…それが、本当に意味のあることではないかと。

手前味噌ですが、まだまだ住宅ローンを抱えて長く住む家なので、何かエネルギー消費を減らせる設備投資を…と思って、結局、太陽熱温水器を選択しました。今、太陽光発電の方が明らかに時流だし、補助金も出るのですが、熟慮してこちらにしました。いまどきカッコ悪い、と言われることもあるようですが、色々調べてこちらの方が良いと確信しています。私は自宅で消費しきれない高級な電気エネルギーをワザワザ新たに作って売ることで採算を取るよりも、活用されていない熱エネルギーを合理的に利用して電気エネルギー等の消費を単純に減らす方が「より良い」と考えたのです。

http://www.tennen.org/point/point5.html

それで、最後に来るのが、まさにおっしゃるとおり、

>結局は僕らが抗えない様な大きな力に飲み込まれてしまうんじゃないの?と言う気がしなくもない、と言うのが正直な所です。

という感覚であって、そーなんです。ちょっとやそっと頑張ったところで、環境の変動には勝てません。予測も対策も困難です。だから、一過性のブームなんていくら盛り上がっても要りません。しかし、だからと言って「何もしない」というわけでは決してないのです。海の中にゴミを捨てないとか、そういう当たり前で実質的なことがエコでも何でもなく、淡々と行われる「空気」を作っていきたいと思うのです。その「空気」は、現場を知る人が多ければ多いほど、確実にできてくる、と思っているのです。人工的な空間では見落としがちな、人間は自然環境のつながりの中でしか生きられないことに気がつけば、必ず…

ここまで言っちゃったので、さらに、もう一つ、手前味噌ですが、私が全く畑違いの分野から「森林インストラクター」という資格を取得したのも、そのような理由だったりします。取っただけでは意味がないので、↓こういう企画を毎年やっています。細々としたものですが、一人でも、「現場」に目を向ける方が増えてくれればと…ホントはもう少し、企画として売れるようにやりたいのですが、いかんせん、デキルヤツに程遠い私です。

http://www.bekkoame.ne.jp/~wohya/090705.pdf

そーいうわけで、みつりんごさんの今回の書き込み、私はとっても嬉しかったです。みつりんごさんは絶対にデキル奴です。エコとか言わずに、淡々と、当たり前のように出来る人が増えることを願って。QTさんやいれ○んさんのおっしゃるように「ムリしない」を大切に。改めて皆さん、今回の記事への暖かいコメント、ホント、どうもありがとうございました!!

by 033 オーヤ (2009-06-12 00:19) 

037_黒犬

オーヤさん、当たり前にデキルのはデキルやつなのです。

みんなデキルやつになるのが一番いいけどそれは無理。

できないヤツをどう動かすかなのです。

デキルやつから見たら何の意味もないことでしょうけど

エコにつられてデキないやつも、エコだからなちょっとのって

やってみるか、と思ってくれるだけでいいのです。

何も考えていないたくさんのデキないやつを動かさないと

自体は改善しないのです。デキルやつから見たらバカらしい

ことかも知れないけど、できない私はそうやって踊らされるの

ですよwww










by 037_黒犬 (2009-06-12 12:37) 

069しょうた

オーヤさま

もうすでに、みなさんがさまざまな素晴らしい※を書かれていて、
オーヤさんも、まとめの※をアップされてますので、今さらで申し訳ありませんがすが、
自分として、以前からずっと引っかかっていたことに触れられていましたので、少しだけ※させていただきます。

今からさかのぼること30数年前、自分が小学生だった頃、
社会科の授業で公害問題を勉強しました。
そのときは、自分で自分の首を絞める公害が、どうしてこんなにも発生しているのか、不思議でしょうがありませんでした。
そのときの自分としての結論が、
「(その当時の)大人は、公害のことがわからなかったんだ。
こうして勉強した自分たちが大人になったら、絶対に公害なんてなくなるんだ」
と、いうものでした。

それから30数年たって、やっぱり公害はなくなっていませんでした。
それどころか、もしかすると地球そのものが滅んでしまうかもしれない、とまで言われるようになってしまいました。

確かに、今、エコがブームです。
エコのためであれば、何でも許されるかのような風潮も見受けられます。
これについて、あえて何もいいません。
でも、皆さんがおっしゃるように、すべてものものには2面性があります。
もしかすると、間違ったエコブームのために、さらに加速をつけてしまっているかもしれません。
そう考えると、何もしない方がいいのかもしれないとも思ってしまいます。

でも、あきらかにやらなければならない、
やってはいけない、“当たり前”のことがあると思うのです。
そして、悲しいことに、今、ほとんどの人にとって
それが当たり前でなくなっているように思えます。

ですから、オーヤさんがおっしゃる、

>そういう当たり前で実質的なことがエコでも何でもなく、淡々と行われる「空気」を作っていきたいと思うのです。

は、ほんとうに素晴らしいことだと思います。
ほんとうに今、必要なことではないかと思います。

自分も、当たり前のことが当たり前であるために、
自分に何ができるのか、
どうすれば良いのか、を考えなければと思いました。

いつの間にか自分も、あの頃思った、“知らない大人”になっていたんですね。

そのことを思い出させていただいた、
このことに気付かせていただいた
今回の記事に、心からの敬意と感謝を込めて。
by 069しょうた (2009-06-12 16:39) 

044 ichigo

鈍ガメラでゴム。
北海道で生まれ育ったいちごです。

小さいころからね。
海はきれいなものだと思っていた。

いちごの地元はあんまり海がきれいな方ではないと思っているけれど、
それでも時化た翌日に浜に上がる貝を刺身にできるくらいはきれい。

子供のころは海キャンプが大好きだった。
おそらく水深3~5m程度の磯で潜る。
もちろん水は水底の生き物の営みが見えるくらい綺麗。
一度海に入ると数時間は戻ってこない子だった。

だからね。愛知に来てびっくりしたの。
まずは、海の匂いに。潮の香りが、変。
化学的なおだしのようなものが混ざってるような・・・。

次に、魚の美味しくなさに。
もちろん魚の種類が違う敷居の高さはあったけれど、
それ以上に「食べたい!!」と思わせる魚がいない。

そういえば知人が三河湾を「産廃のプール」と称していた。
言い得て妙だと思った。

愛知に来てもうかれこれ6年くらいたつけれど、
海好きないちごが一度も海水浴してないの。
上流にのぼっての川遊びばかり。

綺麗な海が恋しいです。

既に汚れてしまったものをきれいにしていく努力。
そしてまだ綺麗なまま残っているものをきれいなままにしておく努力。
何が正解かなんてわからないけれど。
できることから努めていこうと思います。

愛してやまない海のために。


ちょす。
by 044 ichigo (2009-06-13 23:33) 

031 11 @ みんながおぃらだとわかってくれれば呼び名なんて

ついさっき、今年初ダイブ in 伊豆大島 から帰ってきたぉ。
大島の海には、拾うようなゴミがありませんでした。

東京湾とはいえ、遠いからかもしれません。
大島まで行くような、海好きが集うからかもしれません。

ただ、大島まで向かう船は、
果てしない量の石油を使っているはずです。
みつりんたんも書いていましたが、
おぃら達は海底で砂を巻き上げ、
静かに暮らしている魚に閃光を浴びせ、
生態系に影響を与えているのでしょう。

伊豆大島で海を楽しむおぃら達は、本当に環境にやさしいんだろうか?
帰りの船の中でそんなことを考えながら、眠りについていました。


> みつりんたん
たぶん、凄いのは40過ぎて家族巻き込んでダイビングを始めたうちの親父です。
まぁ、気がついたらリゾートダイバー化した親父が一番本数少ないんですがw


> QTたん
息子さん、素質ありま船。
ぜひぜひ連れて行ってあげてくださいな。

で、伊豆はきっと楽園よりはNYに近いです(^ ^;
でも、そんなところでも生きている生命は感じられます。
アジとかイワシとかハゼとかイカとかタコとか。。。
あ゛、おぃらのダイバーとしての趣味がばれるww


> オーヤち・みんな
えっとね。
「環境」っていう、なんか途轍もないスケールだからわかりにくいんだけど。
おぃらたちの行き着く答えの1つは、既にみんな出しているような気がするぉ。

この言葉の使い方が適切かどうかはわからないんだけど、
おぃら達が求めているのは、環境に対する、「やさしさ」だと思うんだ。




、、、
おまえその頃ROM専だったろ。なんてつっこまないよーに。

by 031 11 @ みんながおぃらだとわかってくれれば呼び名なんて (2009-06-14 00:17) 

033 オーヤ

わあ、黒犬さん、しょうたさん、あ、いちごたんも!レス頂きましてありがとうございます!!どんな人だろう?と、ちょっと気になっていた方々からレス頂けるのはとても嬉しいです。しかも、成り行きで「まとめ」の※を書いた後なので、これでお気楽?番外編ができます。いや~、嬉しいですね。番外編。今までの話はなんだったの?ということもあるかもしれませんが、それは、気のせいということで…

まず、北海道生まれのいちごたん。北海道の海って、ホント、すごい豊かだもんねえ…私も、実感として、ちょっとはわかる。知らなかった私は少し人生が変わるぐらいの衝撃。南の海がきれい、というけど、北の海のきれいさは、何というか、竜宮城的楽園とは違う、深い森のような滋味のある豊かさだと思う。数時間は戻ってこないというのは、ホント、そうだろうなあと。

愛知三河湾での愕然ぶり、もう、ああぁ、としか言えない。代償行為で川に行っちゃいますよね~私も綺麗な川を求めてさまよい続けてしまっています。直視するにはあまりに過酷な現実なのです。…まあ、でも、とりあえず「遊び」に行くのは「良いところ」だよね~…というか、子どもには、原体験として、母なる水の世界の素晴らしさに目を丸くできるところを。

遊びに行ける川も愛知は厳しいですよね。豊川上流とかでしょうか。もっと足を伸ばせば、尾鷲あたりとか、海もいいけど、山から海に直接つながるような川の河口部あたりで潜ると、生き物もすごく豊かだし、海水と淡水の混ざり目のユラユラが潮の満ち引きでどんどん変化して、なんというか地球の息吹というと大げさだけど、そういうリズムのようなものを感じたり…私も一回しか行ったことがないけど、もう一度、行ってみたいなあ。あとは若狭あたりかなあ…このあたりは、Zさんが本職ですよね!!

で、しょうたさん、この部分、全く、同じですよ!!

>今からさかのぼること30数年前、自分が小学生だった頃、
>社会科の授業で公害問題を勉強しました。
>そのときは、自分で自分の首を絞める公害が、どうしてこんなにも発生しているのか、不思議でしょうがありませんでした。
>そのときの自分としての結論が、
>(その当時の)大人は、公害のことがわからなかったんだ。
>こうして勉強した自分たちが大人になったら、絶対に公害なんてなくなるんだ」
>と、いうものでした。

いや~、世代ですなあ、と一言で言ってはいけないのかもしれませんが、ものすごい感慨があります。三重で育った私には、四日市はそーいう見本のような場所でした。まさに、小学生の頃、そーいう作文を書いたような記憶があります。思えば、それで人生間違ったんだろうな…おっと、言い間違った。あれが私の原点なんでしょう。

それにしても、その第一線に職業として飛び込んでみて、今、ビンボーが身に染みていたりします。ヒトコトで言えば、普通は誰も積極的にお金を使いたいと思わない分野。後ろ指をさされるのはイヤだから、仕方なく、最低限形式が整う程度のお金を回す、という分野。中学生になった子供に「父さんって無茶苦茶頭いいじゃん。それなのに、どーして父さんはもっとお金をもらえるような仕事を選ばなかったの?」と非難?される始末。確かに子供からしたら、いい迷惑かもしれません。

まあ、しかし、お金が回ってこない分野だからといって、嫌いな表現ですけど「底辺」的な人々におしつけてオシマイではなく、多少は能力のある人間がちゃんと世の中に訴えていかないといかんような気がしますしね~…つまり、多少は弁が立つというか、文章が書ける人間が。これも神様のお導きということなのかしら?などと、勝手に自己陶酔していたりします。だから、お褒めのお言葉が、素直に嬉しいです。

ですから、ダイビング、ホントにやりたいのですが、財政的に極めて無理が…すなわち、私の財政では、月3000円のオーケストラの団費の支払いがいっぱいいっぱいでして、楽器は裕福だった学生時代に買ったものが全てですし、それ以外に節約できるところは、もう何もないと申しますか、具体的には自販機の120円ですら、私の日常では出せない…恥ずかしいのでこのあたりで。もっとも、不遇というよりは、社長と喧嘩して会社を辞めたり、持ち家とか財政以上に無理をしている分のツケを払っているだけですが。まあ、そのうち、良いこともあるでしょう。

>いつでも海(川や湖も)は待っててくれます(^^)

とのことですし♪

それにしても、このレスでは思わず自分語りになっていますが、校長先生おっしゃるとおり、ネットというのは早いというか、ある意味オソロシイものです。思わず、最初は全く書くつもりもなかったことまでも、現に、こーやって書いてしまっていますし。それで、その極めつけが黒犬さんから、このコメントを頂いて…

>できないヤツをどう動かすかなのです。
>エコにつられてデキないやつも、エコだからなちょっとのって
>やってみるか、と思ってくれるだけでいいのです。

ホントに、ネットというのは、オソロシイものです。書くつもりもなかった「先」を言い当てられてしまいます。

私は、環境問題と言えるものの事態の打開には、三つの段階があると思っています。

第一段階は、それが正しいことだからという理由で、力んででもやらなければならない、という認識でやる「環境にやさしい」というアクション。

第二段階は、それが正しいとか「頭の中での理屈」を越えて、生き物としての感情の発露として行われる「守りたいモノにとってより良いんじゃないかな」というごく自然でムリのないアクション。

もう皆さんお見抜きのとおり、私は第一段階の持つ限界というか自己目的化してしまう欺瞞を揶揄しつつ、現場をキーワードに第二段階へ移行しましょうよ、とお誘いの文章を書いてみたわけです。しかし、現実には、淡々とした第二段階でも限界があります。黒犬さんのおっしゃるとおり、デキル人しかやりません。それで、本当のところは、

第三段階として、そうすることで気持ちよいと実感できるというか、じわっと心が温かくなるというか、「嬉しい」を感じることができ、周囲もやってみようと引き込まれるようなアクション

というものが必要になるわけです。私にも、第三段階が具体的にどういうものであるか見えていません。ただ、イメージとしては、例えばまた引っ張り出しますが、プリウスがヒットして、その理由として「ガソリン1リッターで何キロまで伸ばすことができるか」というゲーム感覚(楽しい)とお金の節約(嬉しい)が一体になっていることが挙げられると思うのです。環境問題は、こういう性質がないと、実効性のある解決として打ち出せない。

ここまで書いたついでに、かなりヤバイことをバラしちゃいます。怒ったり楽しんだり散々振り回しておいて、最後には結局ホロリとさせ「良かった」と心が喜ぶ見事な後味…誰のことかはお分かりですよね?私、たぶん、動機が不純なんです。いつの頃からかは忘れましたが、途中から、この手法は「使える」と。私は第三段階について、今は何もできないけど、「試み」とか「次のステージ」とかに何とかついていけば、何かしらヒントを見つけれるんじゃないかな?と…人を楽しませる、人を喜ばせる、そーいうエッセンスが。もっと正直に言えば、自分ではたぶん最も不得手な部分が、多少なりともマシになるのではなかろーかと。

そーいうわけで、このレスは、あまり多くの方に読まれないことを期待します。ただ、今回熟慮のうえわざわざコメントをいただいた皆さんには、お話し差し上げても笑って受け止めて頂けるかな、と。なにぶん、番外編ですし。ええ。建前として正式なレスとしては、すでに述べたとおりです。

あ、気がつけばもうこんな時間。寝なければ、明日(今日か)リトルワールドまで行く自転車のパワーが…さらに、書きはじめにはなかった現場帰りのいれ○んさんのレスが…ありがとうございます。もう、何も付け足すことはありません。

それでは、皆さん、毎度の長文にお付き合い下さいまして、誠にありがとうございました!!


by 033 オーヤ (2009-06-14 01:40) 

047 みつりんご

オーヤさんの思い、わかりました。
で、番外編という事でゆるゆるで行きます(^^)

ゴミは確かにゴミ箱に捨てています。確かに当たり前の事なんですが、いつからそう言うことが出来なくなっちゃった人が増えたんでしょうね。
指定席の特急電車に乗ると、たまに僕の乗車駅まで乗っていた前の人の空き缶とかが残っている事があります。100歩譲って終点だったら車内清掃が入るからと置いていくのを許したとしても、途中の駅ではそこから乗る人が良い気持ちじゃない事くらいわからないのでしょうかね。悲しい事です。

車は、沼津市の一角にあるといわれているカフェに集まる人達に感化されましたので、やっぱりそっち方面ですね^^;

太陽熱温水器は実家で僕が中学くらいの頃から使っています。深夜電気温水器もあって、お風呂は配管がわけわかめになっています(笑)
太陽電池と燃料電池との裏側とでも言うべき部分が先週NBOで記事になっていましたね。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090605/196816/

ichigoさんの北海道、11さんの伊豆大島と、三河湾が決定的に違うのは三河湾は閉鎖的水域であるという事でしょうね。東京湾の奥とか有明海の奥とかと同じで、外洋ではありませんので、川から流れ込んだ水はどうしてもそこに留まってしまいますね。その流れ込む水はトヨタ自動車とその関連企業の成長を担って来ましたし。

>「ガソリン1リッターで何キロまで伸ばすことができるか」というゲーム感覚(楽しい)とお金の節約(嬉しい)

ホンダが「Hondaが、レースを始めます。」というキャッチコピーの全面広告を6/12の新聞にだして、ゲーム感覚の部分を自動車メーカーとして始めましたね。
http://www.honda.co.jp/news/2009/4090611.html?from=box

本格的なダイビングじゃなくても、まずは海へ入る事から初めても良いのでは?水中メガネがあれば海の中は覗けますよ。尾鷲とか若狭とか、行ってみたいと思われている場所へ行って、まずは海の中を覗いてみては?それだけでも、ずっと「現場」に近づけるのでは?お子さんと海水浴に行くという名目で行っても良いでしょうし^^
by 047 みつりんご (2009-06-14 17:14) 

032_oyasan

みちゃいました(ボソ

オーヤさん たくさんのレスありがとう。
ほんと 考えさせられました

(おやさんこと まおたん ウフフ)
by 032_oyasan (2009-06-14 20:52) 

033 オーヤ

ええ、番外編でゆるゆると…みつりんごさん、再レス誠にありがとうございます。

>太陽熱温水器は実家で僕が中学くらいの頃から使っています。深夜電気温水器もあって、お風呂は配管がわけわかめになっています(笑)

なんか、わかるような気がします。ウチも何故かエコウイルがついています。建売住宅の標準装備でした。ちなみに、建売の商売を邪魔するつもりはないのですが、個人的には建売はやめた方が良い、というのが私の実感です。実際の作業現場(末端)までにお金が回らないのでしょうね。カタログ的な装備などは良いのですが、実際に屋根裏や床下に潜ってみると、やっつけ仕事をせざるを得なかったのだろう職人さんの心意気(皮肉です)がうかがえたりします。

ちなみに、その自慢の設備であるエコウイルは、我が家では結局ほどんど稼動していません。コジェネという考えは秀逸なのですが、電力が余っても売ることを禁止された状態では、お湯をさらに加熱するヒーターの電力として使われ、エネルギー品位の観点からは、かなりの無駄をやることになります。このテーマで私に語らせたら、今回と同じぐらいの文章が一本書けるかもしれません。ご紹介の記事も、まさに、燃料電池を巡るそういう話題だと思いました。

で、三河湾の汚濁について、閉鎖性水域ということでコメントを頂きました…私、実は、大袈裟ですけど、少し感動しております。そういう議論がここでできるなんて、思っても見ませんでした。このあたり、半分専門家の領域になってきますが、せっかくですので、ちょっとお付き合いいただけますと嬉しいです。

>東京湾の奥とか有明海の奥とかと同じで、外洋ではありませんので、川から流れ込んだ水はどうしてもそこに留まってしまいますね。その流れ込む水はトヨタ自動車とその関連企業の成長を担って来ましたし。

そのことですが、関連情報として、例えば次のような文章をあげさせていただきます。

http://leio.lin.go.jp/tkj/tkj18/shingi1_18.html

ここの途中の図面にありますように、実際には工業排水が原因である部分は少なく、畜産排水と生活排水がメインとなると言われています。最近ではノンポイントソース(面的汚染源)などと言われて畜産のほか畑作の影響もいわれています。

で、おっしゃるとおり、水の停滞が本質的な問題なのですが、一連の研究によれば、閉鎖的水域に流れ込む河川は、実は、水の入れ替えを促進します。つまり、流れ込んだ水は淡水ですので、密度の違いから海の表面を滑るように急速に外洋へ外洋へと出て行きます。その際、表層から下の海水も、引っ張るように外洋へ外洋へと連れて行きます(これを「連行加入」と言います)。そうすると、淡水の外洋への流出に引っ張られて海水が少なくなった部分(湾奥)には、下層から、もとは外洋から来た海水がゆっくりと入り込んできます。こうやって下から上へとグルリと回るように湾の水が入れ替わっていました。

ところが、三河湾の場合、主要河川である豊川の水量が大きく減りました。それは、豊川用水として、渥美半島の先まで、農業用水として大量の水が人為的に導水されたことが大きかったそうです。つまり、湾奥に注ぎ込んでいたはずの淡水が、人為的に、渥美半島の先っぽで、かなりの量が放流されるという事態になったわけです。その結果、三河湾内の水の交換は非常に難しくなったとのことです。

つまり、良かれ、と思ってやったことが、別の面で予期せぬ結果をもたらす、という、しょうたさんのおっしゃる2面性の問題です。誰が悪い、という問題でもない。ある面では、間違いなく「正しい」ことですから…まあ、難しいですよね。だから、もし自分がエコを選択するとすれば「悪い影響が少ない」ということが確実な「古典的な技術」の方が良いと、私には思えてしまうのです。だから、太陽熱温水器とか…うーん…ただ、そんなことばかり言っていると、技術革新が起こらなくなるので鯉も飼えませんが。

で、

>本格的なダイビングじゃなくても、まずは海へ入る事から初めても良いのでは?水中メガネがあれば海の中は覗けますよ。

ありがとうございます。その海の中を覗いてみると、やはり、本格的なダイビングが「うらやましい!!」となってしまうのですよ~♪♪尾鷲とか若狭もとても良かったのですが、昨年、屋久島で素潜りしたら、本当に楽しくて、それこそ、もう、何時間でも海の中に入っていました。もう二度と行けないかもしれませんが、できれば、もう一度行きたいですね~!!

それにしても…そうですねえ…どこかで、そーいうイベントが企画できればいいですね~…子供でも楽しめる、素潜り企画みたいな…ねえ、いちごたん?みつりんごさん、そのときは、是非是非アドバイスをお願いしますね。

とか書いているうちに、おやさんこと まおたん、こんばんは♪

みられちゃいましたか。ナイショですよ?鵜麩麩。それにしてもHNも似たもの同士、どこかでお会いしましょうねえ…というか、私もけんづるたんにあだ名をつけてもらおうかしら。

そういうわけで、ゆるゆる番外編にお付き合い下さいましてありがとうございました。それでは~!!


by 033 オーヤ (2009-06-14 23:26) 

047 みつりんご

オーヤさん、
資料読みました。

なるほど。
でも、
トヨタの成長→人が必要→人を集める→食べ物が必要
なので、家畜も家庭も全部含むのです。
って言うのは苦しいですね^^;

東三河は豊川の農業用水への影響だとして、オーヤさんが寂れていると感じた一色漁港辺りは矢作川の河口域です。篠島や日間賀島は結構海産物が美味しいと聞きます。一色が寂れてしまったのは...需給バランスとかまた違う理由なのでしょうかね。
by 047 みつりんご (2009-06-15 19:32) 

033 オーヤ

みつりんごさん

>トヨタの成長→人が必要→人を集める→食べ物が必要なので、家畜も家庭も全部含むのです。

おお!!なるほど。そりゃあそうですわね。
ここでホントのことを言えば、あのトヨタさん関連工場のある場所は広大な干潟を埋め立てて作られました。

ですから、排水という面では負荷は少ないけど、干潟の浄化機能(1平方キロメートルで1万人分の下水処理場相当に相当)という面では、ものすごい損失をもたらしてしまったのも事実ではあるのです(具体的には東三河臨海用地だけで18平方キロメートル程度に及ぶ。ちなみに三河湾全体では50平方キロメートル)。

もうちょっと言えば、愛知は、トヨタさんをはじめとする自動車産業を主体に栄えた地域です。自然と引き換え、という面が確かにあったということになります。私が勤めている環境調査の会社も、自動車関係の中小の会社の排水等の測定を主要事業としており、私はそれでご飯を頂いております。ですから、私はこの件では偉そうなことはホントは何も言えないのですね。

>東三河は豊川の農業用水への影響だとして、オーヤさん寂れていると感じた一色漁港辺りは矢作川の河口域です。
>一色が寂れてしまったのは...需給バランスとかまた違う理由なのでしょうかね。

資料によれば、一色沖の透明度は、東三河とほぼ同じように低下しています。矢作川の河口域といえば気になる話があって、矢作川のアユの稚魚は矢作川河口域の海の中で過ごすわけですが、その河口域でも東側にしか稚魚はいないそうです。西側の衣浦側ではアユの稚魚は寄り付かないか、死んでしまう。船に乗った時の印象でも、衣浦側は相当よどんでいるという印象でした。ですから、一色沖あたりについては、みつりんごさんおっしゃった

>川から流れ込んだ水はどうしてもそこに留まってしまいますね。

が、かなり正解のような気がします。いや、本当に、海水温が明らかに違うのです。碧南火力発電所の温排水が、本当にその場に留まっているという感じ。明らかに水温が高い水塊が存在するのです。一方、豊川の働きは、河口が本当に湾の奥ですから、こう、湾全体を「ぐるり」と大きくかき混ぜる絶好の働きをしていたと思うのです。やはり、その働きが低下したのは、湾全体にとって、大きなダメージだったのかなあ、と…

おっと、ローカルな地名が次々と出てしまってすみません。大切なことは、↑そーいう話は、やはり、環境調査を本業にしていても、「ホントか?」と言われれば、「よくわからない」といわざるを得ないのです。当然、事態をあらかじめ予測することなんて不可能に近い。いざとなると、環境科学とかいわれるものの限界を痛感せざるを得ないのです。

だから、いつも「現場」に立っている人の「感覚」というものが、何よりも大切というか…そこで何が起こっているか、科学的予想とか、そういう「あいまい」なものを越えて、真実を鋭敏に感じることができることが、今こそ、大事なんじゃないかと。

それにしても、私、本当にみつりんごさんや皆さんとこーいう話ができて良かったと思っています。それは、現場に行かなきゃな~と思うこと以上に、例えばみつりんごさんのような現場の感覚を持った人と話をしてみるということ自体で、改めて色々なアイデアを頂けるというか…それは、「発信」してみないとわからなかったことですし、たぶん、一人で現場に行くよりことよりも、ずっと意味のあることだったのだろうと。

そーいうわけで、これに味をしめて、また別件でも…とかなんとか♪

ありがとうございました。それでは~!!

by 033 オーヤ (2009-06-18 00:22) 

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